AD-AS分析とは? わかりやすく解説

AD-AS分析

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/06 04:52 UTC 版)

AD–AS分析: AD–AS model)あるいは総需要・総供給モデル: Aggregate demand–aggregate supply model)とは、総需要(Aggregate demand, AD)と総供給(Aggregate supply, AS)の関係を通して物価と産出量(あるいは生産量、またはGDP)を説明するマクロ経済モデル英語版のひとつである。雇用・利子および貨幣の一般理論において提示されたジョン・メイナード・ケインズの理論を基にしている。AD–AS分析は近代マクロ経済学の一領域を単純化した主要で代表的なモデルのひとつであり、リバタリアニズムから、レッセ・フェールの信望者であるマネタリスト(たとえばミルトン・フリードマン)、en:Economic interventionismの信望者であるポスト・ケインジアン(たとえばジョーン・ロビンソン)に至るまで、AD–AS分析は経済学の広範な領域において用いられている。




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AD-AS分析

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/04 05:19 UTC 版)

総需要」の記事における「AD-AS分析」の解説

詳細は「AD-AS分析」を参照 AD-AS分析の「総需要曲線」はIS-LM分析から導き出される。AD-AS分析の「総需要曲線」はIS-LM分析均衡点を写したものであり、財市場貨幣市場同時に均衡IS-LM分析)したときの物価水準国民所得(あるいは生産量GDP)の組み合わせ示している。AD-AS分析では縦軸物価水準( P {\displaystyle P} )を取り横軸国民所得もしくは生産量G D P {\displaystyle GDP} )を取った図において総需要AD)と物価水準の関係を表したものが総需要曲線であり、ある経済物価水準P 1 {\displaystyle P_{1}} )のとき、 Y 1 {\displaystyle Y_{1}} がその経済総需要である。AD-AS分析では短期と長期においてその振る舞い異なり短期均衡長期均衡区別される長期においては価格物価水準名目賃金などが伸縮的であるという仮定取られることが多い。長期均衡におけるGDP潜在GDPPotential GDPと言われるまた、短期供給曲線右上がり曲線だが、長期供給曲線垂直な直線となる。

※この「AD-AS分析」の解説は、「総需要」の解説の一部です。
「AD-AS分析」を含む「総需要」の記事については、「総需要」の概要を参照ください。

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