AD-AS分析における総需要曲線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/30 09:33 UTC 版)
「AD-AS分析」の記事における「AD-AS分析における総需要曲線」の解説
AD-AS分析の「総需要曲線」はIS-LM分析から導き出される。AD-AS分析の「総需要曲線」はIS-LM分析の均衡点を写した(Mapping)ものになっており(図2と図3を参照)、財市場と貨幣市場が同時に均衡(IS-LM分析)したときの物価水準と産出量水準(GDP)の組み合わせを示している。AD-AS分析では縦軸に物価水準( P {\displaystyle P} )を取り、横軸に産出量(GDP)を取った図において総需要(AD)と物価水準の関係を表したものが総需要曲線であり、ある経済が物価水準( P 1 {\displaystyle P_{1}} )のとき、 Y 1 {\displaystyle Y_{1}} がその経済の総需要である。総需要曲線は以下のように表される。 Y = Y d ( M P , G , T , Z 1 ) {\displaystyle Y=Y^{d}({\tfrac {M}{P}},G,T,Z_{1})} ここで Y {\displaystyle Y} は実質GDPであり、 M {\displaystyle M} は名目マネーサプライ、 P {\displaystyle P} は物価水準、 G {\displaystyle G} は実質政府支出、 T {\displaystyle T} は外生的な構成要素であり、(実質の)徴収された税。 Z 1 {\displaystyle Z_{1}} はIS曲線やIM曲線をシフトさせるような他の外生変数。
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