ケイトウとは? わかりやすく解説

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けい‐とう〔‐タウ〕【傾倒】

読み方:けいとう

[名](スル)

かたむき倒れること。また、かたむけ倒すこと。

其の館舎火焔中に、—するを見て」〈竜渓・経国美談

ある物事深く心を引かれ夢中になること。また、ある人を心から尊敬し、慕うこと。「漱石に—している」


けい‐とう【恵投】

読み方:けいとう

[名](スル)人から物を贈られることを、贈り主敬っていう語。恵贈恵与


けい‐とう【恵棟】

読み方:けいとう

[1697〜1758]中国、清の学者。呉(江蘇省)の人。字(あざな)は定宇。号、崖。父祖継いで漢学研究し漢代易学復興させた。著「周易述」「易漢学」「九経古義(きゅうけいこぎ)」など。


けい‐とう【×挂灯】

読み方:けいとう

《「挂」は掛ける意》灯火掲げること。


けい‐とう【系統】

読み方:けいとう

一定の順序追って続いている、統一のあるつながり。「同じ—の言語

血統血筋。「父方の—」

同じ方面種類属していること。「青—の色」

個々のものを順序立てて並べ全体がひとつながりのものとして機能するようにまとめたもの。システム。「電気—の故障」「バスの運転—」

働きに応じて分けた身体の器官集まり

進化の面からみた生物間のつながり類縁関係

遺伝学上、共通の祖先をもつ個体群微生物の場合菌種ともいう。


けい‐とう【継投】

読み方:けいとう

[名](スル)野球で、別の投手引き継いで投げること。リリーフ。「—策」


けい‐とう【継統】

読み方:けいとう

系統うけつぐこと。特に、皇位うけつぐこと。

「—君主の制に亦其弊あり」〈津田真道訳・泰西国法論〉


けい‐とう【鶏痘】


けい‐とう【鶏頭】

読み方:けいとう

ヒユ科一年草。花の柄の上部は著しく広がってのとさか状になり、その両面赤・紅黄・白色などの小花密集して咲く。アジア熱帯地域原産で、観賞用に古くから栽培され園芸品種も多い。韓藍(からあい)。鶏冠花(けいかんか)。鶏頭花(けいとうげ)。《 秋》「—の十四五本もありぬべし/子規

鶏頭の画像
クルメケイトウ
鶏頭の画像
ウモウケイトウ

鶏冠草

読み方:ケイトウ(keitou), カラアイ(karaai)

ヒユ科一年草園芸植物薬用植物


鶏頭

読み方:ケイトウ(keitou), ケイトkeito), ケトギ(ketogi)

ヒユ科一年草園芸植物薬用植物


圭竇

読み方:ケイトウ(keitou)

(1)門の傍らの圭の形をした小さ出入口
(2)貧し住居の称。
(3)婦人寝屋

別名 閏竇


閏竇

読み方:ケイトウ(keitou)

(1)門の傍らの圭の形をした小さ出入口
(2)貧し住居の称。
(3)婦人寝屋

別名 圭竇


ケイトウ

ケイトウ
科名 ヒユ科
別名: -
生薬名: ケイカンカ鶏冠花)・ケイカンシ鶏冠子
漢字表記 鶏頭
原産 東南アジア
用途 肉冠に花が似ているので、この名前がついたようです中国では花を乾燥させたものを鶏冠花呼び種子とともに子宮止血下痢止めなどに用います園芸品種多く鑑賞用にも栽培される一年草です。
学名: Celosia cristata L.
   

鶏冠

読み方:ケイトウ(keitou), カラアイ(karaai)

ヒユ科一年草園芸植物薬用植物

学名 Celosia cristata


鶏冠草

読み方:ケイトウ(keitou), カラアイ(karaai)

ヒユ科一年草園芸植物薬用植物

学名 Celosia cristata


鶏頭

読み方:ケイトウ(keitou), ケイトkeito), ケトギ(ketogi)

ヒユ科一年草園芸植物薬用植物

学名 Celosia cristata


ケイトウ

名前 Cato

鶏頭

読み方:ケイトウ(keitou)

鶏頭花別称

季節

分類 植物


ケイトウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/19 04:45 UTC 版)

ケイトウ
ケイトウ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: ヒユ科 Amaranthaceae
: ケイトウ属 Celosia
: ケイトウ C. argentea
学名
Celosia argentea L.
和名
ケイトウ
英名
plumed cockscomb

ケイトウ鶏頭鶏冠学名:Celosia argentea) は、ヒユ科一年生植物。学名の Celosia は燃焼という意味のギリシャ語 kēleos(ケレオス)に由来する[1]。ケイトウの花が燃え盛る炎を彷彿とさせるのが根拠と思われる。

一般的に観賞用として栽培されるのは変種「トサカケイトウ(C. argentea f. cristata(シノニムC. argentea var. cristata))」であるが、本記事では特に断らない限り広義的に C. argentea をケイトウということにする。

からにかけ、赤・桃色・黄色などの花穂ができる。その形状がニワトリ鶏冠(とさか)に似ていることからこの名がついた。花期は5月から10月頃。10月9日の誕生花で花言葉は華燭。

概要

原産地はアジアアフリカ熱帯地方と推定され、日本には奈良時代に中国を経由して渡来した。かつては韓藍(カラアイ)と呼ばれていた。花の色は赤や黄色を基調とするが、橙、紫、ピンクなどさまざまな色の園芸品種がある。栽培にあたっては移植を嫌うので直蒔きする。種は嫌光性で、日光の当る場所では発芽しない。アルカリ性の土壌を好み、栽培は簡単である。

花穂の形状の異なる羽毛ケイトウ、久留米ケイトウ、トサカケイトウなどの系統がある。ヤリゲイトウでは尖っている。

花と葉はアフリカ東南アジアで食用とされている[2]。日本でも食用植物として栽培されていた時期がある。朝鮮では穂粒を豚の餌にしている。根や茎は干した後にいぶしてネズミ除けに用いられる。

日本では室町時代狩野派の画家狩野永徳が鶏頭を描いている。

特徴

ニワトリトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれ、花房の先端が平たく帯状や扇状に大きく広がり、よく目立つのが特徴である[3]

また、猛暑に強く、咲くと花持ちがとても良く、5月から10月頃まで咲く[4]

ケイトウを含む、ケイトウ属(=セロシア属, Celosia)の植物は、アジアアフリカアメリカ熱帯から亜熱帯に30~60種ほどが分布するが[5]、栽培されるのはこのなかの一種のクリスタータ(C.cristata)やアルゲンテア(C.argentea)とその変種がほとんどである[3]

育て方

タネの発芽適温は20~30℃で[3]、4月下旬以降から8月ごろまでタネまきができる[3]。日なたと水はけの良い用土を好み、真夏の炎天下でも咲き続ける[4]

ケイトウはをいじられるのに弱く、根が切れると発育不良をおこしてしまうため[6]、植え替えの時には注意が必要である[4]。また、蒸れも苦手である[6]

ケイトウは一年草であり、一年で枯れてしまう[6]。そのため、種まきで増やすのが一般的である[6]

相対的短日性の植物のため、遅くまくほど草丈が低く開花する[3]。生育の適温は15~30℃である[3]。品種によって、草丈や株張り、分枝の程度がかなり異なる[3]

病気と害虫

病気:立枯病、灰色かび病連作障害

日当たりや水はけがよくないと、立枯病や灰色かび病が出やすい。また、連作障害も出る[3]

害虫[3][6]アブラムシヨトウムシハダニ、ズイムシ

乾燥が続くとハダニがつきやすい[3]

主な種類

キモノケイトウはミニケイトウととも言われ、矮化剤を使い成長を止めてあり普通のケイトウの大きさには成長しない。比較的に園芸店で安価に手に入れられる。

参考文献

  • 草川俊「有用草木博物事典」(東京堂出版)

脚注

  1. ^ FIELD GUIDE 14 園芸植物(小学館) ISBN 4-09-208014-X
  2. ^ Grubben, G.J.H. & Denton, O.A. (2004) Plant Resources of Tropical Africa 2. Vegetables. PROTA Foundation, Wageningen; Backhuys, Leiden; CTA, Wageningen.
  3. ^ a b c d e f g h i j ケイトウとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版”. みんなの趣味の園芸. 2020年6月24日閲覧。
  4. ^ a b c 夏に強い花、ケイトウの育て方や植え替え、花がらの取り方”. LOVEGREEN(ラブグリーン) (2018年8月7日). 2020年6月24日閲覧。
  5. ^ ノゲイトウとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版”. みんなの趣味の園芸. 2020年6月24日閲覧。
  6. ^ a b c d e ケイトウ(鶏頭)の育て方|種まきの時期や栽培適所は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)”. GreenSnap. 2020年6月24日閲覧。

関連項目



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