キャスト 及び 設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 07:29 UTC 版)
「破れ傘刀舟悪人狩り」の記事における「キャスト 及び 設定」の解説
叶 刀舟:萬屋錦之介 長崎で医学を修め、千住宿の外れにある瑞光院(通称:棺桶寺)に住み、特に外科手術を得意とする蘭学医。大酒飲みである。義理人情に厚く、貧しき者や弱者の味方。子供好きであり診察した子供・診察に訪れた家の子・町内、長屋の子供達などを気にかけており、時折壊れた玩具を修理したり、新しく作ってあげたりもしている。食料調達のために川釣りを良くしている。女は嫌いではないが、しつこく付きまとってくる女や、大酒飲みの女は苦手。町人達などからは「刀舟先生」や、いつも破れた傘を差していることから「破れ傘の先生」、「棺桶寺の先生」と呼ばれている。酒を飲んで酔っぱらっていたり、酔って寝込んでいる時でも、怪我人や病人がいたりする場合には(出会ったり、頼まれたり、起こされたりした時には)、きちんと医者としての対応を取る。剣術の無外流抜刀術の達人。理不尽なことは絶対に許さない正義感を持ち、関係した出来事での理不尽な相手に対しては、どんな相手でも鬼の様な怒りの形相で(時には、感情で目に泪を浮かべ)、その出来事の主要関係者の全てを刀で斬り殺す。 稲妻のお蘭:江波杏子 公事師。口入れ・仲裁・示談・取り立てなどのよろず相談を受けて手数料を取り商売をしている「何でも屋」であり、「命講(いのちこう)」(現在の、生命(障害)保険の様なもの(「**講」には、様々なものがあり、「無尽講」から派生したものと思われる。))の地域の元締めとして集金や支払いなどもしている。仕事柄、町人から大店(おおだな)の旦那などまで顔が広い。賭場にも出入りしており、その筋では結構有名な姉御。「何でも屋」として、金儲けとなると危ない仕事を請け負ったりすることもある。密かに叶刀舟に惚れている。仕事柄なのか、時折どす(短刀)を携帯していることもある。幼少時に体の弱い母親と共に江戸に来たが母親が亡くなり天涯孤独となる。子供時代、旅芸人一座にいたこともあり「綱渡り」「手裏剣投げ」ができる。旅芸人以前には角兵獅子に売られそうになったことがある。 仏の半兵衛:桂小金治 千住の外れにあるボロ寺、瑞光院(通称:棺桶寺)の寺男。金儲けに目がなく、涙もろい人情家。刀舟の賄いもしている。寺男として寺の維持や墓掘り、棺桶造りなどもしている。寺には和尚が存在しないので、弔いなどで和尚の真似事をすることもあるが、お経がちゃんと唱えられない。時折、金儲けのために寺でお竜を壺振りにして賭場を開帳して寺銭を稼ぐこともある。何らかの事情で金が必要な時には、刀舟に言われて仏具などを「質入れ」して金を工面することもある。(刀舟には、「金を工面しろ」と言われ、「またですかぁ?」、「ちゃんと戻して下さいよぉ。」などと言い、「ナンマンダ〜、ナンマンダ〜」と唱え、仏具を持ち出し、金を調達してくる。) 伊庭 弥九郎:織田あきら(第1話 - 第106話) 生真面目で正義感が極めて強く、剣術に長ける叶刀舟の医術の弟子。長崎で医術の勉強をしていたこともある(らしい)。また独自に薬草の研究もしている。基本的に瑞光院には住まず、自身で建てた掘建て小屋に住んでいる(後には、瑞光院に住んでいると思われる)。子供の頃に両親が亡くなり、刀舟に弟子入りする迄は掘建て小屋で生活し、ぼろ市で薬草を売って生活をしていた。第106話で岩田藩藩主の子である長太郎と庄兵衛(小栗一也)を逃がすため、岩田藩の侍たちとの壮絶な斬り合いの末、岩田藩士・峰岸伊十郎(高杉玄)によって惨殺されてしまう。 むっつりお竜:ジャネット八田(第1話 - 第83話) 言葉数少ない女壺振り師。博打場で壺を振ったり、辻博打で金を稼いでいる。時折瑞光院で行われる賭場でも壺を振っている。金儲けに目がなく、儲けに繋がったり、頼まれたり(時には、自発的にも)すると尾行をしたり、相手先に潜入したりなどの「密偵」まがいの行動を取ることもある。口癖は「よぉ ござんすよ。」 第83話中では「咳」を頻繁にしており、放送終盤での刀舟の診察により、おそらく「労咳」の診断を受け(病名は言われていなかった)、転地療養を薦められ、刀舟の長崎時代の学友である伊豆下田の大山寺(だいせんじ)(正確な漢字不明)の住職宛に紹介状を書いてもらい、一瞬は「行きたくない」と断ったが、「(刀舟)先生の言うことだから」と療養の為に下田へと向かった。 矢車のお千:上原美佐(第84話 - 第131話) ぼろ市の外れにある、掛け小屋(筵(むしろ)で囲った小屋)で、素肌の一部をさらす見世物の踊り子。(「意和戸(いわと)」という見世物。現在のストリップの様なもの) 半兵衛のご贔屓の踊り子(第84話の、矢車のお千が初登場での設定)。(以後の放送回では、「矢車のお千」は、半兵衛や、お蘭、刀舟などとも以前よりの顔見知りだった設定) 榊 大介:真夏竜(第106話 - 第131話) 叶刀舟の医術の弟子。土佐の生まれで父親もまた医者だった。玉洲先生の元で医術の勉強をしていたが、先生が医者を辞め、誰にでも安く手に入る様にと薬問屋に商売替えをした為、紹介状を携えて江戸の叶刀舟の元を訪ねてくる。弥九郎と同じく正義感が強い。どちらかというと剣術よりも空手の方が得意。毎朝健康の為に町内を走り回っている。初登場した第106話のクレジットはゲスト同様に名前と役名のみ記載されていた。 お新:大山のぶ代(第110話から準レギュラー出演) 刀舟の事が大好きな、大酒飲みな場末の芸者。「うわばみのお新」と呼ばれている。お金を貯めて小料理屋を開くのが夢。 語り:馬場雅夫 放送初期にはエンディングのナレーションだけであった。番組中期頃以降はエンディングのナレーションの他に、本編初め頃や本編内でのナレーションをする事もあった。
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