TBS系列の時代劇『水戸黄門』
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「渥美格之進」の記事における「TBS系列の時代劇『水戸黄門』」の解説
TBS系列の時代劇『水戸黄門』では、助三郎とは逆で、まじめで実直という設定である。八兵衛曰く「助平助さん、堅物格さん」。その性格上、光圀一行の中ではストッパー的な役目を担い、時に頑固で酔狂の過ぎる光圀や、遊び人気質な助三郎、食いしん坊なトラブルメーカーの八兵衛に振り回され、その都度、一人苦心する羽目になって、弥七やお銀(お娟)から同情されたり、からかわれたりする。 ナショナル劇場版(現在ではパナソニックドラマシアター)の初期では妻に深雪(演:岩井友見)がいる。深雪は水戸藩家老の娘として第1部から登場しており、同最終回で格之進と結婚。第3部では息子の格之助が誕生した。深雪は第1~4部と第6部までの登場だが第7部以降も設定はそのまま残っている。キャストが伊吹吾郎に変更された第14部以降は独身に戻る。第43部最後の最終回スペシャルでは、光圀の重臣 安積厳兵衛(演:横内正)の娘・深雪(演:藤谷美紀)と結婚して1男1女の父親となっている。 現在では格之進は女性に弱いというイメージが強いが、初期では女性に対して強く接したりもしている。第1部で本人の口から生い立ちが語られている。旅に同行した当初から奔放な光圀に理解があった。独身という設定に戻った第14部以降は母に幾度も縁談を勧められる。 ドラマの乱闘シーンでは、助三郎が剣で戦うのに対し格之進は主に柔術で戦う。彼が体得する関口新心流は、柔術、剣術、居合術も伝承するため、助三郎には及ばないものの、実際には剣の腕も一流である他、棒術、槍術などの刀剣以外の武器の扱いにも長けている。また、総合的な身体能力は助三郎をも凌ぎ、合気道、古武術、相撲といった柔術以外の格闘技にも秀でている事から、柘植の飛猿や風の鬼若(演:照英)といった特に腕っぷしの強い隠密が登場しないシリーズでは、光圀一行が格闘技の腕前を競う大会などに参加した際に切り札的存在に立つ事が多い。 また、最後の決め台詞とともに印籠を取り出す役は主に格之進が担う。このため、まじめで実直で堅物であるが度々印籠の盗難、紛失に遭ってしまう。また、水戸老公一行の道中の路銀(旅行費)を管理しているのも格之進である。
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TBS系列の時代劇『水戸黄門』
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「佐々木助三郎」の記事における「TBS系列の時代劇『水戸黄門』」の解説
TBS系列の時代劇『水戸黄門』では、明るく軟派な性格で二枚目の人物であり、生真面目で堅物な格さんとは対称的に描かれている。劇中では女好きの剣の達人とされている。新田宮流剣術の使い手であり、その腕前は剣で弓矢をはじき返すことも容易にできたり、そこそこの剣術の使い手が命をかけ刺し違えてでも倒そうとした相手をたったの一振りで倒したこともあるように、ただの一流では到底敵わないほどである(格さんもかなりの使い手ではあるが、格さんは柔術をメインに戦うため、彼をも凌ぐ)。また普段は光圀同様に町人に身をやつしているため脇差しか持っておらず、必要あらば相手の刀を奪い取って戦うことも多い。この場合剣だけでなく、槍などを使って立ち回ることもある。 女性に対する観察眼はなかなかであり、女心が分かるらしい。うっかり八兵衛とは馬が合うらしく、八兵衛が加入した第2部からよくつるんでいる。城内での堅苦しい生活を嫌い、気ままな旅に早く出たがっている。自由な独身生活を謳歌しており、何かと縁談を持ちかけてくる水戸藩国家老・山野辺兵庫を煙たがる。第1部で光圀から警護を命じられた当初は破天荒な光圀に戸惑いを隠せず、格之進に宥められていた。それ以外にも、初期(特に第1部をはじめとする杉良太郎が演じていた頃)や、岸本祐二が演じた第29部、30部、31部では、格之進以上に堅物な印象であり、光圀や格之進に対してやや冷たく当たったり、他のシリーズでは考えられないような言葉を吐くこともあった。シーズンが進んで、人物設定がある程度固まってきてからは、余計な一言で光圀の機嫌を損ねてしまうパターンが定番となり、また、光圀が不在の時(主に八兵衛と料亭などで女遊びをしている時)などに、日頃の不満を晴らす様に光圀の事を「あの口やかましい頑固爺」、格之進の事を「頭の固い唐変木」などと悪口を叩く事があるが、そういう時に限って光圀達やお銀とばったり出くわしてしまい、同時に悪口を吐いていた事も光圀達にバレて、大目玉を食らう羽目になる。格之進との序列はそれほど描かれないが、第29-31部のように先輩格であることがやや明瞭に描かれる場合もある。 妻は(里見浩太朗が演じた第17部まで)第9部 - 第17部まで出演した久保田藩家老小野塚の娘・志乃(演:山口いづみ)。志乃は久保田藩お家騒動の折に光圀に助けを求めて若侍の姿で命からがら水戸までやってきた。助三郎と気性の激しい志乃とは口喧嘩が絶えないが、固い絆で結ばれている。お家騒動が解決した後に志乃は国家老・兵庫の養女となり、第10部で助三郎と結婚した。 第18部からキャストがあおい輝彦に変更となったのを機に設定が独身に戻り、第28部まではまったくの独身を貫いていた。その一方で、表に出さないまでもかげろうお銀と互いに気があるらしい描写が劇中で何度かあったが、最終的にお銀と結ばれることはないままだった。 第41部の第1話では水戸の武家の娘・美加(演:須藤温子)と結婚。配役と設定は違うものの、美加は第34部から助三郎の見合い相手として登場していた。 第43部最後に放送された最終回スペシャルでは、志乃(演:大村彩子)と祝言を挙げるが、第9部 - 第17部の志乃と違い素性は明らかにされていない。 敵をくらますために、光圀に変装することがある(特に里見浩太朗とあおい輝彦が演じたとき)。
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