ホルン
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ホルンは、金管楽器の一種である。トランペット、トロンボーン、チューバなどともに近代西洋の金管楽器の主要な楽器のひとつであり、漏斗型のマウスピース、円錐を主体とした長い丸められた管、直径約30cmに達するベル(朝顔)を持つ。他の金管楽器よりも多くの倍音を出すことができる。
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- ^ Robert K. Barnhart, ed (1988). “French”. Chambers Dictionary of Etymology. Chambers. p. 407. ISBN 0550142304
- ^ Anthony C. Baines, The Oxford Companion to Musical Instruments, Oxford University Press, 1992, ISBN 0193113341, 163頁。
- ^ Stanley Sadie, Alison Latham, The Cambridge Music Guide, Cambridge University Press, 1990, ISBN 0521399424, 50 - 51頁。
- ^ Richard Seraphinoff (1996). “Nodal Venting on the Baroque Horn: A Study in Non-Historical Performance Practice”. The Horn Call 27 (1) .
- 1 ホルンとは
- 2 ホルンの概要
- 3 ウィンナ・ホルン
- 4 主なメーカー
ウィンナ・ホルン
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ウィンナ・ホルン(ヴィーナー・ホルン)はウィンナ・バルブ(あるいはダブルピストン・バルブ、プンペン式バルブ)と呼ばれる特殊な旧式のバルブを備えている。またナチュラル・ホルンのコール・ドルケストルと同様に、円形のボーゲンと呼ばれる独特のマウスパイプが装着されている。19世紀中頃から構造や形状が進化しておらず、一種の古楽器とみることができる。音色は暗く重く、より自然ホルンに近い。フォルテで音が楽に割れやすく、物理的な音量をあまり上げずにフォルテッシモのような響きを作ることができる。このため、声を覆い隠さないオペラの伴奏に適している。F-シングルホルンであるため高音の倍音間隔が狭く、ミスを起こしやすい。 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、このウィンナ・ホルン(F管シングル・ホルン)を原則として使用している。
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