インパクトブルー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:03 UTC 版)
「頭文字Dの登場人物」の記事における「インパクトブルー」の解説
2人組の女性走り屋。碓氷峠最速と謳われ、地元では誰も勝てないと恐れられている。マシンの色が青であることから「インパクトブルー」と呼ばれている。 インパクトブルーというコンビ名は外伝「インパクトブルーの彼方に…」(単行本48巻収録、ただし読み切りとして掲載されたのは1999年)が初出で、本編では呼称されていない。原作、アニメ版、新劇場版ではチームロゴは存在しないものの、パチスロ「頭文字D」ではIMPACT BLUEというステッカーをシルエイティ風の車に貼っている。 新劇場版では涼介とのバトルで完結するためバトルシーンは存在せず、ギャラリーとして登場したのみであった。新劇場版をベースに2021年に稼働したパチスロ「頭文字D」にて碓氷でのバトルシーンや、池谷との出会いから別れまでが描かれている。 神奈川最終戦で二人とも再登場する。 本拠地…群馬県碓氷郡松井田町(現・安中市)碓氷峠、国道18号 佐藤 真子(さとう まこ) 声 - 根谷美智子 / 原由実(新劇場版) 20歳(第一部)。「インパクトブルー」の一人で、ドライバー担当。峠へ行った際に高橋涼介に憧れ、幼馴染の沙雪をパートナーに迎えて峠デビュー。豪快なドライビングとは対照的に、普段は清楚な女の子。本人曰く「ハンドルを握ると性格が変わるクチ」。男性経験はまだない。 松井田町横川のおぎのやの駐車場で、車検中の代車(ミラ(L210))が故障していたのを通りかかった池谷に直してもらったことから、彼との接点となる。その後は走り屋引退を考え、「最後の一戦に秋名のハチロクと碓氷峠で戦いたい」という思いから拓海と戦うこととなる。結果は拓海に敗れるも、「技術の深さを思い知った」として引退を撤回する。 後の『インパクトブルーの彼方に…』では拓海とのバトルでの経験を生かして、群馬エリア制覇のために碓氷を視察に来た「エンペラー」の下っ端を打ち破っている。池谷と出会ったことで誠実な彼に惚れ、拓海とのバトルをセッティングした池谷とホテルへ行く約束をしたが、池谷本人の劣等感による思い込みと道中の渋滞によって叶うことはなかった。その後、沙雪と慎吾の計らいもあってナイトキッズの宮原とひょんなことから知り合い、次第に宮原に惹かれていくが、走り屋に対する考えの違いから最終的には別れる。 番外編『旅立ちのグリーン』では6か月ぶりに池谷と偶然再会を果たし、行き違いの経緯を知ることとなる。その後、真子は自動車雑誌の企画によるレーサー兼ライターとして働く決意をしたことを池谷に告げ、東京へと旅立つ。『旅立ちのグリーン』の最後には「これ以降、真子と池谷は2度と顔を合わせることは無い」と書かれている。 神奈川最終戦では、沙雪と共にしとどの窟の近くのバス停(箱根登山バスの「しとどのいわや」)で観戦し、モチベーションを失っている信司と出会う。その際、北条豪のNSXと啓介のFDの走りに思わず感動して涙を流したことで、信司のモチベーションを再燃させた。この時、レースに出場していることを明かしており、アニメFinal Stage最終話のエンディングでは、シルエイティと同色の青いレーシングスーツ姿を披露している。 拓海とバトルした際のクルマの馬力は230ps。搭乗車種…シルエイティ ボディカラー…インパクトブルー 主な外装パーツ…NISSAN製S13用フロントバンパー、NISSAN製RPS13用サイドステップ、WAVE製リアスポイラー、BBS製SUPER-RS ナンバー…群馬 57 え 78-547(Extra Stageでは、群馬 77 に 37-586) / 碓氷 57 け 8-475(新劇場版) / 群馬 57 え 8-547(ゲーム「ARCADE STAGE Zero」) 沙雪(さゆき) 声 - かかずゆみ / 奥野香耶(新劇場版) 20歳(第一部)。 長野県北佐久郡軽井沢町に住む、「インパクトブルー」の真子のナビ・メカニック担当兼リーダー。苗字は作中では明かされていない。 先のコーナーから、対向車とすれ違うポイントを予測できる。ナイトキッズの庄司慎吾とは、小・中学校が同じで家も近所だった幼馴染。真子と比べて快活で外交的な性格で、慎吾曰く「跳ねっ返り」。 胸も大きく、池谷達とプールへ遊びに行ったときは注目を集めた。アニメ版では、揺れる胸を見た樹と健二が、放送当時の流行語であった「だっちゅーの」をもじった「今行くっちゅーの!」という台詞を叫んでいる。年下でかわいらしい拓海を気に入り、一緒にスライダーで遊んでいた。OVA「Extra Stage」やドラマCD「黒い稲妻・新たなる不敗伝説」ではナイトキッズの中里に気に入られるが、本人はアニメでは微妙な表情をし、ドラマCDではバトルに連敗し自信を無くしてバトルを敬遠していたと思われていた中里の為に(実際はテクニックを磨くためにバトルからはしばらく離れようとしていただけだった)、中里がS13に乗っていた頃に敗れた相手を探すため真子や慎吾と共に奮闘したが、それが中里に気があるものと勘違いされ、バトル後に告白されてしまう(後の樹の台詞から振った模様)。 体重は自称47kg(実際は49kg)。 沙雪自身はシルエイティの運転およびバトルができるかどうかは不明で、真子の引退後も1人で走り屋の活動をしているのかは定かではない。アニメ版の次回予告では「(引退しても)あたしは走るよ、1人でもね。男に走る!」と発言し、真子を呆れさせている。原作番外編およびExtra Stage第2話「センチメンタルホワイト」では慎吾とともに真子に彼氏を作ろうと画策するが、結局失敗に終わってしまった。 神奈川最終戦では真子と共にギャラリーとして登場し、どこか拓海に似た雰囲気の信司をかわいいと気に入る。
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