アムリッツァ星域会戦とは? わかりやすく解説

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アムリッツァ星域会戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:18 UTC 版)

銀河英雄伝説の戦役」の記事における「アムリッツァ星域会戦」の解説

宇宙暦796年/帝国暦487年10月14日帝国領侵攻した同盟軍投入した8個艦隊の内、前哨戦で第3/第7/第12艦隊の3個艦隊全滅し、第9/第10艦隊司令官失った上半数近い損害出し司令部健在だった第5/第8/第13艦隊それぞれ損害出していた。ノイエ版では第7/第10/第12艦隊壊滅、第3/第8艦隊多大な損害被り、第5/第9/第13艦隊それぞれ損害を被るも第3/第8艦隊よりは損耗率を抑えており、第13艦隊は9割の戦力有していた(第5/第9艦隊損耗率は不明)。藤崎版コミックスでは具体的な兵力示されており、半壊した艦隊何れも5000隻、三割の被害受けた部隊9000隻(第十艦隊のみ11000隻)であり、合計艦数49000隻、帝国軍主力のみで74000隻に達しており、参謀長グリーンヒル大将撤退具申するも、ロボス総司令官このままでは引き下がれいとして確たる今後の方針もないまま残存艦艇にアムリッツァ星域への集結命じた。これに対してラインハルトは「奴らがアムリッツァを墓に選んだのなら、その願いかなえてやろう」と冷笑しキルヒアイスらの別動部隊を含む10万余り艦隊投入して同盟軍圧倒した同盟軍は第5/第8/第13艦隊それぞれ左翼中央右翼の軸とし、これに第9/第10艦隊残存艦艇合流させ恒星アムリッツァ上に布陣した。また後方からの攻撃避けるべく後背には機雷原敷設したノイエ版では旧銀河連邦時代放棄されたアムリッツァ採掘近傍採掘惑星を盾に布陣しており、第10艦隊残存艦艇指揮下に収めた第13艦隊左翼第5艦隊中央第9艦隊右翼の軸として前面に展開させ第3/第8艦隊採掘惑星盾にするように布陣させている。対す帝国軍ラインハルト直属艦隊加え星系から同盟軍追撃してきたロイエンタールミッターマイヤーメックリンガービッテンフェルトケンプ艦隊同盟軍前方布陣させた。 会戦開始直後同盟軍右翼第13艦隊恒星アムリッツァに核融合機雷打ちこみ、その爆風利用して帝国軍先鋒ミッターマイヤー艦隊に急接近し多少損害を負わせた。第13艦隊突出見た帝国軍左翼ビッテンフェルト艦隊第13艦隊側面を突くべく突進しヤンはこれを躱すが、これにより中央ラインハルト艦隊戦っていた第8艦隊側面露わになってしまい、直進してきたビッテンフェルト艦隊攻撃をうけて第8艦隊壊滅潰走した(OVA版ではこの時アップルトン戦死原作ではそのような描写はない)。ここでビッテンフェルト第13艦隊再度攻撃加えるべくその場で全艦隊回頭命じるが、その隙を突いて第13艦隊ビッテンフェルト艦隊に向け回頭し、猛攻撃加えた。この時、ビッテンフェルト艦隊ワルキューレ発進準備していたために回頭回避運動遅れて十分な対応がとれず、第13艦隊かなりの戦力削ぐことに成功したその後ビッテンフェルト強引に突破図り何とか殲滅免れている。ノイエ版ではワルキューレ発進後に第13艦隊シールド用のエネルギーまで全て攻撃注ぎ込んで猛攻加え黒色槍騎兵艦隊味方ワルキューレ射線上に居るため思うよう反撃できず、更にビュコック第5艦隊の横撃を受けて大損害を負った。 アムリッツァ付近に激戦繰り広げられている中、キルヒアイスワーレンルッツ連合艦隊3隻が同盟軍背後展開されていた機雷原指向性ゼッフル粒子除去して進攻し、同盟軍挟撃することに成功した。なお、帝国軍公式記録上では、この時初め実戦指向性ゼッフル粒子使われた事になっている。これにより大勢決し同盟軍残存戦力撤退開始したヤンビュコック残存戦力集結イゼルローン要塞への撤退指揮依頼すると共に、自らの第13艦隊を殿とし帝国軍前に立ち塞がった。帝国軍圧倒的な兵力を以て第13艦隊包囲するも第10/第13艦隊との連戦戦力弱体化していたビッテンフェルト艦隊が穴となり完全な包囲網を敷くことはできなかった。第13艦隊同盟軍撤退見届けた後、ビッテンフェルト艦隊突き崩し脱出成功したコミックスでは、キルヒアイス艦隊ミニブラックホール用いて同盟軍後背機雷原突破したことで、挟撃され恐慌したアップルトン敵前回頭もあって同盟軍甚大な被害を受ける。しかし、開戦前ヤン恒星アムリッツァに仕込んでおいた、レーザー砲台積んだ無人太陽ボートビッテンフェルト艦隊打ち破り第13艦隊確保した退路から残り艦隊戦場から脱出している。ノイエ版ではヤン無人艦隊包囲切れ目接近させたことで危機感覚えたビッテンフェルトが延翼運動行いただでさえ消耗した戦力薄く分散してしまう。ここに損傷艦多く戦力外だったアッテンボロー麾下第10艦隊残存部隊が廃棄され採掘場小惑星無人艦を使い加速させて突入小惑星岩盤激突した帝国艦隊次々爆沈していく、混乱する黒色槍騎兵艦隊同盟軍残った火力集中壊滅しつつある艦隊の中でビッテンフェルト最後の一兵まで死守ようとしたもののオイゲン大佐諌めに従って退却同盟軍脱出成功した。 この戦いによって同盟参加した将兵3000万の内2000を失うという歴史的大敗喫し、全将兵の四割が戦死するという致命傷を負う。更に艦隊第13艦隊除いて全て壊滅状態に陥ってしまい、後のクーデターで第11艦隊失って実質的な艦隊戦力が首都直営第1艦隊除けばヤン第13艦隊以外の全ての艦隊戦力を失ってしまう。加えて軍備維持のために民間から更に人材移動させた上にアスターテ会戦での遺族補償イゼルローン捕虜食糧事情、更にこの戦闘での2000万人分の遺族補償までが嵩んでしまい、軍事、経済社会全てに於いて同盟回復不可能の打撃与えてしまう。この一連の事態同盟内では「アムリッツァの愚行」と呼ばれ同盟滅亡する決定打一つとなる。

※この「アムリッツァ星域会戦」の解説は、「銀河英雄伝説の戦役」の解説の一部です。
「アムリッツァ星域会戦」を含む「銀河英雄伝説の戦役」の記事については、「銀河英雄伝説の戦役」の概要を参照ください。

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