第13艦隊(→イゼルローン要塞駐留艦隊、ヤン艦隊)
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アスターテ会戦でほぼ全滅した第4・第6艦隊の残存部隊に新規の人員を加えて結成された艦隊。結成時の兵力は艦艇数約6,400隻、将兵約70万人(通常艦隊の約半分)。艦隊司令官はヤン。その構成人員から「敗残兵と新兵の寄せ集め」と揶揄されていた。最初の任務は第7次イゼルローン攻防戦。この任務が成功した後、同じくアスターテ会戦で損害を出していた第2艦隊の残存部隊を編入して一個艦隊に昇格。同盟軍の帝国領侵攻の後に、半数が脱出に成功した第10艦隊も合流して「イゼルローン要塞駐留艦隊」となる。 例外的にヤン艦隊とも呼称され、公認された。同盟建国以来、艦隊名称に個人名を冠することはなかったのだが、同盟軍の弱体化が進む中でヤンの名声を最大限に利用することを考えた軍上層部の思惑があったとされる。しかし、政治勢力からは軍閥化の疑いを持たれることとなる。 この艦隊には「バーラトの和約」後もヤンに付き従った人物が多く、その者たちは作中で「ヤン・ファミリー」と呼ばれる。同盟から袂を分かった後は「ヤン不正規隊(イレギュラーズ)」と称した。ヤンの死後も「イゼルローン革命軍」として民主政治の回復に向けて活動を続け、シヴァ星域会戦後にイゼルローン要塞の返還と引き換えに旧同盟首都バーラト星系の自治権を勝ち取った事でその役目を終えた。 絶えず帝国軍と激戦を繰り広げた為人材の消耗も激しく、前身である第13艦隊結成時の主要メンバーに至っては、解散時まで生存していたのはフレデリカ・グリーンヒル、ムライ、カスパー・リンツ、ラオの四名のみであった(フレデリカ・ムライはヤンの死後軍から離れており、実質的にヤン艦隊の発足から解散まで所属し続けたのはリンツとラオのみである(他に、アムリッツァ会戦時にはすでに旗艦ヒューベリオンの艦長だったマリノがいる)。
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