司令官としての功績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 08:30 UTC 版)
「ヤン・ウェンリー」の記事における「司令官としての功績」の解説
アスターテ会戦より帰還後、政府及び軍部の思惑で少将に昇進、アスターテの残存兵力に新兵を加えて新たに編成された第13艦隊の初代司令官に任ぜられる。その規模は6400隻・将兵70万人で通常の1個艦隊のほぼ半分であり、半個艦隊と称された。また、この時にフレデリカ・グリーンヒルを副官に得た。 同年5月14日、第十三艦隊の最初の任務で、難攻不落といわれたイゼルローン要塞を術策によって陥落させ、中将に昇進。第13艦隊も第2艦隊の残存兵力が加わり1個艦隊として再編成される。この功績から、「魔術師ヤン」「奇跡のヤン」と評されるようになった。 同年行われた「同盟軍の帝国領侵攻」で第5艦隊と共に帰還を果たして大将に昇進、「イゼルローン要塞司令官・兼・イゼルローン駐留艦隊司令官・同盟軍最高幕僚会議議員」という身分を得てイゼルローン要塞に赴任する。 宇宙暦797年の救国軍事会議のクーデターでは各地の反乱を鎮めながらハイネセンへと進攻し、同年5月18日のドーリア星域会戦でルグランジュ率いる第11艦隊を撃破、8月にはハイネセンの「アルテミスの首飾り」を破壊して軍事会議メンバーの戦意を挫きクーデターを鎮圧する。 宇宙暦798年のガイエスブルク要塞侵攻による第8次イゼルローン攻防戦では直前にフェザーンの讒言を容れた同盟政府及び軍上層部の一部によって反乱の嫌疑を抱かれ、ハイネセンに召還され非公式の査問会にかけられる。この対応に嫌気が差して本気で軍を辞めるべく辞表を認めるが、最も効果的に提出する機会を狙うという悪癖により好機を逸してしまい、ガイエスブルク要塞来襲の報をうけた同盟政府の発した防衛命令を受けてイゼルローンに戻る。戦場では特攻を仕掛けるガイエスブルク要塞を破壊し、司令官のカール・グスタフ・ケンプを戦死させる。
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