ドーリア星域会戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:18 UTC 版)
「銀河英雄伝説の戦役」の記事における「ドーリア星域会戦」の解説
宇宙暦797年5月18日。ルグランジュ中将の第11艦隊とヤン艦隊の戦い。 第11艦隊がヤン艦隊を挟撃するため艦隊を二分したのに対し、この動きを察知したヤンは先行して第11艦隊本隊7000隻に左側面から接近・攻撃し、亀裂が生じた箇所にグエン・バン・ヒューの分艦隊が突入。強力な抗戦を跳ね除けて第11艦隊本隊を前後に分断し、後方を半包囲して殲滅。さらにルグランジュの率いる前方部隊を撃滅した(ルグランジュは自殺)。つづいて、フィッシャー率いる後衛部隊が抑えていた第11艦隊別働隊(最高責任者が定められておらず行動が遅れた)をフィッシャーと挟撃し撃破した。戦闘全体において、第11艦隊の各艦は絶望的な戦況に関わらず降伏を拒否して激しく抵抗し、全滅した。 石黒監督版OVAでは、ルグランジュは第11艦隊を二分しておらず、そのままグエンの中央突破を受けている。ヤン艦隊は、ルグランジュが指揮する後方部隊を半包囲して撃破したのち、アッテンボローが交戦していたストークス率いる前方部隊を殲滅した。 藤崎版では、後述のハイネセン侵攻と組み合わせる形で、独自の展開になっている。 Die Neue Theseでは、原作通り第11艦隊は本隊と別働隊に二分し、ヤン艦隊を両側面から挟撃する策を取ったが、対するヤンは別働隊の足止めをフィッシャーに委ね、本隊に戦力を集中させて数的優位を形成。グエンの突撃によって第11艦隊本隊を分断して後方集団を半包囲する一方、ルグランジュの指揮する前方集団の動きはアッテンボローが阻止した。第11艦隊は度重なる降伏勧告も拒否していたが、ルグランジュが自身の責任において降伏を命じた(直後に自殺)。
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