ドーリットル攻撃とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ドーリットル攻撃の意味・解説 

ドーリットル攻撃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/27 22:11 UTC 版)

ホーネット (CV-8)」の記事における「ドーリットル攻撃」の解説

詳細「ドーリットル空襲」参照 真珠湾攻撃前の日米関係不安定な時期に、ホーネットノーフォークから訓練航海出航した1942年入って間もなくホーネット13ミリ機銃全て20ミリ機銃交換された。1月31日ホーネット慣熟訓練全て終了した2月2日ホーネット将来任務ヒントになる「事件」が起こった。この日、ホーネットは2機の陸軍航空隊所属B-25 ミッチェル搭載していた。海上での2機のB-25 は、艦の乗員驚き戸惑い与えたホーネット戦闘準備のためノーフォーク帰港し1942年3月4日パナマ運河経由西海岸出航したが、乗員にはB-25 での訓練何を意味したのか気が付く者はなかった。 ホーネット3月20日アラメダ海軍基地到着した3月27日には、陸軍航空隊所属B-25アラメダ到着ホーネットでは固有の艦載機格納庫収納し3月31日4月1日16機のB-25飛行甲板搭載した。これと同時にジミー・ドーリットル中佐指揮70名の士官64名の兵員乗艦した。ホーネット中心とする部隊は第18任務部隊名乗ったまた、ホーネット援護するため、ウェーク島および南鳥島への攻撃から帰投たばかりエンタープライズ (USS Enterprise, CV-6) を中心とする第16任務部隊ウィリアム・ハルゼー中将)が合流して護衛任務にあたることとなったホーネット4月2日陸軍航空隊員にその命令秘密にしたままサンフランシスコ出航したその日午後、ミッチャー艦長は全乗組員使命である「日本本土空襲」を通知したホーネット艦内大い沸き立った11日後の4月13日ホーネット4月8日真珠湾出撃したエンタープライズ以下の第16任務部隊と、ミッドウェー島北方合流第16任務部隊は、ホーネット以下の第18任務部隊使命をこのとき知った。第18、第16任務部隊日本向けて回頭した。4月16日ホーネット艦上B-25出撃態勢整えられ、翌17日には最後燃料補給行ったドーリットル中佐率い爆撃隊は、4月18日夕刻予定発艦位置から発進し東京始めとする日本主要都市夜間攻撃する予定であった当初の予定では、発艦位置おおよそ日本沿岸から400マイル以内であったが、4月18日未明エンタープライズレーダー複数目標発見次いでになって犬吠埼東方特設監視艇第二十三日東丸発見される軽巡洋艦ナッシュビル (USS Nashville, CL-43) が第二十三日東丸撃沈するが、第二十三日東丸は米艦隊発見報告しており、機動部隊存在位置日本海軍察知される。場所は日本沿岸から600マイル地点予定位置よりもはるか手前にあったが、第二十三日東丸による発見ハルゼー提督攻撃隊の発艦決意させることとなった爆撃隊は前日発艦準備整えていたが、40ノット超える強風30フィートに及ぶ波が激しいうねりとなり、艦は猛烈に揺れ艦首からの波は飛行甲板乗員達を濡らしたドーリットル中佐率いられ爆撃隊は467フィートに及ぶ飛行甲板固定されたが、最後尾B-25扇形搭載され飛行甲板傾斜部分にあったためチェーン固定されていた。繰り上げられ発艦命令が出ると、ホーネット針路変えて準備入った7時20分、ドーリットル機を手始めとして、8時20分までに日本の心臓部へ初の空襲を行う部隊として16機のB-25全て発艦した。ホーネットは自艦の艦載機飛行甲板待機させ、エンタープライズともども針路90度で避退開始し全速力真珠湾向かった日本語および英語両方ラジオ放送傍受し空襲実施14時46分に確認されるB-25搭載発進しからちょう1週間後4月25日朝、ホーネット真珠湾帰投した。ホーネット任務1年間公式には秘密とされ、フランクリン・ルーズベルト大統領記者団質問対し攻撃隊の発進位置を「シャングリラ」と回答して煙に巻いたシャングリラはのちに、現実空母となって姿を見せることとなった極秘任務から帰投したホーネットは、珊瑚海海戦支援を行うべく4月30日真珠湾出撃したが、海戦日の5月8日には間に合わずエンタープライズによりナウル島バナバ島対す攻撃支援した後、ミッドウェー島接近してくるであろう日本艦隊迎撃すべく、5月26日真珠湾帰投して、補給整備猛スピード終えて、わずか2日後エンタープライズとともに第16任務部隊構成して出撃した。部隊は、当初率い予定だったハルゼー皮膚病になって入院したので、ハルゼー推薦によりレイモンド・スプルーアンス少将委ねられた。

※この「ドーリットル攻撃」の解説は、「ホーネット (CV-8)」の解説の一部です。
「ドーリットル攻撃」を含む「ホーネット (CV-8)」の記事については、「ホーネット (CV-8)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ドーリットル攻撃」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ドーリットル攻撃」の関連用語

ドーリットル攻撃のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ドーリットル攻撃のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのホーネット (CV-8) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS