それぞれのレースの流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 09:18 UTC 版)
「千葉JPFドーム」の記事における「それぞれのレースの流れ」の解説
まず、出場選手のプロフィールを車番1番から紹介する。この際に選手の脚質もアナウンスされるが、これは選手の自己申告によるもので、通常の競輪では存在しない表現も登場することがある。この時、PIST6で独自に発表する能力指数も表示される(スピード・スタミナ等の項目があり、最後に総合評価もあるが、算出方法は不明)。その後、タイムトライアル結果・ギア情報も表示される。 「現在の注目度ランキング」として、単勝の人気順位が発表される。大型ビジョンでは、単勝以外のオッズは発表されない(2階スタンド入場口付近及びTIPSTAR BAR内には全賭式のオッズ表示モニターがある)。 PSDのパフォーマンス開始までのカウントダウンと称して、場内に残り時間が表示されるが、PSDのパフォーマンス開始時間は投票締め切りの30秒前(レーススタート予定時刻の5分30秒前)であるので、おおむね締め切りまでの残り時間と取ることもできる。 カウントダウンが0になると場内が暗転し、PSDのダンスが行われる。披露曲は1レースから12レースまでそれぞれ異なっている。無観客開催の場合は、ダンスは事前収録の映像をレース中継配信で流すことがある。 ダンスが終了した時点でレースの準備が整っていない場合は、暗転したままインターバルの音楽が流れ、スタート準備の完了を待つ。 ダンスが終了すると選手入場となる。車番1番からMCのコールと共にバンク内のステージに登場し、テレビカメラの前でパフォーマンスを行ってから待機場所に入る。選手入場曲は基本的にレースごとに異なっており、準決勝・決勝はそれぞれ専用の曲が用いられる(決勝の入場曲はイベントのオープニングと同一)。 待機場所にて選手はスタート順に並び変わり、その順でバンクのホーム側より走路に入場する。最初の選手が入場すると場内の照明が点灯する。その後バンクを1周回している間、MCは選手入場ポーズの感想や、選手の車番の見分け方などを解説する。 PIST6ではファンファーレの類は採用されていないが、選手がスタート位置に就くと、場内BGMが観客からの応援を促す曲に変わる(この曲は決勝/準決勝とそれ以外の2パターン)。ここでカメラが選手のすぐ前方より、スタート位置内側の選手から順に選手を映し紹介する。 ペーサーが発進すると、レースのBGMに変わり、公営競技で唯一、本番レース中でも場内にBGMが流れている。レースBGMも通常は各セッションのレースで異なる曲で、準決勝・決勝は専用のものになっている。 レース中の映像は、通常のテレビカメラの他、第3コーナーの内側にはクレーンカメラを設置。またペーサーの自転車後方と、選手全員の自転車前方には小型カメラが取り付けられており、Wi-Fi伝送によって本番レース中でもその映像が随時挿入される。この第3コーナーのカメラは、(株)ミクシィがローカル5G無線局の免許を取得し、2022年1月22日より5G電波での伝送を実施している。 選手のカメラは、スマートフォンJelly2が取り付けられている。このカメラについても、2022年夏より5G化する予定である。 3周回が終わりペーサーが外れることを「PEDAL ON」と呼び、ここからBGMもテンポの速いものにチェンジする。最終周回突入時は、競技上のベルの他、チャイム音も場内に流される。選手がゴールすると場内に炎が上がり、勝者にスポットライトが浴びせられる。 ストップモーション用のカメラは通常のバンク外側の角度の他、ゴールライン真上の天井にも取り付けられている。多くの競輪場で設置されているハイスピードカメラは設置されていない。 ゴール後の着順発表または審議のお知らせについては審判室から流されるが、この放送には自動音声システムが用いられる。また、「決定」の宣告はなされない。パトロールビデオは失格の有無に関わらず、着順決定後に場内ビジョンで放映される。 審判放送にて着順発表後、場内MCによって改めて着順を発表する。審判放送では「1着・2着・3着」と呼ぶが、MCは「第1位・第2位・第3位」と紹介する。この着順発表画面では、当初は順位とともに上がり200mタイムを表示していたが、2022年2月12日開催よりそのタイムを速度に換算して表示するようになった。上がりタイムについては、PIST6サイトおよびTIPSTARにおいて、最下位選手までのタイムが1/100秒単位で発表される。 払戻金は場内ビジョンに表示されるが、MCや自動放送による読み上げは行われない。 審議が長引き次のレースの発走時刻に支障がある場合を除き、全てのレースにおいて、レース終了後には勝者インタビューが行われる。2022年1月中の開催よりレース終了から少し時間をおいてインタビューが行われるようになり、レース間隔が短い奇数レース(通常進行時)のインタビューは、偶数レースの選手プロフィール紹介後に実施される。 決勝後は表彰式が行われる。3位以内が登壇し、優勝者はシーズンごとのオリジナルディスクホイールに寄せ書き形式でサインを入れる。(シーズンファイナルは、ファイナル勝者1名のみのサインホイールとなる) 2021年10月2日、「PIST6 Championship」が開幕。開幕節では、元ナショナルチーム所属の雨谷一樹が優勝した。雨谷は2021年12月19日の開幕シーズン「JAPAN HEROES FINAL」でも優勝した。
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