ローカル‐ファイブジー【ローカル5G】
ローカル5G
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 19:30 UTC 版)
「第5世代移動通信システム」の記事における「ローカル5G」の解説
日本国内では、通信事業者だけでなく、様々なニーズに応じて主体が利用可能な「ローカル5G」という制度が新設された。たとえば「工場の建物内で、工場内専用の5Gを吹いて利用する」といった構内専用線のような使い方が可能になる。免許割当が必要である他、電波発射には無線従事者免許証が必要でありローカル5G免許を受ける企業内に無線従事者を置く必要がある。 NSA方式の5Gを運用するには、アンカーバンドと呼ばれるLTEバンドが必要となる。既存のLTE事業者からアンカーバンドを借りてシステム接続する方法に加えて、2.5 GHz帯について「自営等BWA」という制度が新設されており、NSA方式の5Gのアンカーバンドとして利用ができる。また、免許が不要である1.9 GHz帯についても、sXGPをアンカーバンドとして利用できるようにすることが検討されている。自前で、アンカーバンドの自営等BWAやsXGPを用意する場合、5Gの基地局に加えて、アンカーバンドの基地局、LTEコア網設備 (EPC) も自前で用意する必要がある。 富士通が国内初の商用ローカル5Gを2020年3月27日にスタートした。 ローカル5GとWi-Fi6の比較ローカル5Gキャリア5GWi-Fi6バンドn257, n79 n77, 78, n79, n257 変調方式OFDMAまたはSC-FDMA OFDMA 実効スループット下り2 Gbps程度 下り5 Gbps程度 無線遅延4ミリ秒 30ミリ秒
※この「ローカル5G」の解説は、「第5世代移動通信システム」の解説の一部です。
「ローカル5G」を含む「第5世代移動通信システム」の記事については、「第5世代移動通信システム」の概要を参照ください。
- ローカル5Gのページへのリンク