しぼり【絞り/搾り】
絞り、搾り
絞り
【英】aperture
絞りとは、カメラにおいて、レンズから入ってくる光の量を調整する機構のことである。絞り羽根と呼ばれる光をさえぎるための羽根がレンズの中に通常組み込まれており、これを使って絞りを変えることで、光の量をコントロールすることができる。
一般に、絞りを最も開けたときに、レンズを通る光量は最大となり、この状態の絞り値を「開放F値(開放絞り値)」と呼ぶ。
デジタルカメラの本体やカタログのレンズ項目に表記されている「F1.8」などが開放F値にあたり、数値が小さいほどレンズは明るく、暗い場所において、より速いシャッター速度で撮影することができる。なお、絞り値(F値)は、レンズから通ってくる光の量を表したもので、基本的にはF1を基準に、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6...と、√2倍の数列であらわされる。数値は、絞りを開ける(光量を増やす)ほど小さくなり、絞りを閉じる(光量を減らす)ほど大きくなる。
また、この時絞り値の段階を「1段」と呼び、例えば絞りをF2.8からF4にすることを「1段絞る」といった言い方をする。ちなみに光量は、絞りを1段絞ると1/2になり、1段開けると2倍になる。
絞り
絞り
(しぼり から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 00:40 UTC 版)
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絞り(しぼり)ないし絞る(しぼる)および搾る(しぼる)とは、固体の物品に圧力を加え、内部の液体ないし気体などの流体を取り出す加工方法のことである。
概要
絞りにおいて物品に圧力を加える方法は様々であるが、圧力を加えることで固体を構成する粒子や繊維の間隔を狭めるなどして、この間に保持されている流体を表層へ移動させ、外部へ取り出すことが可能である。
布が水で濡れている場合に、布の両端を逆方向に回転させることで繊維をよじり合わせて引っ張る動作となり、布の体積を減少させ、繊維の間に保持されている水を絞って出すことが可能である。これを空中で行った場合、絞り出された水が一定量を超えると滴り落ちて布から分離する。なお、絞るのを中止すると、布の表面に残った水は再び繊維の隙間に取り込まれる。
タオルや雑巾などでは、水に浸して絞ることで同時に繊維内に入り込んだ液体状や粒子状の汚れを洗い流しながら取り除き、その「汚れ」を相対的に減らすことが可能である。洗濯の場合も洗剤などで汚れが布に再付着することを防ぎつつ溶解させ、水を媒介として汚れを取り除く。ドライクリーニングでは溶剤が使われる。そして最終的に絞り出すことで汚れを布から取り除く。
調理において、食材の水気をとる場合に「絞り」が用いられる。食材によっては、水気を絞ることで苦味や渋みが軽減する。
機械要素としての絞り
また「絞る」には「細める」のニュアンスが含まれ、絞り (光学)や可変抵抗器で出力を制限する、あるいは蛇口など弁を閉じる方向で操作することや、オリフィス板などで流量を制限する機能のあることも「絞る」と表現する。そのような制限を行う機能を持つ機構(機械要素)のことは「絞り」ともいう。
関連項目
しぼり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 15:29 UTC 版)
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しぼり
纈
「しぼり」の例文・使い方・用例・文例
- リンゴから果汁をしぼり出す
- しぼりたての牛乳
- ワインしぼり機
- 無料ですからご心配なく。日本ではレストランに入るといつも、注文する前に水とおしぼりを出してくれます。
- お冷とおしぼりはあちらのカウンターにございます。
- 彼女は私からすっかり金をしぼり取った。
- 私は「おしぼり」という濡れたタオルを差し出す習慣が好きです。
- おしぼりをもう一本ください。
- おしぼりが欲しいのです。
- 彼は言葉をしぼり出すようにして言った.
- 元気をしぼり出す.
- 彼は彼女からそれ以上の金をしぼり取ることはできなかった.
- 社長は臨終の床で最後の気力をふりしぼり副社長に「後をたのむ」と言った.
- 彼はそこに 3 時間もじっと立ったままで, 西濠(にしぼり)沿いの桜並木を写生した.
- インドセンダン種からしぼり取られた油の後の残り
- 鰯からしぼりとった油
- しみ出たりしぼりとったりした液体
- くくってしぼり染めに染め上げる
- しぼり染めの一種
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