『ザ・ラストレッドショルダー』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 07:19 UTC 版)
「アーマードトルーパー」の記事における「『ザ・ラストレッドショルダー』」の解説
諸元スコープドッグ・ターボカスタム形式番号 ATM-09-STTC 分類 ミッド級アーマードトルーパー 所属 ギルガメス軍 設計 グレゴルー・ガロッシュ 開発 アデルハビッツ社 製造 ギルガメス軍 生産形態 改良機 全高 4.017 m(降着時は2.854 m) 乾燥重量 6.799 t 基本待機重量 7.269 t 装甲厚 8 - 14 mm 最大出力 260+210馬力(ターボ時) 最大トルク 72+105 kg/m(ターボ時) 巡航走行速度 50.2 km/h 限界走行速度 98.7 km/h メインコンピューター MCT-128-C + MCA-628(火器管制用) マッスルシリンダー スレック方式1P-MJ-S4 ポリマーリンゲル液 DT-MS 11.5HP/L2 PR液総量 191リットル 予備タンク容量 45リットル 標準交換時間 72時間 武装 アームパンチヘビィマシンガンソリッドシューターハンディロケットランチャー など 乗員人数 1名 搭乗者 キリコ・キュービィーグレゴルー・ガロッシュムーザ・メリメバイマン・ハガードバージル・カースンレッドショルダー兵士メルキア情報省特殊部隊兵士オービス・ゼルコム(青の騎士)リム・マチィラ(ライトニングスラッシュ)ノル・バーコフガリー・ゴダンゲレンボラッシュ・ドロカ・ザキダレ・コチャック ATM-09-STTC スコープドッグ・ターボカスタム 『ザ・ラストレッドショルダー』で初登場。このときの字幕表記は「スコープドッグ改」だった。ただ、「ATM-09-STTC」(STTC:STandard Turbo Custom)という型式番号も同字幕に付されており、「ターボカスタム」という名前は後付けではない。 スコープドッグの派生型のひとつで「タイプ20」と呼ばれることもある。脚部に高機動用装備であるジェットローラーダッシュ機構が増設されている。これにより素晴らしい加速力を誇るが操作性は劣悪。一般のパイロットには制御しかねる性能であり、また負荷による部品の消耗も激しい。ふくらはぎの部分は、外側の両サイドが冷却装置と燃料タンクを内蔵しているために膨らんでいる。 レッドショルダー部隊所属の先任上級曹長だったグレゴルー・ガロッシュの発案による開発という、ムック『ボトムズ・オデッセイ』での非公式設定がある。 『ザ・ラストレッドショルダー』にてキリコ達はレッドショルダーで運用されていたものを参考に、スクラップの標準型スコープドッグから4体のターボカスタムを作った。そのためOVA『野望のルーツ』に登場する純正部品で組み上げられた機体とは一部仕様が異なり、部品の信頼性にも疑問が残る仕上がりとなったが、発案者のグレゴルー自身が改造の指揮を執っていたため、性能はレッドショルダー部隊で運用されていたオリジナルの機体にひけをとらないものとなる。なお、OVAが制作された時点ではこの設定は存在しない。 本機は攻撃第一波の突撃用であり、『野望のルーツ』では、ターボカスタム以外にも脚部以外は同じ装備をしたスコープドッグが同時に使われている。ある面ではターボカスタム以外の機体の方が標準仕様と言える。 他には『コマンドフォークト』『ペールゼン・ファイルズ』にも登場。デザインはスコープドッグ同様に肩フックや腕、足等が新設定の物に変更されている。 『コマンドフォークト』ではフォークトが搭乗し機体が破壊されるまで使用し続けた。頭部のアンテナが通信機能を強化した物になっている。 『ペールゼン・ファイルズ』では第10話から登場しバーコフ分隊を含めた総勢300人のメルキア情報省特殊部隊(ISS部隊)が使用した。機体色は漆黒となり、ミッションパックは新設定の物で、左側には宇宙空間での姿勢制御に使用するジャイロバランサーが装備されている。 他の武装追加仕様の機体同様、弾薬を撃ち尽くして死重化した装備は、機内からの操作で分離ボルトで投棄できるようになっている。 諸元ブラッドサッカー形式番号 XATH-P-RSC 分類 ヘビィ級アーマードトルーパー 所属 秘密結社 設計 アデルハビッツ社秘密結社 開発 アデルハビッツ社秘密結社 製造 アデルハビッツ社秘密結社 生産形態 改良機 全高 4.380 m(降着時は2.920 m) 乾燥重量 7.639 t 基本待機重量 7.932 t 装甲厚 5 - 15 mm 最大出力 395馬力 最大トルク 130 kg/m 巡航走行速度 53.0 km/h 限界走行速度 92.0 km/h メインコンピューター MCM-1MX マッスルシリンダー ローレック(スレック改)方式1P-ML-S4 ポリマーリンゲル液 DT-MS-P 11.5HP/L2 PR液総量 195リットル 予備タンク容量 30リットル 標準交換時間 80時間 武装 アームパンチスモークディスチャージャー×2ブラッディライフル 乗員人数 1名 搭乗者 イプシロン元レッドショルダー隊員ガルフ・ガンズバック(青の騎士)ボルト・クライス(ライトニングスラッシュ) XATH-P-RSC ブラッドサッカー アデルハビッツ社がスコープドッグの後継機として開発していた次世代機がベースで、初期設定では「XATM-01」と称されM級だったが、OVA制作途中でH級に改められた。全身が漆黒で塗装されているが、元レッドショルダー隊員が乗り込んでいるので右肩のみが赤い。イプシロンが初めて搭乗したATでもある。避弾経始を考慮して胴体が絞り込まれているが、その分居住性が犠牲になっている。 ムック『ボトムズ・オデッセイ』で作られた非公式設定では、元来はギルガメス軍の次期主力AT開発計画「FX計画」で作られた機体で、その当時はグラントリードッグ(機体番号ATM-10-ST、計画名称ATH-P-FX)と呼ばれていたが、試作機の一部が秘密結社に奪われてしまい、機密保持優先のために計画を中止してしまった、とある。また秘密結社ではストライクドッグのプロトタイプに位置する同系統の機体、という設定も存在する。さらに機体名の「ブラッドサッカー」とは吸血鬼を意味する言葉のひとつで、「吸血部隊」と呼ばれたレッドショルダー部隊専用に開発されたという設定も存在し、OVA『野望のルーツ』では、惑星オドンのレッドショルダー基地内で組み立て中のブラッドサッカーを見ることができる。 ゲームブック『復讐の惑星シド』では、濃紺の機体が冒頭から、のちに復讐目的となる部隊上官の指揮官機として、機甲降下兵団特殊部隊デスドラグーン所属で登場する。武装は専用のGAT-45RSCヘビィマシンガン(別名ブラッディライフル)。標準装備にスモークディスチャージャーを持つ。 デザインのモデルになったのは『機動戦士Ζガンダム』に登場したモビルスーツ・マラサイ。 [目次へ移動]
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