「シュヴァルツ」の登場人物
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「アリアンロッド2E・リプレイ・ヴァイス/シュヴァルツ」の記事における「「シュヴァルツ」の登場人物」の解説
グランジ ヒューリン。シェフィルの祖父で、村の自警団の長。巨大な剣を操る。 村一番の実力を持つ古強者で、子供達からは「グラン爺」と呼ばれ慕われている。 村に隠された「薔薇の刻印」を守る役割を持っており、その場所と秘密をただ一人知っていた。 元はヴァンスターの騎士であり、戦災孤児を引き取って育てていた。 ロイド ヒューリン。ブリギット村唯一の神官。 「破戒僧」という形容がよく似合う型破りな男であり、神官にも関わらず神殿内で宴会を開くなどの非常識を行ったりする。口は悪いが神官としての腕は確か。 実はゾハール教団の一人であり、「刻印」を狙っていた。 正体は800年前に存在したある国の騎士で、本名はロヴレント。不治の病に罹患した愛娘のオフェーリアを救うためにゾハールの加護をもとめ、引き換えに守護騎士となった経緯を持つ。なお、イリスの夢に出てきた「黒騎士」の正体はこの男。 当時イリスの主だった“黒の巫女”の力の半分を与えられることでオフェーリアは救われたが、その後始まった“巫女”達と守護騎士による殺し合いによりそれが潰えそうになったため、“黒の刻印”を引き剥がして移植しようとしたが失敗。オフェーリアを封印して時間を止め、救う方法を模索しており、その一環としてヴァンスターに“刻印”や“巫女”の基礎的な情報を提供し、実験にも協力していた。 最後にはゾハール教団を離反、マビノギオンを奪って逃走。シェフィルを抹殺して“刻印”を奪い取ろうとしたが果たせず、かつての教え子であるエーデルワイス、そしてグランジ、イリアに看取られて落命した。 ゾハールから絶対防御結界や不死の身体(データ的には《絶対不死》というパワーで、シナリオに6回まで使用可能)を与えられている。もともとは「ゼロと琥珀の一角獣」のボスで、そこで退場するはずだったのだが、イリアをプレイしていた田中の悪ノリによって「絶対死なない」という設定が追加された結果、「シュヴァルツ」まで続けて登場することになった経緯がある。 オフェーリア ヒューリン。ロイドの娘で、800年前から封印状態で眠り続けている。 不治の病にかかって死にかけたところを、“黒の巫女”の力の半分を与えられることで延命した経緯がある。だがそのために彼女もまた“黒の巫女”となっており、シェフィル達同様ゾハールの呪いに囚われている。 ミラの残り時間が極端に少なかったのは、彼女が覚醒した時点で既にオフェーリアが“巫女”として存在していたため。 ゾハールの魂を封じる「器」としての側面を持ち、最終盤で魂を解放されたゾハールの核として利用されたが、討滅に伴い解放され、シェフィルから正式に“黒の刻印”を受け継いだことで病からも解放された。 ミラ・アトラス エルダナーンのメイジ/サモナー。ギルド「ロストソング」のギルドマスター。 シェフィル達の幼馴染。ディアスロンドから勧誘を受け、聖都に向かった。 かつて、狼と化して死にかけていたゼロを救った経緯があり、その縁でゼロから絶大な信頼を寄せられている。 実は結構大食い。 「蒼の薔薇の刻印」を持つ「薔薇の巫女」の一人だが、対応する「巫女」がかなり以前に目覚めていたため、クラン=ベルでシェフィル達と再会した際には残りの命が60日と迫っていた。 ファンブック「ラヴィアンローズ」収録のリプレイ「ゼロと琥珀の一角獣」にはPCとして登場。プレイヤーはA.m.u.。 ゼロ・ルシフェルド ヒューリン(ハーフヴァーナ)のウォーリア/ウォーリア。 ミラの護衛を務める新米騎士。慇懃無礼で協調性がまったくなく、無愛想な性格。 過去に投与された薬の副作用で狼と化し、彷徨った挙句に死にかけたところをミラに救われている。現在でも護衛を続けているが、ミラ大事のあまり突拍子もない行動に出るなど行動が極端。 2巻では敵の罠にかかってエーデルワイスと激突。その時は一時的にレベルが上がり、ウォーロード/ウォーリア/ドラグーンとなっていた。 ファンブック「ラヴィアンローズ」収録のリプレイ「ゼロと琥珀の一角獣」にはPCとして登場。プレイヤーは声優の江口拓也。 神官ブウ ヒューリンの神官。小太りで目が細い。 独自のブレンドのお茶を作るのが趣味であり、それを人に勧める癖がある。中には飲んだだけで昏倒するような代物まである。 正体はゾハール教団の一人で、イリスとゼロに飲ませた茶には「かつて蒼の巫女を殺した/殺された」という偽りのイメージを刷り込む魔術が織り込まれていた。それを利用してカラドボルグとカフヴァールの開封と掌握を狙ったが、イリスに倒された。 本当は「パブリク」という名前だったのだが、外見の描写を聞いた小暮が「魔人ブウ」を連想したためそのまま「神官ブウ」が定着した経緯がある。 ガーベラ ヒューリンのウォーロード/ドラグーン。 ディアスロンドの神殿に仕えており、「薔薇の刻印」に関する調査に協力している。 かつての経緯からイリスのことを知っている。 デュランダル ゾハール教団のエージェント。クロヴィスとシェフィルによる教団員襲撃作戦をしのいだ唯一の男であり、クロヴィスをあっさり返り討ちにするほどの実力を持つ。ただし、本来登場予定はなく、ただのエキストラだったはずがキャラが立ってしまったために名前が設定された経緯がある。 本来はロイドの部下であり、エーデルワイスのもとに彼からの挑戦を伝えにやって来ている。 “堕ちた神竜”ゾハール 4年前の“薔薇の災厄”で討滅された古代竜の一柱。粛清装置の一つであり、本来は「沈黙の氷原」に住まう“剣の王女”アストレートを牽制するのが使命であったが、その力ゆえに慢心して神の意思に背き、自ら粛清を起こして世界を破壊しようと動き始めた。この過程で魔族が絡まないまま邪悪化しており、当代の“紅の巫女”ノイエによって封印されていた。 後にノイエの娘・ノエル率いるギルド“フォア・ローゼス”によって討たれたが、武具にかけられたビルターグの呪いにより魂が現世に留まり、“黒影剣”エクリプスに封じられていた瘴気によって完全に邪悪化した。 その魂はもう一人の“黒の巫女”であるオフェーリアに封印されており、その封印をあえてシェフィル達が解いたことで遂に顕現。失われた肉体を多重結界で再現することで“エーデルワイス”と“ヘッジホッグ”の前に立ちふさがったが、クロヴィスの妨害で思うように力を発揮できず、猛攻を受け続けた末にシェフィルの攻撃で魂を砕かれ、完全消滅した。 デュランダル曰く、“薔薇の災厄”の時は無理矢理復活した上に反存在であるノイエを取り込んでいたため、本来の力の1/100しか出せておらず、ゆえにHPが420しかなかったらしい(全開状態のHPは42000となる)。
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