ダイオードとは? わかりやすく解説

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ダイオード【diode】

読み方:だいおーど

整流検波スイッチなどの働きをする二極素子元来二極真空管をさしたが、現在は半導体ダイオードをさす。

「ダイオード」に似た言葉

ダイオード

【英】diode

ダイオードとは、半導体素子一種で、単一方向にしか電流流さない性質持った素子のことである。

ダイオードは、p型半導体n型半導体接合され構成されている。それぞれの側から1本づつ電極伸びており、p型半導体から伸びている電極アノード同じくn型半導体から伸びている電極カソード呼ばれている。電流アノードからカソード方向にしか流れない。この性質利用して、ダイオードは整流回路などに用いられている。

電圧加えることによって発光する仕組み持ったダイオードは、特に発光ダイオードLED)と呼ばれている。発光ダイオードは、電球などに比べて省エネルギーかつ長寿命であり、光源としてさまざまなシーン利用される例増えている。


ダイオード diode

整流特性有する半導体素子整流とは電流一方通行と いえるもので、ダイオードのもつ抵抗特性利用して交流半分しか電流流さないようにすること。 制御スイッチングなどに沢山使われている。

ダイオード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 07:49 UTC 版)

ダイオード(英: diode)は整流作用(電流を一定方向にしか流さない作用)を持つ電子素子である。最初のダイオードは2極真空管で、後に半導体素子である半導体ダイオードが開発された。その後も研究が進み、今日では非常に様々な種類のダイオードが存在する。


注釈

  1. ^ 現代の半導体工学からの視点では、探る過程で表面が荒らされること自体に意味がある。

出典

  1. ^ Frederick Guthrie (October 1873) "On a relation between heat and static electricity," The London, Edinburgh and Dublin Philosophical Magazine and Journal of Science, 4th series, 46 : 257-266.
  2. ^ 1928 Nobel Lecture: Owen W. Richardson, "Thermionic phenomena and the laws which govern them", December 12, 1929
  3. ^ Thomas A. Edison "Electrical Meter" アメリカ合衆国特許第 307,030号 Issue date: Oct 21, 1884
  4. ^ Road to the Transistor”. Jmargolin.com. 2008年9月22日閲覧。
  5. ^ Ferdinand Braun (1874) "Ueber die Stromleitung durch Schwefelmetalle" (On current conduction in metal sulphides), Annalen der Physik und Chemie, 153 : 556-563.
  6. ^ Karl Ferdinand Braun. chem.ch.huji.ac.il
  7. ^ Diode”. Encyclobeamia.solarbotics.net. 2006年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月2日閲覧。
  8. ^ Sarkar, Tapan K. (2006). History of wireless. USA: John Wiley and Sons. pp. 94, 291–308. ISBN 0-471-71814-9. https://books.google.co.jp/books?id=NBLEAA6QKYkC&pg=PA291&redir_esc=y&hl=ja 
  9. ^ 五十嵐 征輝 (2011). パワー・デバイスIGBT活用の基礎と実際 MOSFETとトランジスタの特徴を活かしたスイッチング素子. Tōkyō: CQ出版. ISBN 9784789836098. OCLC 752002563. https://www.worldcat.org/oclc/752002563 
  10. ^ 液晶を使って光ダイオードを作製 東京工業大学
  11. ^ サーモエレクトロニクスを指向した基礎材料の開発 科学技術振興機構
  12. ^ データダイオード Waterfall片方向セキュリティゲートウェイ 東芝(インダストリアルICTソリューション社)



ダイオード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 17:03 UTC 版)

等価回路」の記事における「ダイオード」の解説

ダイオードは p 型半導体n 型半導体接合した2端子部品であり、それぞれアノード(A)端子カソード(K)端子と呼ぶ。カソードに対してアノード端子が高電位になると電流流れ、逆の電圧になると電流流れないという整流作用を持つ。理想的な特性では、順方向電圧場合導通状態になり、逆方向電圧場合電流遮断される理想ダイオード)。 しかし、実際素子ではこの電圧電流の関係は非線形であり、さらに pn 接合拡散電位のために順方向電圧所定電圧上でなければ電流流れ始めないシリコンで約0.5 - 0.7V、ゲルマニウムで約0.2 - 0.4V)。 これらを考慮した折れ線近似等価回路右図(b))では、理想ダイオード D {\displaystyle D} 、動作抵抗 R d {\displaystyle R_{d}} 、拡散電位電圧 V T {\displaystyle V_{T}} を直列接続した構成となる。これは、拡散電位超えた電圧印加されると、動作抵抗 Rにより電流1次関数的に決まることを表している。 高周波動作考慮する場合右図(c))、理想ダイオードに並列pn 接合空乏層が持つ接合容量 C d {\displaystyle C_{d}} 、ダイオードの広がり抵抗 R s {\displaystyle R_{s}} 、素子寄生する直列インダクタンス L s {\displaystyle L_{s}} が直列接続され構成になる。 なお、いずれの等価回路においても、逆方向電圧印加時の方向電流考慮されない

※この「ダイオード」の解説は、「等価回路」の解説の一部です。
「ダイオード」を含む「等価回路」の記事については、「等価回路」の概要を参照ください。

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ダイオード

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 07:40 UTC 版)

語源

英語のdiode (en)より。

名詞

ダイオード

  1. (電子工学) 電子部品のひとつで、半導体でできており、2つある端子のうち定められ片側からは電流通し反対側から電流阻止する働きをする素子

発音(?)

だ↗いお↘ーど

関連語

翻訳


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