珍とは? わかりやすく解説

うず〔うづ〕【珍】

読み方:うず

珍しいこと。尊いこと。

「吾(あれ)、御㝢(あめのしたをしら)すべき—の子を生まむ」〈神代紀・上〉


ちん【珍】

読み方:ちん

常用漢字] [音]チン(呉)(漢) [訓]めずらしい うず

めったにない。めずらしい。「珍客珍事珍重珍品珍味袖珍(しゅうちん)・八珍

普通とは変わっている。「珍奇珍説珍妙

[補説] 「珎」は異体字

名のり]いや・くに・くる・たか・のりはる・よし


ちん【珍】

読み方:ちん

[名・形動

めずらしいこと。また、そのさまや、そのもの。「—とするに足る品」

変わっていること。異様であること。また、そのさま。珍奇

雪江の親達は観世撚を撚ってるそうだ、一寸—だね」〈二葉亭・平凡〉


読み方:ウズ(uzu)

貴く立派であること。


読み方:ちん

  1. 百姓の女をいふ。又ちんすけともいふ。〔犯罪語〕
  2. 〔犯〕女のこと。犯罪者間の隠語。「タレ」に同じ。其条参照
  3. 農婦を云ふ。ちん助とも云ふ。
  4. 女。犯罪人間の隠語
  5. 女。前橋 犯罪者用語。
  6. 〔犯〕女のこと。
  7. 女のこと、田舎女のこと。ちんすけともいう。〔一般犯罪
  8. 江戸時代の陰語に女を「ちょう」或いは「ちん」といったが、これは現在もつかわれて「ちん公」ともいうが、公は助、坊などと同様擬人名用い流行語だった。したがって、若い娘を「ちんまい人妻女房のことを「ちんすけり」スケリは助、または助婦の意らしい。下等娼婦を「ちんふり」「フリチラスバイと共に商売をするという意味」という。女郎を「ちょう」女郎買を「ちょうまい」「マイは買うこと」、後家を「ちょうけい」「丁けいとも書かれた」これも女、或いは陰名となるか。〔風流
  9. 江戸時代隠語に女を「ちょう」あるいは「ちん」といったが、これは現在も使われちん公」ともいうが公は助、坊などと同様擬人名用いる語。したがって若い娘を「ちんまい人妻女房のことを「ちんすけり」(すけりは助または助婦の意)下等娼婦を「ちんふり」(ふりはチラスバイと共に商売のこと)をいう。女郎を「ちょう」女郎買を「ちょうまい」(マイは買うこと)後家を「ちょうげ」(これも女)。各項参照。(※「ちんすけり」「ちょう」「ちょうげ」は参照箇所不明

分類 山窩、犯、犯罪犯罪者犯罪者用語、犯罪

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/30 19:03 UTC 版)

(ちん、彌)または倭 珍(わ ちん、生没年不詳)は、5世紀前半(古墳時代中期)の[1]。「倭王珍」とも[1]


  1. ^ a b c 倭王珍(日本人名大辞典).
  2. ^ 倭王珍(朝日日本歴史人物事典).
  3. ^ 反正天皇(国史).
  4. ^ a b c d e 倭の五王(日本大百科全書).
  5. ^ 倭の五王(世界大百科事典).
  6. ^ a b c d e 『東アジア民族史 1 正史東夷伝(東洋文庫264)』 平凡社、1974年、pp. 309-313。
  7. ^ a b c 『倭国伝 中国正史に描かれた日本(講談社学術文庫2010)』 講談社、2010年、pp. 117-123。
  8. ^ a b 『東アジア民族史 1 正史東夷伝(東洋文庫264)』 平凡社、1974年、pp. 315-319。
  9. ^ 森公章 2010, p. 23.
  10. ^ a b c d e 倭の五王(国史).
  11. ^ a b c 足立倫行 「「倭の五王」をめぐる論点」『ここまでわかった! 「古代」謎の4世紀(新人物文庫315)』 『歴史読本』編集部編、KADOKAWA、2014年、pp. 48-61。
  12. ^ 上田正昭 『私の日本古代史 上 天皇とは何ものか-縄文から倭の五王まで(新潮選書)』 新潮社、2012年、pp. 226-231。
  13. ^ 森公章 2010, pp. 1–6.
  14. ^ a b c d 河内春人 2018, pp. 73–119.
  15. ^ a b 森公章 2010, pp. 47–50.
  16. ^ 珍(古代氏族) 2010.
  17. ^ a b 森公章 2010, pp. 25–46.
  18. ^ 森公章 「稲荷山鉄剣銘の衝撃 金石文・中国史書と記紀からみた四・五世紀」『発見・検証 日本の古代II 騎馬文化と古代のイノベーション』 KADOKAWA、2016年、pp. 70-84。
  19. ^ 「ワ」の物語(百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議「百舌鳥・古市古墳群」)


「珍」の続きの解説一覧

珍(ちん)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 06:56 UTC 版)

蒼天の拳」の記事における「珍(ちん)」の解説

劉宗武の情報屋飛燕や拳志郎、夏文麗情況報告する。拳志郎と宗武の戦いの際、金に目が眩み、国民党にその情報流したため宗武に殺された。その際、宗武は「孫」と間違って呼んでいた。杜天風情報屋でもある。

※この「珍(ちん)」の解説は、「蒼天の拳」の解説の一部です。
「珍(ちん)」を含む「蒼天の拳」の記事については、「蒼天の拳」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:22 UTC 版)

発音(?)


熟語


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