クイズ列車出発進行 訪れた場所と利用路線

クイズ列車出発進行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 14:52 UTC 版)

クイズ列車出発進行
ジャンル クイズ番組
司会者 渡辺文雄
松宮一彦
小泉紀子
出演者 一般参加者10チーム(→8チーム)
ラビット関根
エンディング 「ラブ・ソング」(西島三重子
国・地域 日本
言語 日本語
製作
制作 TBS
放送
放送チャンネルTBS系列
放送国・地域 日本
放送期間1979年10月7日 - 1980年3月30日
放送時間日曜 12:00 - 12:55
放送分55分
番組年表
次作日本縦断クイズ合戦
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クイズ列車出発進行』(クイズれっしゃしゅっぱつしんこう)は、1979年10月7日から1980年3月30日までTBS系列局および福島テレビテレビ山口(いずれも当時はフジテレビ系列とのクロスネット局)で放送されていた、TBS製作の視聴者参加型クイズ番組である。放送時間は毎週日曜 12:00 - 12:55 (日本標準時)。

概要

同日曜12:00枠における前番組は毎日放送制作の『婚約診断スイッチON』で、TBS制作番組はそれまで日曜14:00枠に編成されていた。この番組のスタートとともに毎日放送制作枠とTBS制作枠が入れ替えられ、以来日曜12:00枠はTBS制作枠となった。

番組内容

  • 日本全国各地を訪れ、国鉄(現・JR)や私鉄の列車(正しくは一部の車両)を借り切って行う。
  • 1チーム4人、10チーム(後期には8チーム)が列車の中で、一般常識クイズや開催される場所にちなんだ問題に挑戦。
    問題はすべて三者択一式。その中で、不正解だと1人が途中下車しなければいけない「落っこちクイズ」が数問、ラビット関根(現・関根勤)が車窓からの遠景に現れて正解を表現する「ラビットクイズ」(関根がどんなコスプレをしているのかを、三択で当てる)が1問あった(前期のみ)。
  • 「落っこちクイズ」はいつ出題されるかわからず、出題時には踏切警報機を模した小道具の警笛が突然鳴る。
    「落っこちクイズ」の出題場所は車内だけではなく、山陰本線が舞台になったときは列車に乗車前、松江駅の改札前で松宮が踏切警報機を装備した工事用ヘルメットを頭に着けて出題した(以後、乗車前の「落っこちクイズ」は恒例となる。ここでの敗者は列車に乗ることさえできず、見送りとなる)。
  • クイズの成績上位2チームは最終目的地で降車し、日本各地の名所で決勝戦を行い、優勝すると賞金40万円と20万円相当の旅行券、総額60万円獲得となる。前期にはクイズではなくご当地にちなんだゲームを行っていたが、後期に入ってクイズになった(東武日光線以降)。
  • 道中で1カ所だけ「落っこちた」参加者を対象に、収録地にあるネット局のアナウンサーが担当する敗者復活(おたすけ)ゲームが行われて、落っこちた者の中から1人を選び出し課題を与え、それをクリアすれば賞金が出た(前期のみ)。
  • 路線距離が短い江ノ島電鉄では特別ルールが採用された。
    藤沢駅江ノ島駅間で2チームずつの○×クイズが行われ、間違ったチームは全員次の駅で降車し、指定された時間までに江ノ島まで走って移動。江ノ島で復活クイズが行われ、正解チームは前者の正解チームと合流し、江ノ島駅→鎌倉駅間で通常クイズが行われた。間違ったチームが全員降車するルールは、下記の全員失格ルールに繋がった。
  • 後期には、2チームずつの早押し対戦で負けた方が全員失格になるクイズがあった。このクイズの後には、下車駅のホームで日本テレビアメリカ横断ウルトラクイズ』の「バラマキクイズ」のようなクイズが行われ、停車時間内に正解した人は復活できるようになっていた。
  • 列車内のクイズでは、ゲスト歌手が乗り込んでゲストにまつわる問題を出題しその後、ゲスト歌手が途中下車するクイズも行われたことがある。(主なゲストは、ピンクレディー榊原郁恵中原理恵など)しかし、ゲストの持ち歌は、放送時間の関係で披露されなかった。
  • この番組やこの番組の後番組である『日本縦断クイズ合戦』では、『アメリカ横断ウルトラクイズ』の模倣であるという指摘が放送当時から寄せられていた。
  • 走る列車内や駅でロケを行うため制約が多く変化が付けにくく、視聴率面ではNHKのど自慢フジテレビクイズ・ドレミファドン!』、日本テレビ『目方でドーン!』といった同様の視聴者参加型番組に及ばず、半年で終了。同種の『日本縦断クイズ合戦』にリニューアルするものの、制作局が毎日放送からTBSに替わっても視聴率の回復が見られず、『アッコ・古舘のゆうYOUサンデー!』で盛り返すまで苦戦を強いられることになる。

出演者

司会

  • 渡辺文雄:都合で不参加の時もあり。その際にはTBSのアナウンサーが代理を務めた。
  • 松宮一彦:当時TBSアナウンサー。出題者も兼ねて出演していた。
  • 小泉紀子

レギュラー

訪れた場所と利用路線

エンディングテーマ

備考

司会の渡辺と松宮は、スタート直前まで同局で放送されていたバラエティドラマ『少女探偵スーパーW』で共演したことがある。

同時間帯の番組では、民放唯一の全国ネット枠での放送だった。TBSのこの時間帯は、1958年スタートの『ロッテ 歌のアルバム』以来、現在放送中の『アッコにおまかせ!』まで全国ネット枠を継続している。                                             

また、『ロッテ 歌のアルバム』の後番組でもありロッテが引き続き番組スポンサーを務めた。(ただし、複数社になる。)ロッテは、この時間帯、番組が変わってもスポンサーを続けていた。

上記の通り、当番組は『アメリカ横断ウルトラクイズ』に似た内容だったが「列車の中で行う生き残りクイズ」は本番組のほうが先だった。『-ウルトラクイズ』で「列車クイズ」を行ったのは9年後の1988年放送の第12回大会での第4チェックポイント・アラスカ鉄道フェアバンクス - アンカレッジ間)が最初で最後だった。

脚注

  1. ^ 1984年3月18日に廃止された。
TBS系列 日曜12:00枠
前番組 番組名 次番組
婚約診断スイッチON
(1979年4月1日 - 1979年9月30日)
※12:00 - 12:45
ロッテ 歌のアルバム

ロッテ 歌のアルバム'79

(1969年4月 - 1979年9月30日)
※12:45 - 13:15
クイズ列車出発進行
(1979年10月7日 - 1980年3月30日)
日本縦断クイズ合戦
(1980年4月6日 - 1980年6月29日)




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