アウクソー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/30 04:03 UTC 版)
古代ギリシア語の「成長」、「大きくする女神」を象徴する女神の意味である。
アッティカ地方、特にアテナイではヘーゲモネーとともに2柱説の女神カリスの1柱である[1]。アウクソーは春を司るカリスで、万物の生長を掌る。ヘーゲモネーは秋を司るカリスで、果実の収穫を掌る。
またゼウスとテミスとの間に生まれた季節の女神・ホーラーの1柱ともされており[2]、夏を司る存在として植物の生長を象徴する。タロー、カルポーとともに3柱説のホーラーの1柱でもある[3][4]。
脚注
参考文献
- ^ パウサニアス、9巻35・2。
- ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.263b。
- ^ パウサニアス、9巻35・1。
- ^ ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌス、『神話集(Fabulae)』 183。
- 1 アウクソーとは
- 2 アウクソーの概要
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