Rootage以降のオプション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 19:56 UTC 版)
「beatmania IIDX」の記事における「Rootage以降のオプション」の解説
tricoro以降は全体的にオプションの見直しが行われており、操作方法やキーの割り当てなどは過去作から変更されている。また、ゲームの難易度を下げるオプション(GAUGEオプションとASSISTオプション)のみに絞り込んだ初心者向けのビギナーオプションも用意されており、全てのオプションを使用するには通常オプションに切り替えなければならない。更にRootageで大幅なオプションの見直しが行われ、オプションウィンドウ内のテンキーオプションに「EXTRA OPTION」の正式名称が与えられた。 STYLEオプション RANDOM スクラッチを除く落下オブジェをレーン(鍵盤)単位でシャッフルする。 S-RANDOM アーケード版HAPPY SKYより実装。スクラッチを除く落下オブジェをノート単位でシャッフルする。 R-RANDOM PENDUALより実装。スクラッチを除く落下オブジェを正規譜面もしくはMIRROR譜面を1レーンずつずらしたレーン配置の中から配置が選ばれる。 MIRROR オブジェの落下位置について1鍵と7鍵、2鍵と6鍵、3鍵と5鍵を入れ替える。4鍵及びスクラッチは変わらない。 SYNCHRONIZE RANDOM(ダブルプレーでBATTLEオプションを使用した時のみ設定可能) 左右の譜面をランダムで左右同じ配置にする。 SYMMETRY RANDOM(ダブルプレーでBATTLEオプションを使用した時のみ設定可能) 左右の譜面をランダムでシンメトリー配置にする。 FLIPオプション(ダブルプレー専用の為、シングルプレー時は設定不可) FLIP(ダブルプレー) ダブルプレー時に、左右の譜面を入れ替える。STYLEオプション・ASSISTオプションを同時に設定していた場合は入れ替わった後に反映される。 GAUGEオプション どのゲージオプションも使用せずにプレーした場合のクリアランプは、クリアすれば青点灯、失敗すると赤点滅(Rootageまでは譜面難易度の色の点滅)となる。またゲージオプションの使用可否を問わず、フルコンボを達成した場合には「FULLCOMBO CLEAR」となる。 Rootage以前の旧作では、クリアランプの色は譜面に対応した色になる(NORMAL→青色、HYPER→黄色、ANOTHER→赤色)。 JUST GREATとGREAT(HARD・EX HARD適用時はやや少なめになっている)は回復量は同じであるが、HARD・EX HARD適用時はGOODで回復しない仕様になっている(通常・EASYでは半減と回復しにくくなる)。 プレー開始時のグルーブゲージはASSISTED EASY・EASY・通常は22%、HARD・EX HARDは100%から始まる。ASSISTED EASY copulaより実装。ゲージ減少・増加率はEASYと変わらないが、クリアボーダーが60%となっている。これを使用してクリアすると、後述するASSISTオプションを使用した場合と同様「ASSIST CLEAR」となり、紫色のクリアランプが点灯する。 copula以降のEXPERTモードでは使用不可。 EASY ゲージ減少量が通常ゲージの80%に抑えられている。EXPERTモードでは通常に比べゲージが減りにくく、増えやすくなる。これを使用してクリアすると「EASY CLEAR」となり、緑色のクリアランプが点灯する。 通常ゲージと同じで、1834ノーツを達すると、ゲージが回復しにくくなる仕組みがある。 PENDUAL以降のEXPERTモードでは使用不可。 初期の家庭用ではオプションではなくゲームレベル設定として収録されていた。プレーオプションとして使えるようになったのは6th styleから(これとは別個にゲームレベル設定はそのまま継続)。 HARD 減少幅が大きい赤色の減少型ゲージになり、ゲージが0%になったら即終了。但し通常ゲージやEASYゲージと異なり、ゲージが0%になることなく最後まで演奏できたらクリア扱いとなるため、曲によってはこちらの方がクリアしやすくなることもある。なお、グルーブゲージが30%以下の時には30%補正がかかる。EXPERTモードでは通常に比べゲージが減りやすく、増えにくくなる(30%補正がかかるのも同様)。これを使用してクリアすると「HARD CLEAR」となり、白色のクリアランプが点灯する。ダブルプレー時はシングルプレー時より減少率が若干緩く調整されている(EXPERTを除く)。 EX HARD Lincleより実装。減少幅が非常に大きい黄色の減少型ゲージになる(ゲージ全体も点滅する)。ゲージ回復はHARDと同じだが、減りは2倍になる上に、HARDと違って30%補正が掛からない。ゲージが0%になったら即終了だが、0%になることなく最後まで演奏できたらクリア扱いとなるのはHARDと同様。これを使用してクリアすると「EX HARD CLEAR」となり、クリアランプが黄色と赤色で交互に点灯する。 RANGEオプション SUDDEN+ アーケード版HAPPY SKYより実装。譜面表示部上部からレーンカバーが表示される。表示位置を調節できるため、HI-SPEEDと同じく可視情報の調整に使われる場合が多い。画面に紙やタオルなどを掛けることで異なる位置からオブジェを表示させようとするプレーヤーをヒントに実装されており、レーンカバーのカスタマイズデザインにもタオルが用意されている。 HIDDEN+ アーケード版HAPPY SKYより実装。譜面表示部底辺側から譜面を覆い隠すレーンカバーが表示される。演奏前や演奏中は任意に遮蔽開始位置を変えることが可能で、STARTボタンを押しながらターンテーブルを回すことで調整する。STARTボタンを素早く2回押すことでレーンカバーをなくすことも出来る。極稀にディスプレイの表示遅延を補う用途で使われることもある。 SUD+ & HID+(HIDDEN+ + SUDDEN+) 上下のレーンカバーを同時に表示させることも可能。単体と同様に表示範囲を調整でき、完全に遮蔽することも可能。 LIFT 判定ラインをデフォルトより上の位置にずらして表示する。STARTボタンを押しながらターンテーブルを回すことで位置を調整できる。判定ラインを自分の目線に合わせることが可能となり、「LIFT & SUD+」でSUDDEN+と併用することもできる。 ASSISTオプション どれか一つでも適用してクリアすると「ASSIST CLEAR」となり、紫色のクリアランプが点灯する(GOLD以降。DistorteD以前はEASY CLEARと同じ)。家庭用においては、ASSISTオプション使用時は一切の記録が行われない。AUTO-SCRATCH スクラッチを自動化する。スクラッチオブジェが緑色で表示され、スコア算出の対象外となる。5KEYSの場合と違い、ターンテーブルを操作すると対応した音が鳴る。スクラッチが存在しない曲に使用してもASSIST CLEARになる。 LEGACY NOTE CN・BSS・HCNを無効にし、先頭ノートのみにする。MSSは始点ノートと中間ノートが通常のスクラッチに変換される。AUTO-SCRATCHや5KEYSと違い、CN・BSS・HCN・MSSが存在しない曲に使用してクリアしてもASSIST CLEARにはならず、これより上位のクリアランプが点灯する。 AUTO-SCRATCH + LEGACY AUTO-SCRATCHとLEGACYを同時に適用する。 HI-SPEED 譜面の落下速度を早くする。同様の倍率でノートの縦間隔も広がるので打鍵タイミングは元のままであり、曲のテンポは変わらない。 等速では落下速度が遅く見辛いことが多いので、このオプションを用いることはデファクトスタンダードとなっている。Rootageではビギナーオプション適用時に限りオプション画面から変更することができるが、通常オプション適用時はtricoro以降と同様にオプション画面ではなく演奏画面でのみHI-SPEEDを変更することになる。STARTボタンを押しながら白鍵盤を1度押す毎に1段階減少、黒鍵盤を1度押す毎に1段階増加する。 アーケード版HAPPY SKY以前・家庭用10th style以前の各旧作は演奏中にHI-SPEEDの変更ができない。 HEROIC VERSEではRootageのハイスピードに正式名称「ノーマルハイスピード」を与え、これを10段階から20段階に拡張(厳密には細分化)。更にCANNON BALLERSまでは実倍率表示のものを「クラシックハイスピード」の名称で再実装された。切り替えにはe-amusementベーシックコースの加入が必須となる。 クラシックハイスピード CANNON BALLERSまでの標準的なハイスピードオプション。10段階用意されており、それぞれ落下速度を元の1.50/2.00/2.25/2.50/2.75/3.00/3.25/3.50/3.75/4.00倍にする。Lincleまでの表記はHI-SPEED 0.5から5.0まで0.5刻み、tricoro以降は実倍率表示となっている。 ノーマルハイスピード Rootageからの標準的なハイスピードオプション。Rootageでは1から10までの単位表示、HEROIC VERSEでは1から20までの単位表示となっている。新作初プレー時は必ずこのハイスピードに設定されているので、前作で上記のクラシックハイスピードを使用していた場合や、後述のフローティングハイスピードから切り替えた場合には注意が必要。 フローティングハイスピードtricoroで実装されたオプションで、譜面落下速度を0.50-10.00倍の範囲で0.01刻みで自由に調節できる。演奏画面でSTARTボタン+EFFECTボタンで切り替えると、RANGEオプション非使用時はスクラッチで倍率を調節できるようになり、RANGEオプションを使用しているとフローティングハイスピードを有効化した時のノーツ表示時間(緑色の数字で表示される)に固定されるように倍率が自動調節される。鍵盤で調節する場合、Rootageまでは0.5刻み、HEROIC VERSEからは0.25刻みで調整される。 EXTRA OPTION 辻斬りバトル Rootageで追加されたオプション。自身よりひとつ上の順位のスコアを記録したプレイヤーのスコアグラフが自動的にセットされ、その最終スコアを超えた時点で次の順位のプレーヤーに切り替わり、最終的に店舗内トップのスコアを目指すというもの。順位上昇回数がそのまま「辻斬り数」として蓄積される。テンキーの1を押すことで適用される。 HEROIC VERSEでは新・辻斬りバトルとして新要素を追加。辻斬りバトル設定時に「隠れキャラ」が出現することがある。辻斬りの成否に関わらず、公式サイト内の隠れキャラ図鑑にそのキャラが登録される。 SUB TARGET HEROIC VERSEで実装。設定中のターゲットグラフのデータが存在しない場合に予備としてターゲットグラフを設定することができる。こちらもデータが存在しない場合は「NO DATA」となる。テンキーの2を押すことで適用される。 M-RAN HEROIC VERSEで実装。2人プレー時にM-RANを有効にした上でRANDOM系オプションを使用すると、ランダムに譜面が配置された後にMIRRORが適用される。1P側、2P側それぞれ個別に設定することが可能。上記のSYMMETRY RANDOMの2人プレー版とも取れる。テンキーの6を押すことで適用される。 BATTLE ダブルプレー時に使用可能。両サイド共にシングルプレーの譜面でプレーする。テンキーの7を押すことで適用される。LincleまではBATTLEオプションで独立していた。このオプションを使用した場合、スコア・クリアの記録は行われない。また、スコアグラフも表示できなくなる。Resort Anthemまでの2人でのシングルプレー時は、段位認定とEXPERTで必ず適用され、それ以外のモードでは自由に選択することが出来た。Lincle以降2人でのシングルプレー時は、全てのモードで強制的に適用される。 H-RAN(H-RANDOM) 家庭用では10th style以降、アーケードでもDJ TROOPERS以降の一部バージョンに実装。S-RANDOMと同時に適用すると16分以上の細かい縦連打が出ないようになる。このオプションを適用した場合は譜面の難易度が大きく変わり、ゲーム性が大きく損なわれてしまう関係上スコア・クリアタイプの記録は行われず、「NO PLAY」の状態からプレーした場合はNO PLAYのまま、過去にH-RANを使用せずにプレーしたことがある場合は最後にプレーした時のスコア・クリアの記録のままとなる。テンキーの8を押すことで適用される。 EXPAND-JUDGE PENDUALから実装。PERFECT GREAT、GREATの判定領域を通常時の4倍に拡大する。このオプションを適用した場合、H-RAN適用時以上に高得点への難易度を大きく下げてしまうため、スコア・クリアタイプの記録は行われず、「NO PLAY」の状態からプレーした場合はNO PLAYのまま、過去にEXPAND-JUDGEを使用せずにプレーしたことがある場合は最後にプレーした時のスコア・クリアの記録のままとなる。テンキーの9を押すことで適用される。段位認定モード、HAZARDモードでは使用できない。
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