P1形とは? わかりやすく解説

P1形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 06:45 UTC 版)

ミュンヘン市電P形電車」の記事における「P1形」の解説

1950年代ミュンヘンでは都市部交通量増加による混雑やそれに伴う路面電車始めとした公共交通機関速度低下対応するべく、地下鉄建設する計画進められていた。当初ミュンヘン市内建設する地下鉄路面電車と同規格とし、市内地下区間郊外路面区間走行する事が検討されていた。そこで、将来地下鉄運用適した車両として1959年から1960年にかけて2両(101102)が試作されたのがP1形(P1.65形)で、その長い車体から伝説上の怪物にちなみ「タッツェルブルム」とも呼ばれていた。 基本的な構造は3軸車であるM形電車ドイツ語版)(M5形)に準拠しており、ステアリング機能備えた台車付き車体小型フローティング車体を挟む3車体連接構造有していた。乗降扉は車体右側前後車体に2箇所中間車体に1箇所設置されており、ミュンヘン市電初め外開きプラグドア採用された。また、キーペ(ドイツ語版)製の電空協調制御装置搭載され複数車両繋いだ総括制御運転も可能となっていた。 製造後ミュンヘン市電各系統営業運転使用されたが、その実績を検討した結果、以下の要因でP1形の量産断念された。 設計当初車掌の数を1人削減する事が計画されていたが、導入時運賃徴収システムでは困難であり、実際営業運転時には車掌2人必要となったM形による2両編成(6箇所)に比べて乗降扉が少なく乗客流動性悪化したM形比べてメンテナンス作業工程複雑化し、費用高額となった次項述べP2形P3形量産が進む中で構造が他車と異なるP1形は余剰となり、末期ラッシュ時のみの運用となった。そして1011972年事業用車両転用され、102以降営業運転使用されたが1975年営業運転退いたその後1011976年解体され一方102ハノーファー路面電車博物館ドイツ語版)の収蔵品経て2015年ミュンヘンMVG博物館ドイツ語版)への移設が行われ、将来的動態復元向けて作業進められている。

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P-1形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/30 06:57 UTC 版)

ロサンゼルス鉄道P形電車」の記事における「P-1形」の解説

1936年から1937年2度渡ってセントルイス・カー・カンパニー発注が行われた、ロサンゼルス鉄道最初PCCカー合計95両(3001 - 3095)が導入され全車とも車体下半分がクロムイエロー上半分がレモンイエローの新塗装登場した機器導入年度の違いにより、以下の3種類に分けられる3001 - 3020 - 1936年発注機器ウェスチングハウス・エレクトリックWH)製。 3021 - 3060 - 1936年発注機器ゼネラル・エレクトリックGE)製。 3061 - 3095 - 1937年発注当初の計画では100両を導入する予定だったが、予定変更し35両に縮小した機器GE製。 最初に導入され300130021937年7月26日からの営業運転先立ち同年5月23日一般市民対象にしたお披露目式で展示された。またこの2両の前面窓運転台差し込む日差し問題視された事で納入直後傾斜つけられ以降車両同様の形状導入された。製造当初車掌乗務していたが、1941年以降ワンマン運転用いられた。

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