グレート・イースタン鉄道E22形蒸気機関車とは? わかりやすく解説

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グレート・イースタン鉄道E22形蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 08:03 UTC 版)

グレート・イースタン鉄道 E22形
LNER J65形
基本情報
運用者 グレート・イースタン鉄道 » LNER » BR
設計者 ジェームス・ホールデン
製造年 1888年 - 1893年
製造数 20両
廃車 1956年
愛称 Blackwall Tanks
主要諸元
軸配置 0-6-0T
軌間 1,435 mm
長さ 8.28 m
機関車重量 37.1 t
固定軸距 4.06 m
動輪径 1.219 m
シリンダ
(直径×行程)
356 mm × 508 mm
ボイラー圧力 1.10 MPa
燃料 石炭
燃料搭載量 2.5 t
水タンク容量 2,950 L
引張力 49.40 kN
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グレート・イースタン鉄道E22形(GER Class E22)は、ジェームス・ホールデンによって設計されたグレート・イースタン鉄道(GER)のタンク機関車。1923年の合併による四大鉄道発足によりロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(LNER)へ移管され、J65形となった。

歴史

1.219 mのロッド[1]と356 × 508 mmのシリンダーを持ち、T18形(LNERのJ66形)より軽量な車体を持っていた。

製造年度の一覧[2]
製造年度 形式 製造者 両数 GER車番 LNER車番 備考
1889年 E22 ストラトフォード・ワークス 10 150–159 7150–7159
1893年 B32 ストラトフォード・ワークス 10 245–254 7245–7254

1889年から1912年にボイラーの積み替えが行われた。1924年からはマッカラン可変排気管が除去された。2-4-0機関車として、フェンチャーチ・ストリート駅からブラックウォール間を走っていた時は「ブラックウォールタンク」という名で知られていた。ストークフェリー、アイやミッドサフォーク軽便鉄道の支線でも使用された。

1930年から順次廃車となり、1937年までに15台が廃車となった。その後10年間は廃車は行われず、1944年に残っていた5台は製造順に 8211 - 8215 へ改番された。これらの最後の5台は1947年から1956年[3]の間に廃車となり、LNERのJ65形は消滅した[4]

廃車年度の一覧[5]
廃車年度 残存数 廃車数 車番
1930年 20 1 7246
1931年 19 3 7153, 7245, 7251
1932年 16 2 7154, 7158
1935年 14 2 7152, 7252
1936年 12 1 7248
1937年 11 6 7150, 7151, 7156, 7159, 7249, 7254
1947年 5 1 8212 (旧番7157)
1948年 4 1 68213 (旧番7247)
1949年 3 1 68215 (旧番7253)
1953年 2 1 68211 (旧番7155)
1956年 1 1 68214 (旧番7250)

参考文献

脚注

  1. ^ Aldrich 1969, pp. 68–69 (quoting S. D. Holden英語版's personal locomotive register)
  2. ^ Aldrich 1969, p. 99.
  3. ^ Aldrich 1969, p. 100.
  4. ^ Allen et al. 1983, pp. 70–73
  5. ^ Aldrich 1969, pp. 99–100

参考文献

外部リンク




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