P1 LM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 22:32 UTC 版)
マクラーレン・オートモーティブはサーキット走行専用車のマクラーレン P1 GTRをベースに公道走行を可能にした「マクラーレン P1 LM」というモデルを限定販売すると発表した。マクラーレン F1 GTRをベースに公道走行を可能にして限定販売されたマクラーレン F1 LMの手法を踏襲している。プロトタイプ1台を含む6台が生産され、5台が販売された。XP1 LMと呼ばれるプロトタイプはマクラーレン・オートモーティブに保管され、開発・テストに使用されている。P1 GTR同様モーターとエンジンの出力合計は1000PSであるが、軽量なインコネルという超合金製のエキゾースト・システムや軽量化されたチャージクーラー、レキサン樹脂製ウインドウ、マクラーレン F1 GTR用の軽量シート、チタン製のボルトやテールパイプを採用し、レース用の装備であるオンボード・エアジャッキなどを取り外したことで、P1 GTRから60kgの軽量化がされている。リアウィングはより大きなフロントスプリッターとダイブプレーンが採用され、ダウンフォースを40%引き上げた。また、パワーを増加させるためドライブトレインも変更されている。 2017年4月27日、XP1 LMはケニー・ブラックのドライブによりニュルブルクリンク北コースで6分43秒22のラップタイムを記録した。これはサーキット走行専用車を含む市販車での当時の最速ラップレコードであった。
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