低地オーストリア交通機関会社P1形客車とは? わかりやすく解説

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低地オーストリア交通機関会社P1形客車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/10 07:03 UTC 版)

低地オーストリア交通機関会社P1形客車
P1形客車(P3)
基本情報
運用者 低地オーストリア交通機関会社(NÖVOG)
製造所 シュタッドラー・レール
製造年 2013年 - 2014年
製造数 4両(P1 - P4)
運用開始 2014年6月28日
投入先 マリアツェル線
主要諸元
軌間 760mm
最高運転速度 80km/h
設計最高速度 90km/h
編成定員 36人(P1 - P3)
33人(P4)
車両重量 18.5t
全長 16,600mm
全幅 2,650mm
全高 3,545mm
床面高さ 950mm
数値は[1]に基づく。
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P1形客車(NÖVOG P1 - P4)は、オーストリア低地オーストリア交通機関会社(NÖVOG)が所有する狭軌鉄道であるマリアツェル線で使用されている客車(パノラマ客車)。2014年6月28日から営業運転を開始した[2]

概要

2010年、NÖVOGはマリアツェル線の近代化施策の一環として、新型電車(ET1形)と共に、2010年12月に観光運用に適したパノラマ客車をスイスシュタッドラー・レールに発注した。観光客が多く利用するマリアツェル線での使用を考慮し、座席は一部を除いてテーブルを挟んだ向かい合わせの配置となっている[1]。また側面の大型窓に加えサンルーフも設置されており、マリアツェル線の沿線の広大な自然の風景を楽しむことができる[3]

製造された4両のうち1両(P4)には調理室が設置されており、各座席に料理やドリンク、デザートなどを提供するケータリングサービスを実施している[3]。その代わりこの車両にトイレは設置されていない[1]

運用

2013年12月19日に最初の車両がマリアツェル線に到着し[3]、試運転の後2014年の夏季シーズンから営業運転を開始した[4]。定期運用は5月から10月までの土日祝日に限られているが[5]、団体輸送用にチャーターすることも可能である[3]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c Panoramawagen für die NÖVOG/Mariazellerbahn, Österreich (PDF)”. Stadler Rail. 2017年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月27日閲覧。
  2. ^ Himmelstreppe: Panoramawagen begeistern” (2014年6月30日). 2018年10月10日閲覧。
  3. ^ a b c d Mariazellerbahn: Erster Panoramawagen für die Himmelstreppe ist da! - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
  4. ^ Panoramawagen - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
  5. ^ Panoramawagen”. 2018年10月10日閲覧。



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