JAXA
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単段式宇宙輸送機#日本 にあるとおり、のちにJAXAの母体となる各前身組織では、それぞれTSTOの基礎技術とも共通する、SSTOの基礎研究がおこなわれていた。これらを組み合わせる形で、TSTOの構想が発表された。 まず、HOPE-Xを大型化したような機体にロケットエンジンと推進剤を搭載したものを開発する。この機体はNASDAのロケットプレーンに類似しているが、ロケットプレーン検討時に判明したとおり軌道速度に達しないため、衛星軌道に乗らずそのまま大気圏に再突入して、滑走路に着陸する。この機体は技術実験機というだけでなく、使い捨てロケットを搭載して衛星を打ち上げることや、準軌道宇宙観光などに使用できるとしている。 次に、ジェットエンジンを搭載した極超音速飛行機を開発する。このエンジンはATREXと呼ばれ、ラム圧縮で高温になった空気を、液体水素を利用した熱交換器で冷却し、水素燃料ターボジェットエンジンに供給する。このためスクラムジェットエンジンとは異なり、最大速度はマッハ5程度にとどまる。この機体に、前述のロケットプレーン型機を背負い式に搭載し、空中発射することで二段式スペースプレーンを実現するというものである。 この構想の鍵を握るのはATREXエンジンの実用化であるが、エンジンを搭載した最初の実験機の開発が2015年前後と考えられていることから、TSTOの開発はそれより後になる。
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JAXA
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「ROBOTICS;NOTES」の記事における「JAXA」の解説
瀬乃宮 健一郎(せのみや けんいちろう) 声 - 小山武宏 あき穂やみさ希の父親。JAXAの種子島宇宙センター所長。かつてはデキる人物だったらしいが、今は優しく頼り甲斐の無さそうなおじさんになっている。 天王寺 綯(てんのうじ なえ) 声 - 山本彩乃 JAXAの職員で、前作『STEINS;GATE』の登場人物の1人。20歳。 いつもぽわっとした笑顔を浮かべており、誰に対しても気さくに接する。歳が近いこともあってロボ部面々ともまるで友人のように接するが、本人曰く「媚び方を心得ている」らしく上層部と掛けあってガンつくプロジェクト出資を決めさせるなど侮れない力の持ち主。「目が笑っていない」と言われるのがコンプレックス。 愛車は「さやいんげん号」と名付けた空色の自転車。キルバラのランクは200位台。「変な二つ名を付けるのが趣味な近所のおじさん」からは、格ゲー四天王入りする実力を指して「暴走小町(フラットアウト・プリンセス)」と呼ばれていた。 実は三百人委員会に対抗する組織の一員であり、『S・ブラウン』のコードネームを持つ。徒手格闘に秀でており、武装した相手数人を無力化する程の腕前。澤田は彼女に会ったことはないが『S・ブラウンのコードネームを持つ人物が種子島にいる』ことを知っており、海翔に彼女を頼るようにと伝えた。
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JAXA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 22:56 UTC 版)
日本では2009年現在、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が宇宙開発を一元的に担っているが、その統合母体となった3機関では、それぞれSSTOの開発構想を持っていた。 まず航空宇宙技術研究所 (NAL) は、スペースプレーンの開発を掲げ、スクラムジェットエンジンの研究に取り組んできた。この研究はそのままJAXAにも引き継がれている。2009年現在は、前述した複数のエンジンを搭載しなければならない問題に対処するため、スクラムジェットエンジンとロケットエンジンの機能を単一のエンジンで持つ、複合サイクルエンジンを研究している。 宇宙開発事業団 (NASDA) は、ロケットエンジンで垂直離陸し、水平着陸するロケットプレーンと称する構想を発表したことがある。この機体は開発構想というよりロケット式SSTOの開発に必要な技術を整理するためのスタディーと呼ぶべきものであった。この結果、ロケット式SSTOであっても、当時の技術では機体構造の重量超過とエンジン性能の不足により衛星軌道に到達できないことが判明した。 一方宇宙科学研究所 (ISAS) では、まずHIMESと呼ばれる水平着陸型SSTOの研究が行われた。これは、離陸に際してリニアモーターを使用したカタパルトや、気球による空中打ち上げを利用することで本体の性能を補おうとしたものであったが、実現しなかった。 ISASではその後、HIMESのエンジン技術を引き継いで、ATREXの研究が続けられている。 JAXAでは、ATREXの実用化対象としてTSTOの構想を示している(二段式宇宙輸送機#JAXA)。 垂直離着陸SSTOの要素技術としては、ISASがRVTを開発している。RVTは垂直離着陸SSTOの要素技術である、ロケットエンジンによる垂直離着陸と、そのような機体を繰り返し飛行させ、故障があっても飛行を中止して安全に帰還できる技術の開発を目的としている。本計画は統合後も継続されており、当面の目標として、微少重力実験や高層大気の観測を目的とした小型ロケットを代替する、低コストの準軌道機実用化を掲げている。
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