HtmlDocument イベント

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Click | ユーザーがドキュメント内の任意の場所をクリックしたときに発生します。 |
![]() | ContextMenuShowing | ユーザーがドキュメントのコンテキスト メニューの表示を要求したときに発生します。 |
![]() | Focusing | ドキュメントがフォーカスを得る前に発生します。 |
![]() | LosingFocus | コントロールからフォーカスが失われるときに発生します。 |
![]() | MouseDown | ユーザーがマウスの左ボタンをクリックしたときに発生します。 |
![]() | MouseLeave | マウスがドキュメント上を移動しなくなったときに発生します。 |
![]() | MouseMove | マウスがドキュメント上を移動すると発生します。 |
![]() | MouseOver | マウスがドキュメント上を移動すると発生します。 |
![]() | MouseUp | ユーザーがマウスの左ボタンを離したときに発生します。 |
![]() | Stop | 別の Web ページへの移動が中断されたときに発生します。 |

HtmlDocument クラス
アセンブリ: System.Windows.Forms (system.windows.forms.dll 内)


HtmlDocument は、HTML DOM (Document Object Model) とも呼ばれる Internet Explorer のドキュメント オブジェクトのマネージ ラッパーを提供します。WebBrowser コントロールの Document プロパティを使用して、HtmlDocument のインスタンスを取得します。
HTML ドキュメント内の HTML タグは、相互に入れ子にできます。したがって、HtmlDocument はドキュメント ツリーを表し、その子は HtmlElement クラスのインスタンスになります。単純な HTML ファイルを次のコード例に示します。
<HTML> <BODY> <DIV name="Span1">Simple HTML Form</DIV> <FORM> <SPAN name="TextLabel">Enter Your Name:</SPAN> <INPUT type="text" size="20" name="Text1"> </FORM> </BODY> </HTML>
この例では、HtmlDocument は、HTML タグ内のドキュメント全体を表します。BODY、DIV、FORM、および SPAN の各タグは、個別の HtmlElement オブジェクトで表されます。
このツリー内の要素には、複数の方法でアクセスできます。BODY タグおよびそのすべての子にアクセスするには、Body プロパティを使用します。ActiveElement プロパティを使用すると、ユーザーの入力フォーカスがある HTML ページ上の要素の HtmlElement にアクセスできます。HTML ページ内のすべての要素には名前を割り当てることができます。All コレクションは、対応する名前をインデックスとして使用して、各 HtmlElement へのアクセスを提供します。GetElementsByTagName は、DIV や TABLE など、指定された HTML タグ名を持つすべての HtmlElement オブジェクトの HtmlElementCollection を返します。GetElementById は、指定された一意の ID に対応する単一の HtmlElement を返します。GetElementFromPoint は、指定されたマウス ポインタ座標に位置する、画面で確認できる HtmlElement を返します。
Forms コレクションおよび Images コレクションを使用して、ユーザー入力フォームまたはグラフィックスを表す要素をそれぞれ繰り返すこともできます。
HtmlDocument は、Internet Explorer の DHTML DOM で実装されるアンマネージ インターフェイス (IHTMLDocument、IHTMLDocument2、IHTMLDocument3、および IHTMLDocument4) に基づいています。これらのアンマネージ インターフェイスで最も頻繁に使用されるプロパティおよびメソッドだけが、HtmlDocument によって公開されます。その他のすべてのプロパティおよびメソッドに直接アクセスするには、DomDocument プロパティを使用します。このプロパティを、目的のアンマネージ インターフェイス ポインタにキャストできます。
HTML ドキュメントにはフレームが含まれている場合があります。フレームは、WebBrowser コントロール内の別のウィンドウです。各フレームには、独自の HTML ページが表示されます。Frames コレクションは、Window プロパティから使用できます。Window プロパティを使用すると、表示されたページのサイズ変更、ドキュメントのスクロール、またはユーザーへの警告およびプロンプトの表示も可能です。
HtmlDocument は、HTML ページをホストするときに処理する最も一般的なイベントを公開します。インターフェイスで直接公開されないイベントの場合、AttachEventHandler を使用してイベントのハンドラを追加できます。
HTML ファイルには、JScript、VBScript などのアクティブ スクリプト言語で記述されたコードをカプセル化する SCRIPT タグが含まれている場合があります。InvokeScript メソッドは、SCRIPT タグで定義されたプロパティおよびメソッドを実行します。
![]() |
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HtmlDocument のほとんどのプロパティ、メソッド、およびイベントは、アンマネージ DOM の場合と同じ名前を保持していますが、一部は .NET Framework との一貫性を維持するために変更されています。 |

Northwind データベースのデータを使用して、CreateElement によって HTML TABLE を動的に作成するコード例を次に示します。AppendChild メソッドも使用され、セル (TD 要素) を行 (TR 要素) に追加してから、行をテーブルに追加し、最後にテーブルを現在のドキュメントの末尾に追加します。このコード例では、アプリケーションに WebBrowser1 という名前の WebBrowser コントロールが存在する必要があります。
Private Sub DisplayCustomersTable() ' Initialize the database connection. Dim CustomerData As New DataSet() Dim CustomerTable As DataTable Try Dim DBConn As New SqlConnection("Data Source=CLIENTUE;Integrated Security=SSPI;Initial Catalog=Northwind;") Dim DBQuery As New SqlDataAdapter("SELECT * FROM CUSTOMERS", DBConn) DBQuery.Fill(CustomerData) Catch dbEX As DataException End Try CustomerTable = CustomerData.Tables("Customers") If (Not (WebBrowser1.Document Is Nothing)) Then With WebBrowser1.Document Dim TableElem As HtmlElement = .CreateElement("TABLE") .Body.AppendChild(TableElem) Dim TableRow As HtmlElement ' Create the table header. Dim TableHeader As HtmlElement = .CreateElement("THEAD") TableElem.AppendChild(TableHeader) TableRow = .CreateElement("TR") TableHeader.AppendChild(TableRow) Dim HeaderElem As HtmlElement For Each Col As DataColumn In CustomerTable.Columns HeaderElem = .CreateElement("TH") HeaderElem.InnerText = Col.ColumnName TableRow.AppendChild(HeaderElem) Next ' Create table rows. Dim TableBody As HtmlElement = .CreateElement("TBODY") TableElem.AppendChild(TableBody) For Each Row As DataRow In CustomerTable.Rows TableRow = .CreateElement("TR") TableBody.AppendChild(TableRow) For Each Col As DataColumn In CustomerTable.Columns Dim Item As Object = Row(Col) Dim TableCell As HtmlElement = .CreateElement("TD") If Not (TypeOf (Item) Is DBNull) Then TableCell.InnerText = CStr(Item) End If TableRow.AppendChild(TableCell) Next Next End With End If End Sub
private void DisplayCustomersTable() { DataSet customersSet = new DataSet(); DataTable customersTable = null; SqlDataAdapter sda = new SqlDataAdapter("SELECT * FROM Customers", "Data Source=localhost;Integrated Security=SSPI;Initial Catalog=Northwind;"); sda.Fill(customersTable); customersTable = customersSet.Tables[0]; if (webBrowser1.Document != null) { HtmlElement tableRow = null; HtmlElement headerElem = null; HtmlDocument doc = webBrowser1.Document; HtmlElement tableElem = doc.CreateElement("TABLE"); doc.Body.AppendChild(tableElem); HtmlElement tableHeader = doc.CreateElement("THEAD"); tableElem.AppendChild(tableHeader); tableRow = doc.CreateElement("TR"); tableHeader.AppendChild(tableRow); foreach (DataColumn col in customersTable.Columns) { headerElem = doc.CreateElement("TH"); headerElem.InnerText = col.ColumnName; tableRow.AppendChild(headerElem); } // Create table rows. HtmlElement tableBody = doc.CreateElement("TBODY"); tableElem.AppendChild(tableBody); foreach (DataRow dr in customersTable.Rows) { tableRow = doc.CreateElement("TR"); tableBody.AppendChild(tableRow); foreach (DataColumn col in customersTable.Columns) { Object dbCell = dr[col]; HtmlElement tableCell = doc.CreateElement("TD"); if (!(dbCell is DBNull)) { tableCell.InnerText = dbCell.ToString(); } tableRow.AppendChild(tableCell); } } } }

System.Windows.Forms.HtmlDocument


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


HtmlDocument プロパティ


HtmlDocument メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | AttachEventHandler | 指定した HTML DOM イベントのイベント ハンドラを追加します。 |
![]() | CreateElement | 指定した HTML タグの種類の新しい HtmlElement を作成します。 |
![]() | DetachEventHandler | HTML DOM の指定したイベントからイベント ハンドラを削除します。 |
![]() | Equals | オーバーロードされます。 オーバーライドされます。 |
![]() | ExecCommand | ドキュメントに対して指定したコマンドを実行します。 |
![]() | Focus | ユーザーの入力フォーカスを現在のドキュメントに設定します。 |
![]() | GetElementById | 要素の ID 属性を検索キーとして使用して、1 つの HtmlElement を取得します。 |
![]() | GetElementFromPoint | 指定されたクライアント座標にある HTML 要素を取得します。 |
![]() | GetElementsByTagName | 指定した HTML タグを持つ要素のコレクションを取得します。 |
![]() | GetHashCode | オーバーライドされます。 |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | InvokeScript | オーバーロードされます。 HTML ページで定義されたアクティブ スクリプト関数を実行します。 |
![]() ![]() ![]() | OpenNew | Write メソッドと共に使用する新しい HtmlDocument を取得します。 |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | Write | 新しい HTML ページを出力します。 |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

HtmlDocument メンバ
WebBrowser コントロールでホストされている HTML ドキュメントに、トップレベルのプログラムによるアクセスを提供します。
HtmlDocument データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | AttachEventHandler | 指定した HTML DOM イベントのイベント ハンドラを追加します。 |
![]() | CreateElement | 指定した HTML タグの種類の新しい HtmlElement を作成します。 |
![]() | DetachEventHandler | HTML DOM の指定したイベントからイベント ハンドラを削除します。 |
![]() | Equals | オーバーロードされます。 オーバーライドされます。 |
![]() | ExecCommand | ドキュメントに対して指定したコマンドを実行します。 |
![]() | Focus | ユーザーの入力フォーカスを現在のドキュメントに設定します。 |
![]() | GetElementById | 要素の ID 属性を検索キーとして使用して、1 つの HtmlElement を取得します。 |
![]() | GetElementFromPoint | 指定されたクライアント座標にある HTML 要素を取得します。 |
![]() | GetElementsByTagName | 指定した HTML タグを持つ要素のコレクションを取得します。 |
![]() | GetHashCode | オーバーライドされます。 |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | InvokeScript | オーバーロードされます。 HTML ページで定義されたアクティブ スクリプト関数を実行します。 |
![]() ![]() ![]() | OpenNew | Write メソッドと共に使用する新しい HtmlDocument を取得します。 |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |
![]() | Write | 新しい HTML ページを出力します。 |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Click | ユーザーがドキュメント内の任意の場所をクリックしたときに発生します。 |
![]() | ContextMenuShowing | ユーザーがドキュメントのコンテキスト メニューの表示を要求したときに発生します。 |
![]() | Focusing | ドキュメントがフォーカスを得る前に発生します。 |
![]() | LosingFocus | コントロールからフォーカスが失われるときに発生します。 |
![]() | MouseDown | ユーザーがマウスの左ボタンをクリックしたときに発生します。 |
![]() | MouseLeave | マウスがドキュメント上を移動しなくなったときに発生します。 |
![]() | MouseMove | マウスがドキュメント上を移動すると発生します。 |
![]() | MouseOver | マウスがドキュメント上を移動すると発生します。 |
![]() | MouseUp | ユーザーがマウスの左ボタンを離したときに発生します。 |
![]() | Stop | 別の Web ページへの移動が中断されたときに発生します。 |

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