DHTMLとは? わかりやすく解説

ディー‐エッチ‐ティー‐エム‐エル【DHTML】

読み方:でぃーえっちてぃーえむえる

dynamic hypertext markup language》⇒ダイナミックHTML


Dynamic HTML ダイナミックHTML


DHTML

フルスペル:Dynamic HyperText Markup Language
読み方ディーエイチティーエムエル
別名:ダイナミックHTMLDynamic HTML

DHTMLとは、マークアップ言語HTML拡張仕様で、Webページ動的インタラクティブ表現追加するためのHTML仕様のことである。

DHTMLを使用すると、基本的に変化のない静的な)構造Webページ動き与えることが可能となる。例えマウス画像重ねると絵柄変化するようにしたり、背景色変化させたりといった、インタラクティブ効果加えることができる。DHTMLはHTML4.0とCSSJavaScriptVBScriptなどのスクリプト言語中心として構成されており、HTML文書はDOM(Document Object Model)と呼ばれる一種オブジェクトして、クライアントWebブラウザ)側で処理されるようになっているこのためActiveXコントロールJavaアプレットといった処理負荷の高い技術使用しなくても動的ページ作成できるというメリットがある。

DHTMLはもともと、1997年Microsoft社とNetscape社が動的要素表現可能なHTML技術としてそれぞれ独自にHTML拡張し自社ブラウザNetscape Communicator4.0、Internet Explorer4.0)に組み込んだのが始まりとなっている。両者仕様それぞれ別個のものであり、互換性持っていない部分多く存在した。そのためW3Cなどの標準規格としてはDHTMLという仕様取り上げられていない

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ダイナミックHTML

(DHTML から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/29 05:13 UTC 版)

ダイナミックHTML: dynamic HTML、DHTML)は、静的なHTMLの内容をCSSJavaScript等のクライアントサイドスクリプト言語を用いて動的に変更するウェブ技術を指す抽象概念である。

視覚的な訴求効果の高いHTMLドキュメントを作成できるなどとして、1997年に起こったネットスケープマイクロソフトブラウザ戦争で生まれた。

背景

1997年当時は JavaScript からHTMLを参照、制御する方式が各社不統一であり、ウェブブラウザごとに別々の JavaScript を書く必要があった。この状況を打開すべく1998年10月にW3Cはクライアントサイドスクリプト言語とHTMLドキュメントの緩衝材としての役割を果たす Document Object Model(DOM)を勧告した。これによりDOMをサポートする新型のブラウザ(Internet Explorer 5.0 や、Netscape 6.0、Mozilla FirefoxOpera 7.0 など)であれば、ブラウザを問わずひとつの記述で HTMLドキュメントを参照、制御できるようになった。登場当初は応用方法が分からず、単なる飾りとして使われていたが、2005年Ajaxの提唱前後にWebアプリケーションの構築手法として広く用いられるようになった。

HTML Application

HTML Application(HTA)はダイナミックHTMLの機能を利用して Microsoft Windowsアプリケーションを作成する仕組みである。ダイナミックHTMLの登場によってインタラクティブなウェブページを容易に作成できるようになったが、HTAはそれらの仕組みを通常のアプリケーションの作成に応用する試みである。HTAの作成は、単にHTMLファイルの拡張子を「.hta」にするだけである。ダイナミックHTMLに対するHTA固有の拡張はHTA:APPLICATION要素、ActiveXやローカルファイルへのアクセスに制限がないことなどである。実行には Internet Explorer 5.0 以上が必要である。

HTA から別のリソースに HTTP リクエストを送出する際には HTTP_REFERER として HTA のファイル自身のフルパスを用いるウェブブラウザが存在するため[要出典]、ファイルのフルパスにパソコンのアカウント名などの隠蔽したい情報が含まれている場合には注意が必要である。

Dashboard

Mac OS X v10.4 Tiger から搭載されたDashboardダッシュボードでは、Widgetウィジェットという小型のアプリケーションを実行することができる。Widget は HTML、CSS、JavaScript を用いたものである。HTMLとスタイルシートで外観を定義し、JavaScript でそれを制御するというもので、一足早く登場した Konfabulatorコンファビュレイター というソフトウェアで実現されていた機能に似ている。ただし、正確に言えば Dashboard そのものは、Mac OS X v10.3 から搭載されたウィンドウ一覧表示機能、Exposéエクスポゼの拡張であり、Widget は普段は隠れている点、インターフェースなどの記述に用いるマークアップ言語などが Konfabulator とは異なる。また JavaScript 制御のパッケージは Sherlock 3シャーロック 3 の後続技術である。Widgetの内部からはネットワーク接続を行ったり、各アプリケーションにイベントを送信したり、アプリケーションやシェルスクリプトなどを実行することが可能になる。

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