6代目 B12型系とは? わかりやすく解説

6代目 B12型系(1985年 - 1990年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:41 UTC 版)

日産・サニー」の記事における「6代目 B12型系(1985年 - 1990年)」の解説

デザイン構造において1984年から1990年まで日産ライセンス生産行っていたVWサンタナ影響を受け、品質性能とも大きく向上を果たしたモデルである。ボディタイプ4ドアセダン、3ドアハッチバック(1.3L:303, 1.5L:305)、5ドアワゴン(カリフォルニア)。4ドアセダンとほぼ同じノッチバックスタイルを持った2ドアクーペ国内仕様ラインナップにはない。さらに、ボディ一体型ウレタンバンパー上級モデルカラードバンパー)を採用し直線平面基調独特なデザインとなる。B11後期一度消滅したサニーエンブレムが、丸円にSの文字モチーフにした形に変わって復活。B13型前期まで踏襲された。車重はやや増加したが、ボディ剛性品質面を改善した。この代から高張力鋼板および亜鉛ニッケル合金メッキ用いた防錆鋼板用いられるようになった。この点ではデザインともどもVWサンタナ影響が強い。また、サニー初の4WDパートタイム方式で、唯一セダンのみに設定されており、リアサスペンションリバースAアームストラットサスペンションとなっている。この代からホイールPCDが100.0 mmになり、12インチホイール&12インチタイヤを装着した仕様消滅した海外でも前作B11型同様、北米は「セントラ」、メキシコでは「ツル」として販売アジア圏でもタクシーなどで使われることも多く香港・マレーシア・インドネシアでもタクシー車として重宝されていた。販売終了前月までの新車登録台数累計738396台 1985年9月 - B12型にモデルチェンジ。「トラッド・サニー」の愛称呼ばれた1986年2月 - クーペの「RZ-1」(アール・ズィー・ワン)が追加された。シャシセダン / ハッチバックと共通だが、外板の約70%は専用設計となり、鋭角的な独特のフロントマスクを与えられた。 1986年8月 - サニー初のDOHCエンジン搭載グレードであるセダン の「Super Saloon TWINCAM」、ハッチバックの「306 Rt」及び「306 TWINCAM NISMO」、RZ-1の「TWINCAM Type A / TWINCAM Type B」及び「TWINCAM NISMO」が新設定された。エンジンはCA16DE型。 1986年9月 - 4ドアセダン及びカリフォルニアにフルオート・フルタイム式4WDビスカスカップリング四輪駆動方式)車を、4ドアセダンに「1500 Super Saloon E」を追加同時期の月間販売台数ランキング首位獲得その後2016年11月ノートE12型)まで日産車は月間販売台数ランキング首位獲得することができなかった)。 1987年5月 - 4ドアセダンに「Elegant Saloon」を追加1987年9月 - マイナーチェンジ外観では前後デザイン大きく変更された。また1,500ccガソリン車エンジンが「スーパー・インテークエンジン」と呼ばれる直列4気筒SOHC12バルブのGA15型に変更された。1.3L車は従来どおりキャブレター仕様のE13S型のみ。これに伴いE15ETターボエンジン搭載車モデル廃止グレードは「1300 GL」及び「1500 GL」が「1300EX Saloon」及び「1500 EX Saloon」に改名また、1500 SGL」に代わって新たに1500 SX Saloon」を設定セダン及びカリフォルニアの「1500 Super Saloon」系に設定されたフルオート・フルタイム4WD車にはメカニカルABSメーカーオプション設定された。 1988年1月 - セダンSuper Saloon系に「ツインエアロルーフ仕様」およびモータースポーツ向けの「1600 VR TWINCAM」をそれぞれ追加エンジン5速クロスミッション付きのCA16DE型を搭載した同時にマニュアルエアコン標準装備した特別仕様車1300 EX Saloon G」及び「1500 EX Saloon G」を発売1988年6月 - トリプルビスカス式4WD車を追加同時に1500 Super Saloon」及び「1500 Super Saloon E」をベース後期型Super Saloon TWINCAM」とほぼ共通のインテリアデザイン採用したほか、オートエアコンとマットガード、専用ホイールカバー、フロントサイドオーナメント、ゴールドエンブレム等を特別装備した特別仕様車1500 Super Saloon TRAD」と「1500 Super Saloon E TRAD」を発売車体色クリスタルホワイトのみ。 1989年1月 - セダン中心に一部改良実質的に仕様変更扱い)。最終型となる。「1600 Super Saloon NISMO」および「1500 Super Saloon E NISMO」を追加。「Super Saloonシリーズ装備追加およびシート表皮等の変更に伴いSuper Saloon SPLEND」シリーズ改称また、1300 EX Saloon」及び「1500 EX Saloon」は外内装仕様変更に伴いグレード名を「1300 EX」及び「1500 EX」にそれぞれ改称これに伴いグレード整理対象として「1500 SX Saloon」が廃止された。 1989年5月 - セダンの「1500 EX」をベースマニュアルエアコン、ホイールカバー、全席パワーウィンドゥ、電動リモコンドアミラー等を標準装備した特別仕様車Elegant Saloon発売前期型以来2年ぶりにグレード名が復活したハッチバック 305e

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