6両編成の8両編成化
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「京王6000系電車」の記事における「6両編成の8両編成化」の解説
界磁チョッパ制御の6両6編成を8両編成化するために中間電動車12両が日車で製造された。新造された車両には6200番台の番号が付与されている。当時は検車設備が6両編成までしか対応できなかったため、2両と6両に容易に分割できるよう、5両目に組み込まれていたサハ6550形を2両目に移動し、新造した車両が3両目と4両目に組み込まれた。6100番台のデハ6000形と6000番台の電動車ユニットの位置が併せて入れ替えられている。3両目から7両目まで連続してパンタグラフが設置された。新造車は1975年1月に落成し、高幡不動に搬入されていたが、一部駅でホーム延伸が間に合わなったため、1975年10月ごろまで冷房装置を取り付けない状態で高幡不動に留置された。つつじヶ丘駅のホーム延伸は8両編成運転に間に合わず、ラッシュに通勤急行などで6000系8両編成が運用される際は一部車両のドアを閉め切る措置が取られた。 ← 新宿 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター → 竣工時期 形式(クハ6700) (サハ6550) デハ6000 デハ6050 (デハ6000) (デハ6000) (デハ6050) (クハ6750) 区分Tc1 T M1 M2 M1 M1 M2 Tc2 車両番号6707∥6712 6557∥6562 6207∥6212 6257∥6262 6107∥6112 6007∥6012 6057∥6062 6757∥6762 1975年2月 搭載機器 CPMG 130 CON・PT CP・PTMG 130 CON・PT CP・PTMG 130 CON・PT 定員150 170 170 170 170 170 170 150 注記 形式に括弧がない車両が今回の製造車。以下同じ。 8両編成化された6000系は平日の特急にも運用されたが、分割・併合が行われるオフシーズン休日の特急には依然5000系が運用されていた。これを6000系で置き換えることを目的に、6両編成で残っていた抵抗制御車に1976年5月に東急で新造された先頭車2両を組み込んで5両編成・3両編成各6編成が組成された。登場直後は新宿寄りに3両編成、京王八王子寄りに5両編成を連結していたが、1977年に特急に運用される直前に逆に組み替えられた。 組み込みにあたってはサハ6550形が6両編成から抜かれ、電装の上デハ6000形に改番、新造されたデハ6450形とユニットを組み、新造されたクハ6700形(6800番台)と併せて3両編成を組んだ。サハ6550形の台車は新造されたクハ6700形(6800番台)に改造の上流用(TS-809改台車)、サハ6550形の電動空気圧縮機は新たに5両編成となった既存編成の新宿寄り先頭車クハ6700形に移設、サハ6550形の75 kVA電動発電機はデハ6450形に移設され、5両編成のデハ6050形には新製された130 kVAの電動発電機が搭載された。5両編成のクハ6750形には井の頭線から転用された7 kVAの電動発電機が搭載された。サハ6550形の電装工事は京王重機整備北野工場に車両を陸送して実施された。デハ6450形の冷房装置は集中式とされ、ユニットを組むサハ6550形改造のデハ6000形に併せ、容量は34.9 kWとなった。 分割運転時の誤乗防止のため、3両編成のつり手は緑色、5両編成は白とされた。5両編成は平日日中にグリーン車とともに 各駅停車にも運用された。 6000系には先頭部助手席側窓下と側面窓上にナンバープレートが設けられており、1974年以前の製造車の前面はアイボリー地に黒文字、側面は紺地にステンレス文字だったが、1976年製造車から側面はアイボリー地にステンレス文字になった。このとき投入された車両の代替として1977年3月に2600系3両2編成が廃車された。 5両編成 ← 新宿 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター → 竣工時期 形式(クハ6700) (デハ6000) (デハ6050) (デハ6000) (クハ6750) 区分Tc1 M1 M2 M1 Tc2 車両番号6701∥6706 6001∥6006 6051∥6056 6101∥6106 6751∥6756 1976年11月又は1976年12月 搭載機器CP CON・PT CPMG 130 CON・PT MG 7 自重29 t 38.8 t 38.8 t 38.8 t 28.6 t 定員150 170 170 170 150 3両編成 ← 新宿 京王八王子 → 竣工時期 形式クハ6700 デハ6000 デハ6450 区分Tc1 M1 Mc2 車両番号680168026803680468056806 6401(6551)6402(6552)6403(6553)6404(6554)6405(6555)6406(6556) 645164526453645464556456 1976年12月1976年11月1976年11月1976年12月1976年12月1976年12月 搭載機器CP CON・PT PTMG 75 自重29.2 t 38.8 t 38.8 t 定員150 170 150 注記 括弧内は旧番号。以下同じ。 デハ6450形と電装されたデハ6000形は回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御となり、発電ブレーキ付き抵抗制御車の5両編成と併結運転されるため、回生ブレーキ車と発電ブレーキ車の併結試運転が1976年5月15日に下記の編成で事前に行われている。 ← 新宿 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター → 車両番号クハ6706 デハ6006 デハ6056 デハ6106 サハ6556 デハ6012 デハ6062 クハ6762 備考 発電制動 発電制動 回生制動 回生制動
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6両編成の8両編成化
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「京王7000系電車」の記事における「6両編成の8両編成化」の解説
5両編成で製造された12編成は全編成が6両編成化されていたが、1990年(平成2年)3月に7711編成・7712編成が、1992年(平成4年)1月から2月に7706編成 – 7710編成の5編成がいずれも東急車輛で新製された中間車2両を編成中に組み込んで8両編成となった。新造中間車は新宿寄りから4両目・5両目に組み込まれ、新編成で6両目・7両目となった車両は改番された。機器配置を既存の8両編成と合わせるため、クハ7750形の補助電源装置は撤去され、デハ7050形(7200番台)に移設されている。1987年11月以降編成単位で新造された車両についてはビードプレス車体となったが、6両編成の8両編成化中間車については既存の編成他車に合わせてコルゲート車体となった。客用ドアは窓横にも手掛けがあるタイプとされた。 ← 新宿 京王八王子・橋本 → 竣工時期 形式(クハ7700) (デハ7000) (デハ7050) デハ7000 サハ7550 (デハ7100) (デハ7050) (クハ7750) 区分Tc1 M1 M2 M1 T M1 M2 Tc2 車両番号7706770777087709771077117712 7006700770087009701070117012 7056775777587759776077617762 7106 (II) 7107 (II) 7108 (II) 7109 (II) 7110 (II) 7111 (II) 7112 (II) 7556755775587559756075617562 7206(7106)7207(7107)7208(7108)7209(7109)7210(7110)7211(7111)7212 (7112) 7256 (7156)7257(7157)7258(7158)7259(7159)7260(7160)7261(7161)7262 (7162) 7756775777587759776077617762 1992年2月1992年2月1992年1月1992年1月1992年1月1990年3月1990年3月 搭載機器 CON・PT SIV・CP CON・PT CP CON・PT SIV・CP・PT 注記 7706編成 – 7710編成の補助電源装置はBL-MG。新編成のデハ7106 – 7112は2代目。(II) と付記されている車両は同じ番号を付けた2代目の車両であることを指す。以下同じ。括弧内は旧番号。
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