6両固定編成化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 17:10 UTC 版)
以上の変遷を経て2両編成18本(クハ1411形と編成されたものを含む)、4両編成8本の陣容となった本系列であるが、年々増加する輸送量に対応するため長大編成での運行が常態化したことから、4両編成の455・471・481・483の各編成から中間サハを抜き取って、同じく4両編成の473 - 477編成へ組み込み同4編成を6両編成化する編成替えが1970年(昭和45年)2月より開始された。なお、481編成の偶数向き先頭車であるクモハ482は新宿線南大塚駅付近で発生した踏切事故で被災して現場で解体処分され、1969年(昭和44年)3月に除籍されていたことから、残るクモハ481-サハ1481-サハ1482は同編成替えが実施されるまで休車となっていた。 同編成替えに伴い、サハ1471・1483・1481・1485はクモハ451形と同一の電装品で電動車化の上モハ491形493 - 499(奇)と改称・改番された。サハ1472・1484・1482・1486についてもサハ1491形1493 - 1499(奇)と改称・改番されたが、こちらはサハ1471形当時と仕様に変化はない。いずれも車番末尾を組み込み先の編成と合わせたため、モハ491・サハ1491は当初から欠番となっている。 一方、中間サハを供出した各編成のクモハ7両(クモハ455・456・471・472初代・481・483・484)については、約半数を電装解除・制御車化の上で2両編成化された。同時に改番が実施されているが、詳細は下記編成表を参照されたい。 6両編成 ← 飯能・西武新宿 池袋・本川越 → 編成呼称 クモハ451形(Mc) サハ1471形(T) モハ491形(M) サハ1491形(T) サハ1471形(T) クモハ451形(Mc) 473編成 473 1473 493 (1471) 1493 (1472) 1474 474 475編成 475 1475 495 (1483II) 1495 (1484II) 1476 476 477編成 477 1477 497 (1481II) 1497 (1482II) 1478 478 479編成 479 1479 499 (1485II) 1499 (1486II) 1480 480 後年モハ491形-サハ1491形ユニットを池袋・本川越寄りへ集約する編成替えが行われ、クモハ451形-サハ1471形-サハ1471形-モハ491形-サハ1491形-クモハ451形の順に変更された。 2両編成 ← 飯能・西武新宿 池袋・本川越 → 編成呼称 クモハ451形(Mc) クハ1471形(Tc) 455編成 455II (481II) 1434 (クハ1411形) 471編成 471 1472 (472I) 編成呼称 クハ1471形(Tc) クモハ451形(Mc) 456編成 1485 (483II) 456II (484II) 472編成 1471 (455I) 472II (456I) これら改造・改番の結果、本系列はクモハ451形451 - 480(455・456・472は2代)、モハ491形493 - 499(奇)、クハ1471形1471・1472・1485・1487 - 1490、サハ1471形1473 - 1480、サハ1491形1493 - 1499(奇)、以上の陣容となった。
※この「6両固定編成化」の解説は、「西武451系電車」の解説の一部です。
「6両固定編成化」を含む「西武451系電車」の記事については、「西武451系電車」の概要を参照ください。
- 6両固定編成化のページへのリンク