クハ1651形の誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 17:10 UTC 版)
「西武451系電車」の記事における「クハ1651形の誕生」の解説
西武初の新性能車である601系は、1975年(昭和50年)より開始された冷房改造ならびに制動装置の電磁直通ブレーキ (HSC)化に際して中間電動車モハ601形のみがその対象となり、701系の6両固定編成化に際して転用・編入され、制御車クハ1601形1601 - 1606が余剰となった。折りしも同時期には本系列の編成相手であるクハ1411形の老朽化が著しくなりつつあったことから、クハ1601形に本系列との連結対応工事を施工して転用し、クハ1411形を置き換えることとなった。こうして誕生したのがクハ1651形1657 - 1662である。車番が中途半端な付番となっているのは、新たな編成相手となったクモハ457 - 462と末尾を合わせたことによるものである。 ← 飯能・西武新宿 池袋・本川越 → 編成呼称 クモハ451形(Mc) クハ1651形(Tc) 457編成 457 1658 (1602) 459編成 459 1660 (1604) 461編成 461 1662 (1606) 編成呼称 クハ1651形(Tc) クモハ451形(Mc) 458編成 1657 (1601) 458 460編成 1659 (1603) 460 462編成 1661 (1605) 462 編成化に際しては、連結面の1,200mm幅の広幅貫通路を本系列に合わせた800mm幅の狭幅貫通路へ改造し、MGおよびCPを搭載した。その他大きな改造は施工されなかったため、前面形状は601系当時同様湘南型デザインのままであり、切妻型の本系列とは形態が大きく異なっていた。
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