登場から冷房化までとは? わかりやすく解説

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登場から冷房化まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:08 UTC 版)

小田急2600形電車」の記事における「登場から冷房化まで」の解説

1964年11月5日ダイヤ改正より運用開始した当時ホーム延伸工事完了していなかったため、付随車除いた5両編成での運行開始となった。しかし、粘着限界に近い加速度設定であったため、などで粘着条件悪化する空転多発し運転士苦労したという。また、電力回生ブレーキ早朝出庫では失効してしまい、大変だったという。なお、鉄道友の会により毎年優秀な車両表彰する制度として制定されているローレル賞1965年第5回投票では得票率2位となったが、次点ではなかった。 なお、1966年には将来8両編成運転のため、ABFM車2両編成連結する試験が行なわれているが、このときは実現には至っていない。 1967年10月よりホーム延伸工事完了に伴い付随車新造して組み込む6両固定編成化開始された。当初新宿側から2両目付随車組み込むことになっていたが、ラッシュ時混雑新宿側の車両の方が激しいことから、少しでも粘着重量を稼ぐ目的で、組み込み位置小田原側から2両目変更された。この時点ではNHE車は5両固定編成20編成用意されていたが、付随車についてはサハ2751から2758までと、サハ2767から2770までの12両が別途製造され12編成について6両固定編成化が行なわれた。なお、同年11月には、小田急百貨店本館完成したことを記念して、2661×5と2662×5の2編成が白をベースとして赤と金色の帯が入る特別塗装変更され同年11月23日より運用開始した1968年7月には2671×5と2672×5が入線5両固定編成のままで運用開始したが、付随車については同年10月サハ2759からサハ2766までと、サハ2771・サハ2772の10両が製造され同年11月に残る5両固定編成6両固定編成化された。このとき、サハ2761・サハ2762の2両については、特別塗装新造されている。同年中には全編に対してOM-ATSが設置された。 1969年4月から、ケイプアイボリーの地色ロイヤルブルーの帯が入る新標準色に変更されることになり、現車による最終確認のために2655×6の編成に対して塗装変更された。その後順次標準色に変更されることになり、特別塗装の2編成とも同年5月に新標準色に変更された。 1970年には、空転対策試験として再粘着装置を2651×6の編成装着した空転が始まるとノッチ進段を停止する同時に空気ブレーキをかける仕組みで、結果良好だったことから1972年には全編に対して粘着装置装着した1972年から1981年にかけて全編に対して冷房化改造開始された。1974年までに冷房化改造受けた編成はCU-12B形集約分散式冷房装置搭載し補助送風装置として扇風機残したが、その後改造では冷房装置をCU-12C形に変更し送風装置もラインデリアに変更された。また、冷房化改造同時に前面行先種別表示装置自動化側面表示装置新設行なったが、1977年までに改造され車両側面表示器は種別のみで、それ以降改造され車両では種別行き先表示する仕様変更された。

※この「登場から冷房化まで」の解説は、「小田急2600形電車」の解説の一部です。
「登場から冷房化まで」を含む「小田急2600形電車」の記事については、「小田急2600形電車」の概要を参照ください。

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