登場から廃車まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/30 06:41 UTC 版)
「福井鉄道10形電車」の記事における「登場から廃車まで」の解説
デハ1形とよく似たデザインの木造付随車として登場。電装化後は三菱製HL制御器を取り付け、ブレーキもSMEに変更された。台車はブリル27MCB-2を使用しており、主電動機はゼネラル・エレクトリック製GE-269Cを装備していた。 1933年(昭和8年)、福井市内線が開通するとデハ1形同様、1段の手動ステップが取り付けられた。 1948年(昭和23年)6月28日、福井地震によりモハ11が被災し、車体が焼失。その後、同年12月に広瀬車両にて半鋼製車体を新製し、主電動機は三菱MB104-Aに、台車はTR14の改造品に換装された。一方、被災しなかったモハ12は外板の鋼板化や前面窓のHゴム化改造程度にとどまった。その結果、同一形式車両であるにもかかわらず、全く異なる車両となっていた。 鯖浦線が廃止になった1973年(昭和48年)に、モハ12が廃車された。一方、TK-4Dドアエンジンを装備し自動扉化されたモハ11は1987年(昭和62年)まで活躍した。
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