登場から廃止までとは? わかりやすく解説

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登場から廃止まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:56 UTC 版)

にんげん」の記事における「登場から廃止まで」の解説

本書登場1970年である。1970年代初頭大阪府下では、矢田事件吹田三暴力事件など同和勢力教育現場への介入が相次ぎ部落解放同盟大阪府教育行政対す発言力きわめて大きなものがあった。本書配布事業の背景について、部落解放同盟は「現在の教育内容と体制は、部落差別に無関心であるばかりではなく差別容認し、さらに助長するのである。『にんげん』は権力によって他律的おしつけられたものではなく権力による教育支配打ち破る武器として活用できるものであり、解放教育をすすめるため、私たち作成参加し無償配布要求したのである」と定義する。また本書編集は、部落解放同盟中央本部教育対策部に属した研究組織である、全国解放教育研究会所属部落出身教師と、部落解放運動活動家中心となって推進された。 内容には多く改訂があり、1970年代には、短い教材差し替え等の小改訂頻繁に行われた。また部落解放同盟批判的な人々中心に特定思想教育の場で押し付けることは憲法に反する」などの批判や、共産党議員などによる大阪府議会における追求が行われ、本書の内容部落解放問題のみならず在日韓国・朝鮮人問題障害者差別ジェンダー問題被爆者問題も扱うなど、同和問題から人権問題全般を扱うものに変化していった。 1998年には「解放教育読本」から「人権教育読本としての大幅改訂実施され、さらに2003年には学年ごとの7分冊が、「にんげん中学生 ひと きぼう」「にんげん1・2 ひと いのち」等の書名を持つ『ひとシリーズ』として、小学校低・中・高学年用・および中学生用の4分冊となった。 さらにバブル崩壊後財政難、また同和対策事業縮小影響から『にんげん』の無償配布事業2008年度をもって終了したそれに伴い本書編集主業務としていた解放教育研究所は、先行き見通し立たないとして2012年3月をもって解散した。 現在、本書明治図書では「品切れ扱いとなっている。 本書表紙原爆画家丸木俊担当していたが、1990年代の「新訂版リニューアル以後は、一般児童作品使われた。

※この「登場から廃止まで」の解説は、「にんげん」の解説の一部です。
「登場から廃止まで」を含む「にんげん」の記事については、「にんげん」の概要を参照ください。

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