3代目 FD3S型とは? わかりやすく解説

3代目 FD3S型(1991年-2003年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 04:54 UTC 版)

マツダ・RX-7」の記事における「3代目 FD3S型(1991年-2003年)」の解説

1991年10月発表され同年12月より販売開始した車両型式FD3S開発コードはX105。 このフルモデルチェンジ機に1971年から20年続いたサバンナ」の呼称はずされ当時販売系列アンフィニ」の名を冠してアンフィニRX-7」として発売された。後に販売店のアンフィニ店ユーノス店統合したことにより、車名が「マツダRX-7となったキャッチコピーは『アンフィニスポーツです。』、『その非凡さが、アンフィニ。』、『ザ・スポーツカー』、『ザ・ロータリースポーツ』。足回りには新開発4輪ダブルウィッシュボーン使用された。 エンジン出力は、シーケンシャルツインターボが搭載され13Bロータリーエンジン255 psだったが、パワーウェイトレシオ重量/出力比)は5 kg/psを切っていた。後にエンジン出力向上が行われ、1996年1月マイナーチェンジ265 psMT車)、1999年1月マイナーチェンジでは280 ps達し一部モデルパワーウェイトレシオは4.50 kg/psに達した同社ユーノス・コスモ1996年生産終了して以降RX-7世界唯一のロータリーエンジン搭載量産車となる。RX-7車体軽量化エンジン高出力化を図るなど、「ピュア・スポーツ」をコンセプト掲げ車両として開発続けられたが、日本国内市場および北米市場におけるスポーツカー需要低下や、ターボ過給によるロータリーエンジン環境対策行き詰まりなどの理由により、2002年8月生産終了2003年4月販売終了となり、25年歴史に幕閉じたこの前に、最終特別限定車RX-7スピリットR」が同年4月発売されている。2シーター5速マニュアル仕様の「タイプA」、4シーター5速マニュアル仕様の「タイプB」、4シーター4速オートマチック仕様の「タイプC」の3仕様用意され限定販売台数合計1,500であったBBS社製17インチホイール、レッド塗装ブレーキキャリパー専用インパネなどの専用パーツ装着タイプA専用レカロ社製フルバケットシートなどを装備した2002年8月26日宇品U3工場での最終生産車は、スピリットR タイプA チタニウムグレーメタリック車だった。この車の最終ラインオフ合わせFD3S携わったマツダスタッフの他、一般公募ユーザー加えて式典催された。この車は市販されず、社内展用車となった12年のモデルサイクル中に複数マイナーチェンジが行われ、下記のように分けられている。 前期型 1型1991年12月-) 1992年10月には2シーターグレードである「タイプRZ」を限定発売エンジン出力255 ps2型1993年8月-) ボディ剛性強化ダンパー大型化。サスペンションセッティング見直し大型アームレスト追加しインテリア質感使い勝手を向上。 1994年8月には2シーターグレードである「タイプR Ⅱ I バサースト」を限定販売3型1995年3月-) グレード体系見直しタイプR-Sなどを追加リアウイングが4本ステーから2本ステーのドルフィンタイプに変更1994年8月には「タイプRバサーストX」を限定販売中期型 4型1996年1月-) 4型の期間内マツダ販売体系変わったため、1997年1月RS-R以降アンフィニの名前が外れ同年10月から車名が「アンフィニRX-7」から「マツダRX-7」へと変更されている。CPU制御8ビットから16ビット強化され吸気系配管変更ブースト圧の向上もありMT車エンジン出力265 ps向上した(ATは255 psのまま)。メーター照明琥珀色から緑色変更外装ではリアコンビネーションランプが丸型3連式に変更されたほか、車体先端エンブレムマツダロゴマークとなった1997年1月には「タイプRバサーストX」を限定販売後期型 5型1999年1月-) 最高出力MT車280 psタイプRB265 ps)、AT車変わらず255 psのままとなる。ボディ剛性大幅強化・サスペンションセッティング見直し内装の変更ステアリング形状変更メーター指針位置真下からになる・シート生地変更)・16インチアルミホイールの形状変更外装では5角形開口部を持つ新デザインバンパーフロントコンビネーションランプ採用されリアウィング1度から14.5度まで角度調整可能な種類とされた。デュアルエアバッグABS全車標準装備になったラジエター大型化タービン仕様変更行われたPPF強度向上、マフラー変更行われた。 6型(2000年9月-) ABS制御8ビットから16ビット変更、サスペンション・セッティング見直しEBD電子制御制動力分配システム)を追加インテリアではメーター盤が白色化され、照明琥珀色戻された。エンジン系には変更なし。2001年8月には特別仕様車タイプRバサーストR」を設定2001年12月には特別仕様車タイプRバサースト」を設定2002年4月には限定車スピリットR」シリーズ設定外装フロントおよびリアコンビネーションランプ、フロントバンパーリアスポイラーABS等が変更されたが、1型から6型で流用不能なものはABSECUリヤ補強材一部であり、マイナーチェンジ前の車両変更後パーツ移植することも可能である。 1998年1999年4型RX-7レーダー付き高速隊パトカーとして宮城新潟栃木群馬埼玉千葉京都に7台導入された。現在は新潟県警察群馬県警察埼玉県警察配備車両イベント展示用として残されている。 イギリスの「テレグラフ」誌webサイトの「最も美しい車100選」で61位に選ばれた。

※この「3代目 FD3S型(1991年-2003年)」の解説は、「マツダ・RX-7」の解説の一部です。
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