2000年代中期~後期 -若手の伸び悩み、V系メタル-とは? わかりやすく解説

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2000年代中期~後期 -若手の伸び悩み、V系メタル-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 04:25 UTC 版)

ジャパニーズ・メタル」の記事における「2000年代中期~後期 -若手の伸び悩み、V系メタル-」の解説

レコード会社#メジャー・レーベルとインディーズ・レーベル」も参照 2000年代以降デビューし目立った活動をした主なバンドアーティストには陰陽座GALNERYUSCloud Nine夜叉BLOOD STAIN CHILD等がいる。 しかし、それらの大半セールス興行という観点成功とは言いがたい、あるいは、一応成功しているにしても、そこから伸び悩む状況終始しているのが実情である。日本産ヘヴィメタルバンドのCD売れず観客動員数少な背景として、当時ライブハウスの関係者は「バンド側が“自分達の音楽わかってくれる人にだけ”やっている」「外の社会そういう閉鎖的な見方やっているから、結局自分達も閉鎖的なカテゴライズされた世界入ってしまっている」と分析し、、ある大手レコード店店長は、メタルCDが国に関係なく売り上げ厳しいことを踏まえて洋楽純度の高いメタル受け入れられているが、邦楽純度が高いと受け入れられない陰陽座SEX MACHINEGUNSの様な他の要素入ったバンド成功していると分析し、「80年代ジャパメタカッコ良かったエッセンス受け継いでいるのは、ヴィジュアル系だと思うんですよね。視覚的なところ、フレージングひとつにしてもね。実際にメタルやっている人は、そこをないがしろにしているような気がします」とも語っている。 2006年には、DIR EN GREY海外進出し日本のメタルバンドとして海外では認知されようになったものの、海外デビュー当時は、日本メタル専門マスコミ関係者たちの間には、DIR EN GREYをメタルバンドとして認めない風潮根強く存在しており、実際2006年LOUD PARK06出演した際に、音楽評論家伊藤政則が「BURRN!誌上で「なぜ、LOUD PARKヴィジュアル系出演するのか?」と批判繰り返しているなど、日本海外での評価大きく分かれていた。ただし、時間経て状況少しずつ変わり2011年現在は「BURRN!」でもDIR EN GREYインタビュー普通に掲載されている。また、2003年メジャーデビューしたムック2005年ドイツ開催されたメタルフェスヴァッケン・オープン・エア への出場2008年の「Taste of Chaos」でAvenged Sevenfold、Bullet For My ValentineAtreyuAs I Lay Dyingなどのバンド共演を果たすなど、海外進出行った。他にも、2004年結成ラウドロックオルタナティブ・メタルメタルコア 等にダークさや美麗な歌メロ取り入れ、後にLOUDNESS44MAGNUMDEAD ENDなどの大御所対バンをしたり、ラウドロック勢と盛んに交流しながら全欧デビュー果たしたlynch.や。同じく2004年結成ニューメタルミクスチャー色が濃くヴァッケン・オープン・エア出場したり、海外ツアー行ったgirugameshギルガメッシュ)、1999年結成インダストリアル・メタルゴシックメタル要素が強いD'espairsRayヴァッケン・オープン・エア出場2006年8月)したり、実力のあるバンド存在している(存在していた※)。※D'espairsRayについては、2011年6月15日付けで、girugameshについては、2016年7月10日惜しまれつつ解散1992年から活動続けるドゥームメタルバンドBORISは、2005年サザンロード・レコーズ(日本ではDiwphalanx Records)からアルバムPINK』をリリースし全世界5万セールス記録ピッチフォーク・メディアTop 50 Albums of 2006では9位を獲得したまた、2008年にはアルバムSmile』の先行シングルStatement」がビルボードシングルチャート初登場23位にランクインアルバムSmile』もビルボードトップ・ヒートシーカーズ20位を獲得している。2007年ごろからは、ポーティスヘッドフレーミング・リップスペイヴメントナイン・インチ・ネイルズらとライブ共演果たしている。 2000年代後半にはVersailles、元Galneryusメンバー在籍するDELUHI、現「BURRN!編集長広瀬和生高く評価与えていたNoGoD等が音楽雑誌ネット上で注目を集めることとなった。サム・ダン監督ドキュメンタリー映画グローバル・メタル」でマーティ・フリードマンヴィジュアル系ファンとヘヴィメタルファン同士対立激しさ証言しているように、ひと度ヴィジュアル系として認知されバンドについては、その後国産メタル以上に純度の高いヘヴィメタル演奏して認めない風潮があり、同映画インタビュー受けたSigh川嶋未来は、サム・ダンの「ヴィジュアル系メタルではないと思う理由は?」との質問に「メタルクールだから、それが答えだ」と答えている。 その他、音楽ライター土屋京輔は、上記バンドだけでなくマキシマム・ザ・ホルモン9mm Parabellum BulletFACTのようなバンド新世代のメタルバンドとして高く評価している。 かつてはSHOW-YA代表され女性ボーカルのメタルバンドや女性メタルシンガーについては、2000年代入ってからはヘッド・フォン・プレジデントHIGH and MIGHTY COLORLIV MOONなどの若手中堅世代登場している。また、いとうかなこ栗林みな実中野愛子様にそもそもアダルトゲーム主題歌アニメソングなどのサブカルチャー分野から表舞台登場し周囲メタルミュージシャンからHR/HMに近い様式楽曲の提供を数多く受けているシンガー見られる2008年にはSHOW-YA中心とした女性ロッカーのためのイベントNAONのYAON」の復活開催が行われ、かつての出演者以外にも新たに相川七瀬長澤奈央らが出演し一時休止後2013年には平野綾中川翔子らが出演するなど、HR/HM系の内外から幅広くミュージシャン女優シンガー集まり以降継続的に開催されている。

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