*踵とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 場所 > 部分 > *踵の意味・解説 

かかと【×踵】

読み方:かかと

足の裏後部足首の下にあたる部分。くびす。きびす。「—を上げる」

靴など、履き物後部。「—がすり減る」「—を踏んで履く」

踵の画像

きびす【×踵】

読み方:きびす

かかと。くびす。

履物の、かかとにあたる部分

「沓(くつ)の—を、刀にて切りたるやうに」〈宇治拾遺・二〉

踵の画像

くびす【×踵】

読み方:くびす

足の裏後部。かかと。きびす。


しょう【×踵】

読み方:しょう

[音]ショウ(漢) [訓]かかと くびす きびす

かかと。「接踵・旋踵」


かがと

がと【踵】[名] かかと。〈全〉

かがと【踵】

方言味・解
かがと【踵】名詞)かかと。

かかと

(*踵 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 18:30 UTC 版)

かかと)は、の裏の最も後(背中側)の部分である。きびすとも言う。ではかかとの下の靴底を厚くするのが普通で、英語の heel からヒールとも言う。靴のこの部分を指してかかとと言うこともある。

概要

骨格的には、下腿の骨と関節によってつながっている踵骨(しょうこつ)に相当する。では、足のかかとに相当する部分に特に固有の名称はついていない。

ヒトのかかとの皮膚は、全身の中で最も固くて厚い。これは体重を支えるクッションの役目をしている。

西洋では、悪魔にはかかとはないとされている。ほとんどの哺乳類では、かかとに当たる部分は歩く際に地上につかない。ヒトのようにかかとを地上につけて歩行することを蹠行、反対にイヌネコのようにかかとを地上につけずに歩行することを趾行と呼ぶ。趾行ではかかとに当たる部分と実際の接地面が遠いほど走力が大きいと言われる。この他にを地上につけて歩行することを蹄行と呼ぶが、蹄行の場合もかかとは地上からは浮いた状態になる。なお、趾行や蹄行のようにかかとを地上につけずに歩く動物は、当然足首とかかとの境界も地上から離れた上方に位置しているためにその部位をと誤認されやすく、あたかも関節が逆に組み合わさっているよう(逆関節)に見えるが、実際の膝関節の構造は蹠行・趾行・蹄行とも大きな違いはない。

アライグマなど、ヒト以外にもかかとを地上につける動物もあるが、これらは、二足で立ち上がる際の安定性を増す効果がある。ただし、ヒトのかかとのように目立たない。これは、ヒトではかかとが肥厚していると同時に、土踏まずがあるためにかかとが突出しているからである。これは、ヒトが直立二足歩行をするために発達した構造と考えられる。

ギリシア神話の英雄アキレウストロイア戦争で、唯一の弱点であるかかとを射られて死んだ。

利用

かかとは人体の中でも硬い部位なので、格闘技などでは打撃にこの部位を用いる例もある。ただし、かかとより爪先の方が先に出ているし、前蹴りならば指先か指を挙げた足裏の先端部を使うことが多く、かかとは方向性的に使いやすいとは言えない。特にかかとを使う例としてはかかと落としなどがよく知られる。ヒールホールドという踵を捻る関節技があるが、実際に極まるのは踵ではなく膝関節、靭帯の方になる。詳細はリンク先を参照。

靴のかかと

靴でも足の形に合わせて土踏まずをくぼませ、かかとに厚い素材を使う。このかかとに当てる部分もかかとという。靴のかかとが高い靴をハイヒールと呼ぶのに対し、低いものをローヒールまたはフラットヒールと言う。靴のかかとを高くすると、足は爪先立ちに近くなり、足先が伸びると同時に腰が持ち上がり、見た目の姿勢が良くなるので、女性ではハイヒールがよく用いられる。ただし、この形の靴は指先を左右から圧迫することから、外反母趾の原因となるなどの弊害がある。

方言

「かかと」という意味の名「ヤコブ」

「ヤコブ」は、ヘブライ語起源の人名「ヤアコブ」の日本での慣用表記であるが、ヤアコブを直訳すると「かかとさん」のような意味合いになる。なお、ヘブライ人であった元祖「ヤコブ」は、イスラエルの美称をもつ人物でもあり、ヤコブの息子たち12人がイスラエル十二部族の祖となったことから、イスラエル民族のことを「ヤコブの家」と表すこともある。

この「ヤコブ」の名は、多言語に訳され、ギリシャ語では Ιάκωβος, Iakóbos(古典:ヤコーボス/現代:ヤコヴォス)、ラテン語ではJacobus(ヤコブス)、日本語ではヤコブと表記するのが慣例である。ラテン語形Jacobusは音韻変化を経てJacomus(ヤコムス)に変化した。英語では Jacob(ジェイコブ)、 James(ジェームズ)、アイルランド語では Séamus, Seamus(シェイマス)、フランス語では Jacques(ジャック)または James(ジャムス)、ドイツ語では Jakob(ヤーコプ)、アラビア語ペルシア語ではYa'qūb(ヤアクーブ)、トルコ語でYakup(ヤークプ)、イタリア語では Giacomo(ジャコモ)または Jacopo(ヤコポ)、スペイン語では Jaime(ハイメ)または異形 Diego (ディエゴ)、Jacobo(ハコボ)、ポルトガル語では Jaime (ジャイム)、ゲエズ語ではyāʿiqōb(ヤコブ)、アムハラ語ではyā'iqōb(ヤコブ)などによりいずれも男子の名としてよく見られる。

関連項目


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 23:43 UTC 版)

ヒール」の記事における「踵」の解説

英語で踵(かかと)のこと。 ⇒ 踵(かかと)、en:heel 靴のかかと部分。 ⇒ ヒール (靴) 格闘技でかかとを使う技。また、相手のかかとに対する技。 ハンバーガーバンズのうち、下部のもの。 ハイヒールピンヒールなどの略。 「ヒールホールド」の略称。 ⇒ ヒールホールド

※この「踵」の解説は、「ヒール」の解説の一部です。
「踵」を含む「ヒール」の記事については、「ヒール」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「*踵」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典:『Wiktionary』 (2021/07/22 16:39 UTC 版)

発音(?)

熟語


※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「踵」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



*踵と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「*踵」の関連用語

*踵のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



*踵のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
北海道方言辞書北海道方言辞書
Copyright © 1997-2025 by akaringo. All rights reserved.
博多弁推進会博多弁推進会
©1999-2025 博多弁推進会
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのかかと (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのヒール (改訂履歴)、靴 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS