高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 01:39 UTC 版)
高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン | |
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岐阜メモリアルセンター長良川競技場
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開催地 | ![]() |
開催時期 | 4月下旬 |
種類 | 公道コース |
距離 | ハーフマラソン |
最高記録 | 男子:![]() 女子: ![]() |
創立 | 2011年 |
スポンサー | SUZUKI |
公式サイト | 高橋尚子杯 ぎふ清流ハーフマラソン |
高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン(たかはしなおこはいぎふせいりゅうハーフマラソン)は、毎年4月下旬に岐阜県岐阜市で開催されるハーフマラソン。
概要
岐阜市出身のオリンピックマラソン金メダリスト高橋尚子監修の、サッカーJリーグ・FC岐阜の本拠でもある岐阜メモリアルセンターを発着点とするコースを走る。2013年は総勢1万人のランナーが参加[1]。
大会主催には高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン実行委員会の他、岐阜陸上競技協会、岐阜県、岐阜市、岐阜県スポーツ協会、高橋が客員編集委員を務める中日新聞社が名を連ねている[2]。
2014年には国際陸上競技連盟(IAAF)シルバーラベルを取得、2016年には日本のハーフマラソンで初めてゴールドラベルを獲得した。2022年はエリートラベル。
2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で中止した[3]。
コース
清流・長良川や金華山にそびえる岐阜城など、眺めの良い平坦なコース。
- 岐阜メモリアルセンター長良川競技場~(金華橋通)~岐阜駅~(金華橋通)~川原町界隈~(長良川左岸堤防道路)~千鳥橋~(長良川右岸堤防道路)~長良川プロムナード~高橋尚子ロード~金華橋北詰~岐阜メモリアルセンター長良川競技場
沿革
優勝者は次節参照のこと
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- 高橋尚子杯ぎふ清流マラソンの名称で、ハーフマラソンと3キロの2種目で開催された。2010年11月13日に高橋尚子が岐阜市内のホテルで記者会見し概要を発表[4]。2011年3月11日に東日本大震災が起こると、復興支援の慈善大会としての開催が決定した[5]。また、ハーフマラソンコースは国際陸上競技連盟の公認を受け、東海3県では名古屋国際女子マラソンに続く2例目、ハーフレース単独としては全国で5例目の公認コースとなった[6]。男子ハーフマラソンには2011年世界陸上競技選手権大会の男子マラソン代表に選ばれていた市民ランナーの川内優輝が出場し注目を集めたが13位、女子ハーフマラソンには北京オリンピック女子マラソン銀メダリストのキャサリン・ヌデレバも出場し3位であった[7]。
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- 日本陸上競技連盟の後援大会となり、名称が高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンとなった[8]。特別招待選手として男子は前回優勝のマーティン・マサシや川内優輝ら8名、女子はシドニーオリンピック女子マラソン銀メダリストのリディア・シモンやキャサリン・ヌデレバら4名が招待された[9]。男子日本勢のトップはロンドンオリンピック男子マラソン代表の藤原新で6位、川内は12位、女子は大久保絵里が3位であった[10]。
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- 国際陸上競技連盟のブロンズラベルに格付けされる[11]。特別招待選手としてハーフマラソン世界記録保持者のゼルセナイ・タデッセ、2013年世界陸上競技選手権大会男子マラソン代表に選ばれていた川内優輝、キャサリン・ヌデレバら12名が招待された[12]。男子の日本人最高位は伊藤太賀の8位で、川内は14位、女子の日本人最高位は水口侑子の4位であった[13]。
- 第5回 - 2015年5月17日(日)
- 第6回 - 2016年5月15日(日)
- 第7回 - 2017年4月23日(日)
- 第8回 - 2018年4月22日(日)
- 第9回 - 2019年4月28日(日)
- 第10回 - 2021年4月21日(日)※2020年は中止、2021年第10回記念はコロナ禍のためオンライン開催
- 第11回 - 2022年4月24日(日)
- 第12回 - 2023年4月23日(日)
- 第13回 - 2024年4月28日(日)
- 第14回 - 2025年4月27日(日)
歴代優勝者
太字は大会記録、太字斜字は国内大会最高記録
日付 | 男子選手 | 国籍・所属 | 記録 | 女子選手 | 国籍・所属 | 記録 | |
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1 | 2011年5月15日 | マーティン・マサシ | ![]() |
1時間00分47秒 | 黒田真央 | ![]() |
1時間13分45秒 |
2 | 2012年5月20日 | マーティン・マサシ(2) | ![]() |
1時間01分29秒 | レネ・カルマー | ![]() |
1時間13分02秒 |
3 | 2013年5月19日 | ゼルセナイ・タデッセ | ![]() |
1時間00分31秒 | メスタウェット・トゥファ | ![]() |
1時間10分03秒 |
4 | 2014年5月12日 | ビダン・カロキ | ![]() |
1時間00分02秒 | ビシリン・ジェプケショ | ![]() |
1時間10分53秒 |
5 | 2015年5月17日 | ジェームズ・ルンガル | ![]() |
1時間02分21秒 | ユニスジェプキルイ・キルワ | ![]() |
1時間09分37秒 |
6 | 2016年5月15日 | パトリック・ムエンド・ムワカ | ![]() |
1時間01分51秒 | ユニスジェプキルイ・キルワ(2) | ![]() |
1時間08分55秒 |
7 | 2017年4月23日 | アレクサンダー・ムティソ | ![]() |
1時間00分57秒 | ジョイシリネ・ジェプコスゲイ | ![]() |
1時間07分44秒 |
8 | 2018年4月22日 | ニコラス・コジンベイ | ![]() |
1時間01分12秒 | デキトゥ・アズメロー | ![]() |
1時間09分53秒 |
9 | 2019年4月28日 | アモス・クルガト | ![]() |
1時間00分34秒 | ルース・チェプンゲティッチ | ![]() |
1時間06分06秒 |
11 | 2022年4月24日 | アレクサンダー・ムティソ(2) | ![]() |
59分56秒 | オマレ・ドルフィンニャボケ | ![]() |
1時間08分13秒 |
12 | 2023年4月23日 | アモス・クルガト(2) | ![]() |
1時間00分20秒 | オマレ・ドルフィンニャボケ(2) | ![]() |
1時間08分18秒 |
13 | 2024年4月28日 | ヒラリー・キプコエチ | ![]() |
1時間01分26秒 | ステラ・チェサン | ![]() |
1時間07分59秒 |
14 | 2025年4月27日 | ダウィット・ウォルデ | ![]() |
1時間00分06秒 | ジャネット・ニーヴァ | ![]() |
1時間07分37秒 |
テレビ放送
テレビ愛知・ぎふチャンにて同日午後録画放送されている。2016~2018年まではBS11でも同日深夜に録画放送されていた。
大会公式テーマソング
高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンの公式テーマソングは2014年からサンプラザ中野くんの「We Love RUNNER」。第1回大会からコロナ禍・オンライン開催以外の全ての大会でサンプラザ中野くん、パッパラー河合がゲストとしてミニライブに出演している。
脚注
- ^ “ぎふ清流ハーフマラソンきょう号砲 川内選手ら会見で抱負”. 岐阜新聞. (2013年5月19日) 2013年8月16日閲覧。
- ^ 高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2023大会要項 高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン公式サイト
- ^ 「第10回記念 高橋尚子杯 ぎふ清流ハーフマラソン」に参加予定のランナーの皆さまへ
- ^ “来年5月に「高橋尚子杯」 郷里の岐阜でマラソン大会”. 日本経済新聞. (2010年11月13日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ “「高橋尚子杯マラソン」開催 慈善大会として”. 47NEWS. (2011年3月25日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ “清流マラソン、世界的レースへ一歩 国際陸連公認コースに”. 47NEWS. (2011年4月6日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ “世界陸上代表の川内は13位 ぎふ清流マラソン”. 47NEWS. (2011年5月15日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ “「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」に名称変更”. 岐阜新聞. (2012年3月13日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ “シモン選手ら招待 ぎふ清流ハーフマラソン ”. 47NEWS. (2012年4月27日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ “五輪代表・藤原が日本勢最高6位 ぎふ清流ハーフマラソン”. 47NEWS. (2012年5月20日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ “高橋尚子杯マラソン「ブロンズラベル」に 国際陸連格付け”. 岐阜新聞. (2012年9月19日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ “川内、ヌデレバ出場へ 高橋尚子杯清流ハーフマラソン”. 47NEWS. (2013年4月27日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ “タデセ初優勝 清流ハーフマラソン・男子”. 岐阜新聞. (2013年5月20日) 2013年9月11日閲覧。
- ^ 岐阜)高橋尚子さん、招待選手発表 ぎふ清流マラソン 朝日新聞 (2014-04-24). 2014年10月28日閲覧
- ^ 選手紹介 第4回高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン. 2014年10月28日閲覧
- ^ Ken Nakamura (2014-05-18). KAROKI BEATS TADESE AND SETS GIFU SEIRYU HALF MARATHON COURSE RECORD IAAF. 2014年10月28日閲覧
- ^ 男子登録の部 ハーフマラソン 決勝 第4回高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン. 2014年10月28日閲覧
- ^ 女子登録の部 ハーフマラソン 決勝 第4回高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン. 2014年10月28日閲覧
- ^ “高橋尚子杯マラソン「シルバーラベル」に 国際陸連格付け”. 岐阜新聞. (2014年11月18日) 2014年11月18日閲覧。
外部リンク
高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 17:05 UTC 版)
「岐阜放送」の記事における「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」の解説
「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」は、中日新聞の主催ながら、2012年の第2回目より岐阜新聞と岐阜放送も後援している(尚、第2回まで中部日本放送が後援、2013年の第3回以降はテレビ愛知の後援となっている)。 岐阜放送での放送は2012年の2回目からでCBCの協力の元岐阜放送にて生放送、CBCテレビでは岐阜放送協力の元同日深夜に録画放送された(制作は各局独自)。 2013年の第3回大会の模様はテレビ愛知(共同制作)・BSジャパンで15:00-16:00に同時録画放送された。実況、レポートはテレビ愛知アナウンサーが担当した。 2014年の第4回大会の模様は共同制作局のテレビ愛知と同局は15:00-15:55にて録画放送を行い、BSジャパンでは26:05-27:00に録画放送された。この回はテレビ愛知アナウンサーに加え、同局から尾藤すみれがレポーターとして参加した。 2017年の第7回大会もテレビ愛知との共同制作体制となるが、前年7月にテレビ愛知アナウンサーが減員し、1名(岡田愛マリー)しか派遣されなかったことにより、実況を同局で番組を持つフリーアナウンサーの吉村功(元東海テレビアナウンサー)が担当した。
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