計画住宅
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「平城・相楽ニュータウン」の記事における「計画住宅」の解説
奈良県奈良市 平城右京団地 総戸数366戸。全ての住棟で1つの階段室を周りの3戸で共有することによって、なだらかな起伏に沿った住棟配置にしている。また、日本庭園の設計手法を取り入れており、道は斜面を活かすように曲線を描き、落葉樹は斜面に対しやや傾けて植栽され、銘板には生駒石が使用されている。その他にも、石積みには丹波鞍馬石が、道の舗装には木津川の砂利が使われ、駐車場・駐輪場は生垣で囲まれているほか、団地内には多くの公園やベンチが設けられている。 平城第一団地 5階建13棟からなり、総戸数500戸。団地内に2か所遊び場がある。駐車場の設置率が35%と低かったため、この2つの遊び場を利用して新たに駐車場を設け、設置率を50%まで引き上げる工事が行われた。 平城第二団地 5階建53棟からなり、総戸数1,510戸。平城ニュータウン最初の団地で、入居開始当初は周りは雑木林に囲まれ、商業施設が少なく日常生活に支障をきたしていたために「陸の孤島」と呼ばれていた。景観保全のため、外壁は当時一般的だった白ではなく環境に合わせたものが採用されており、ベランダも景観保全とプライバシー保護の両方の観点から内側に入り込んだ形に設置されているほか、古都奈良の地域性への配慮から、歩行者専用道路やプレイロット沿いにヤマブキ、コナラ、ヒノキなどの20種類程の万葉植物が植えられている。また、屋根は公団住宅では初めてとなる幅1.5m、傾斜角度45°の深いひさしが付いているが、これは奈良市が日本住宅公団に「古都の景観にマッチした建築様式を」と提案したアイデアの一つを採用したもので、棟によって屋根は濃緑、茶、黒の3色に塗り分けられている。このひさしが付いたフラット屋根はカッパ屋根と呼ばれ、その後の関西の公団住宅でも採用された。そのほか、歩行者専用道路沿いには景観設計研究所が「現代的に解釈した日本庭園的手法」をコンセプトに設計した上水道を循環させる方式の人工のせせらぎと池が設けられている。このせせらぎを巡っては、当初住民と計画者側との交渉が難航し、ひび割れから漏水する可能性があることや電気・水道代の負担から埋め立てる案も出されたが最終的に存続が決まり、ひび割れはその都度補修されて使用された。人工のせせらぎが造られたのは平城ニュータウンが初めてで、港北ニュータウンとともに水空間の活用に慎重だった日本住宅公団の態度を変える契機となり、向島ニュータウンなどのその後の全国のニュータウンに大きな影響を与えた。 高の原駅前団地 5階建16棟からなり、総戸数338戸。一部がステージセレクト住宅になっている。敷地内には給水塔がある。 平城左京団地 5階建9棟からなり、総戸数490戸。団地前にはモニュメント「華の詩」が設置されている。 平城朱雀第一住宅 総戸数428戸の分譲集合住宅。 平城朱雀第二住宅 2階建と4階建からなる総戸数240戸の分譲集合住宅。 アルス神功高の原 グレーシィ高の原 東急ドエル・アルス高の原 セントラルコンサルタントが設計し、東急不動産関西支社が建設。企画コンペによって選ばれた圧迫感をなくすようなデザインが採用された。奈良市の第4回建築文化賞部門町並み賞を受賞している。 つなね コーポラティブ住宅。名称は奈良女子大学(当時)坂本信幸教授が発案によるもので、日本書紀の「葛根」「縄葛」に由来。 ナチュラガーデン高の原 ローレルコート高の原 ローレルコート高の原レジデンス ローレルスクエア高の原 左京地区サブセンターが設置されている。 京都府木津川市 公社木津かぶと台団地 コンフォールかぶと台 「悠久の歴史性に包まれ、環境との共生を感じる地域生活」 をメインテーマに設計が行われた。 設計前には既存林の林分構成や外観の調査、対象地の土壌調査、周辺地域の踏査調査が行われ、既存林の保全と造成法面の緑の回復に努められている。 団地にはテラスや散策路を設けられ、自然に触れられる工夫がなされており、また現況法面に自然風石組みをしつらえて、地下貯留された屋上雨水を湧き水のように少しずつ浸透性池へ流すロックガーデンが設けられている。 高の原駅西団地 高の原駅西第二団地 高の原駅東団地 2012年1月からはカーシェアリングサービス「タイムズプラス」を導入している。 高の原駅東第二団地 敷地内に相楽東配水池がある。 高の原アーバンコンフォート 高の原万葉台 ローレルコートエスタ高の原 京都府相楽郡精華町 エスペローマ高の原 桜が丘近隣センターが設置されている。
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