船井が後押ししたブーム・人物
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「船井幸雄」の記事における「船井が後押ししたブーム・人物」の解説
『脳内革命 脳から出るホルモンが生き方を変える』(サンマーク出版、1995年)の著者春山茂雄、EM菌を開発した比嘉照夫、地球村代表の高木善之、波動理論の提唱者で『水からの伝言』の著者江本勝、右脳開発の七田眞などが「船井ファミリー」と言われており、船井は、エクサピーコ、EM菌、脳内革命、右脳開発法、波動理論、未来の記憶などのオカルト・スピリチュアル系・疑似科学のブームの火付け役となった。1991年に船井総合研究所は、船井の著作を多数刊行していた出版社のビジネス社の全株式を取得し、連結子会社とした(2011年に全株式を譲渡)。船井の後押しでベストセラー本となったオカルト・スピリチュアル系・疑似科学の本も少なくなく、西田健は、サンマーク出版の関係者によると、『脳内革命 脳から出るホルモンが生き方を変える』の企画は、船井自身が出版社に持ち込んだと述べており、朝日新聞は、ベストセラーには仕掛けが大切だが、『脳内革命』の場合はそれが船井だったと指摘している。船井は出版前から自著で春山を自分の読者に紹介し、出版直後には全国紙の全面広告で春山と対談し、「自分が唱えてきたプラス思想が医学的にも正しいことを証明した」と、春山を賞賛した。国立福島大学経済学部助教授・経営学者で「生まれ変わり」論者の飯田史彦の『生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える』(PHP研究所、1996年)を推薦文を書くなどして後押しし、「生まれ変わり」ブームに火をつけた。また2007年に、ハワイの伝統から考案された、4つのマントラを唱えて自己を癒す実践ホ・オポノポノ(SITH=Self I-dentity Through Ho'oponopono)の指導者イハレアカラ・ヒューレンと面談し、2008年に船井の雑誌『ザ・フナイ』(ビジネス社)に対談を掲載し、船井の公式サイトでも推奨する等、ホ・オポノポノ(SITH)の日本での普及を後押しした。自衛官の池田整治による陰謀論本『マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実』(ビジネス社、2009年)の出版を後押し、本書は船井総合研究所の連結子会社のビジネス社から出版されている。 月刊誌「Evah(エヴァ)」では、春山茂雄やニューエイジ関連書籍の翻訳家山川紘矢・山川亜希子、『神々の指紋』のグラハム・ハンコック、形態波動エネルギー研究家・チャネラーの足立育朗、エコロジストの高木善之、飯田史彦などが執筆・対談していた。 「船井オープンワールド」「船井幸雄オープンワールド」では、効能や付加価値がはっきりしない商品が、精神世界ブームに乗って販売された。船井が売り出して火付け役になった数々のブームでは、霊感商法まがいの販売が行われることもあった。船井は、「聖書の暗号」を解読すると、「船井幸雄という人は“本物”と“びっくり”を世の中に知らせる」と書かれているらしいと考えており、「本物」「びっくり現象」を教えてくれた人物として特に5名上げて賞賛しているが、その中に、病気や痛みを治す、水や酒の味を変える、野菜大きく育てるなどが可能な「ハンド・パワー(手かざし)」が習得できるという70万円の高額セミナーを企画・開催する「株式会社アースハート」(本社・福岡)代表で、船井の直感力研究会メンバー、「舩井メールクラブ」執筆者の野中邦子がいる。多くの人が高額のセミナー代をだまし取られて社会問題化し、アースハート被害弁護団が結成され、セミナー料の返金を求める集団訴訟が行われている。野中邦子らアースハート関係者は、宗教法人を悪用した脱税で逮捕されている、2021年時点で、アースハートの後続団体とみられる一般社団法人セントマザーが活動しており、2021年にアースハート・セントマザー両社に対して被害者らが損害賠償を求め提訴している。 船井塾では、経済予測の専門家として、副島隆彦、朝倉慶、藤原直哉、社会変化予測専門家として、日月神示の教えを説く中矢伸一、「世界の動きについての本当の情報をもたらす専門家」として、超常現象研究家の飛鳥昭雄、陰謀論者のベンジャミン・フルフォード(古歩道ベンジャミン)、太田龍などを講師に招いていた
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