自社線同士の連絡線
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札幌市交通局 東西線西11丁目駅 - 東豊線さっぽろ駅東豊線の車両を西車両基地へ引き込むのに使用。信号上は大通駅構内である。 東日本旅客鉄道(JR東日本) 東北本線松島駅 - 仙石線高城町駅 (仙石線・東北本線接続線)東北本線仙台駅方面と仙石線石巻駅方面を結ぶ直通快速列車(仙石東北ライン)が使用。東北本線の無名枝線として営業キロ(0.3km)が設定されている。東北本線(盛岡方面)との分岐点は松島駅の塩釜駅方(松島駅構内の扱い)にあり、営業(線路名称)上は松島駅を分岐駅としている。ただし、松島駅には当線の乗降設備はないため、松島駅で当線経由の列車に乗降することはできない。 立川駅(青梅短絡線)南武線上下・中央本線下り - 青梅線を直通する列車が使用。中央本線との平面交差を避けるため。 尻手駅 - 新鶴見信号場(尻手短絡線) 東京地下鉄(東京メトロ) 赤坂見附駅(丸ノ内線と銀座線)銀座線の車両を中野車両基地、小石川車両基地へ引き込むのに使用。 千代田線霞ケ関駅 - 有楽町線桜田門駅間 市ケ谷駅(有楽町線と南北線)霞ケ関駅 - 桜田門駅間も市ケ谷駅も有楽町線・南北線の車両を綾瀬工場へ引き込むのに使用。営業列車(特急「ベイリゾート」や東京湾大華火祭開催時の臨時列車)が通過することもある。 小竹向原駅 - 千川駅(有楽町線と副都心線)有楽町線と副都心線との同時平面交差を避けるための短絡線。新木場駅方面は2013年2月に供用を開始し、和光市駅方面は2016年2月14日に完成した。 東京都交通局 新橋駅 - 汐留駅付近(浅草線と大江戸線)大江戸線の車両を馬込車両検修場へ引き込むのに使用。 大江戸線の車両は、レールの間にリアクションプレートを設置して走行するリニアモーター方式であり、一般的なモーターを搭載していないために、浅草線内で自走できないのでE5000形電気機関車で牽引する。 名古屋鉄道 枇杷島分岐点(名古屋本線西枇杷島駅 - 犬山線下小田井駅間)デルタ線の一部。この区間を通過する営業列車はなく、車両の留置が主である。 名古屋市交通局 丸の内駅(鶴舞線と桜通線)桜通線の車両を日進工場へ輸送するのに使用。 西日本旅客鉄道(JR西日本) 天王寺駅構内(関西本線と阪和線)大阪環状線 - 阪和線直通列車で使用。1989年に開通、2008年には複線化された。それまでも連絡線自体は存在したが、スイッチバックが必要で列車の回送など営業運転以外の用途に限られていた。 近畿日本鉄道 橿原線新ノ口駅 - 大阪線大和八木駅間(新ノ口短絡線)京都駅 - 賢島駅間直通特急(京伊特急)および天理駅発着臨時特急で使用。 大和八木駅付近(大阪線真菅駅 - 橿原線八木西口駅間)回送列車(主に南大阪線古市検車区所属車両やけいはんな線東花園検車区所属車両の五位堂検修車庫への入出場回送)や貸切列車のみ使用。上記の短絡線が完成するまでは京伊特急や準急にも使われていた。元来は本線(大阪電気軌道八木線)だった区間である。 伊勢中川駅付近(中川短絡線、大阪線川合高岡駅 - 名古屋線桃園駅間)大阪難波駅 - 近鉄名古屋駅間直通特急(名阪特急)で使用。 橿原線田原本駅 - 田原本線西田原本駅間田原本線車両の西大寺検車区への入出庫に使用。かつては普通列車も使用していた時期もあったが、現在は臨時列車を除き営業列車の運行はない。 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro) 阿波座駅付近(中央線と千日前線)千日前線の車両を森之宮検車場へ引き込むため、および転属回送で使用。 谷町四丁目駅付近(中央線と谷町線)谷町線の車両を森之宮検車場へ引き込むため、および転属回送で使用。 本町駅付近(中央線と四つ橋線)森之宮検車場の車両を緑木検車場へ引き込むため、および転属回送で使用。 森之宮検車場全重部門の廃止(車庫のみ引き続き存続)に併せて緑木検車場へ検車機能を統合し、中央線以外に千日前線・谷町線の各車両も中央線を介して緑木検車場まで引き込んでいる。なお、それまで御堂筋線・四つ橋線と中央線など線路が直接繋がっていなかった路線同士の車両の転属回送は、トレーラーを使用して深夜に陸送を行っていた。 鶴見緑地北車庫(長堀鶴見緑地線鶴見検車場 - 今里筋線清水駅 間)今里筋線の車両を鶴見検車場へ引き込むのに使用。 阪急電鉄 西宮北口駅(社内呼称9号線、今津(北)線門戸厄神駅 - 神戸本線武庫之荘駅間)上り方向のみ。今津(北)線から神戸本線への直通運転(朝ラッシュ時の準急および阪神競馬開催時の臨時列車)と回送列車に使用。かつては神戸三宮駅方面にも存在した。 西宮北口駅(社内呼称8号線、今津(南)線阪神国道駅 - 神戸本線夙川駅間)今津(南)線車両の西宮車庫への入出庫に使用。営業列車の運行はない。駅構内に専用の踏切がある。 夙川駅(神戸本線夙川駅 - 甲陽線苦楽園口駅間)甲陽線車両の西宮車庫への入出庫に使用。営業列車の運行はない。配線の関係で、出庫車両は甲陽線に入線するまでスイッチバックを3回繰り返す。 阪神電気鉄道 武庫川駅 - 武庫川信号場間(本線と武庫川線)武庫川信号場は、鳴尾・武庫川女子大前駅との間にある。武庫川線車両の尼崎車庫への入出庫に使用。営業列車の運行はない。また、武庫川線側ではスイッチバックする構造である。 九州旅客鉄道(JR九州) 陣原駅 - 東水巻駅間(鹿児島本線門司港駅方面と筑豊本線直方駅方面)直通運転に使用。愛称名「福北ゆたか線」はこの区間を含む。
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