第33節
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「2008年J1最終節」の記事における「第33節」の解説
迎えた11月29日の第32節、残留を争う大宮・横浜FMに連敗し、勝てなければ16位以下(入れ替え戦または自動降格)が確定してしまう可能性のあった17位千葉だったが、アウェーでの清水エスパルス(清水)戦でFW巻誠一郎のゴールで一度は追いつくも、GK岡本昌弘のはじいたボールをMF下村東美がクリアミスし痛恨のオウンゴールで勝ち越しを許し、後半の反撃も及ばず、逆に千葉の守備の要であるエディ・ボスナーが終了間際の2枚目のイエローカードで退場となり、最終節のFC東京戦は出場停止となるなど、千葉にとっては痛すぎる敗戦となった。これにより、京都・大宮・新潟の自動降格の可能性が消滅した。 清水エスパルス v ジェフユナイテッド千葉 2008年11月29日13:03 清水エスパルス 3 - 2ジェフユナイテッド千葉 兵働昭弘 26分 38分 (o.g.)岡崎慎司 76分 公式記録 巻誠一郎 32分, 85分 日本平スタジアム観客数: 20,079人主審: 吉田寿光 一足先に千葉が敗れたことで、千葉の運命は14時キックオフの15位磐田と16位東京Vの試合結果に委ねられることとなった。しかし、首位鹿島とアウェーで対戦した磐田は終了間際の鹿島DF岩政大樹のゴールで勝ち点を失い、入れ替え戦の可能性のあった横浜FMとアウェーで対戦した東京Vも司令塔のMFディエゴを出場停止で欠く中で後半の2失点で敗戦。千葉が土壇場で踏みとどまると共に横浜FMの残留も確定した。 鹿島アントラーズ v ジュビロ磐田 2008年11月29日14:04 鹿島アントラーズ 1 - 0ジュビロ磐田 岩政大樹 89分 公式記録 県立カシマサッカースタジアム観客数: 29,820人主審: 西村雄一 横浜F・マリノス v 東京ヴェルディ 2008年11月29日14:04 横浜F・マリノス 2 - 0東京ヴェルディ 松田直樹 58分長谷川アーリアジャスール 89分 公式記録 日産スタジアム観客数: 31,474人主審: 村上伸次 その他の下位チームの対戦では、14位新潟はFC東京に敗れて残留争いから完全に抜け出すことが出来ず、13位大宮と12位京都の直接対決は引き分けて共に勝ち点1を上積みし、京都がJ1残留を確定させた。 FC東京 v アルビレックス新潟 2008年11月29日16:04 FC東京 1 - 0アルビレックス新潟 赤嶺真吾 83分 公式記録 味の素スタジアム観客数: 35,172人主審: 扇谷健司 大宮アルディージャ v 京都サンガF.C. 2008年11月29日16:03 大宮アルディージャ 1 - 1京都サンガF.C. ラフリッチ 12分 公式記録 林丈統 58分 NACK5スタジアム大宮観客数: 11,231人主審: 山西博文 これにより、第33節終了時点での順位は以下の通りとなった。 第33節終了時点での順位表(下位)順位クラブ試合勝点勝利引分敗戦得点失点得失点差備考11 横浜F・マリノス 33 45 12 9 12 37 31 +6 J1残留確定 12 京都サンガF.C. 33 41 11 8 14 36 43 -7 J1残留確定 13 大宮アルディージャ 33 40 11 7 15 35 45 -10 14 アルビレックス新潟 33 39 10 9 14 29 44 -15 15 ジュビロ磐田 33 37 10 7 16 40 47 -7 16 東京ヴェルディ 33 37 10 7 16 38 48 -10 入れ替え戦圏内 17 ジェフユナイテッド千葉 33 35 9 8 16 32 51 -19 自動降格圏内 18 コンサドーレ札幌 33 18 4 6 23 36 69 -33 順位確定(J2降格) この結果、入れ替え戦に回る可能性は大宮・新潟・磐田・東京V・千葉の5チームに、さらに自動降格の可能性は磐田・東京V・千葉の3チームに絞られた。 自動降格の可能性を持つ3チームは、開幕11試合勝利なし(9敗2分)、勝ち点2の最下位と低迷し、2008年シーズンに就任したばかりのヨジップ・クゼを解任してアレックス・ミラーを迎えて一時は14位まで順位を上げるも、29節以降勝ちなしで17位に再び低迷する千葉、シーズン序盤は中位争いをするも、昇格の原動力の一人であったFWフッキの移籍の穴を埋められず次第に順位を下げていった東京V、攻撃陣に怪我人が続出し、内山篤監督を解任してハンス・オフトを呼び戻すも下位を低迷する磐田と、それぞれに悩みを抱えたまま最終節へもつれ込むこととなった。
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第33節
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「2012年J1最終節」の記事における「第33節」の解説
11月24日に行われた第33節。勝てば残留が決定するC大阪は首位広島と、勝てなければ降格が決定してしまう新潟は2位仙台と、それぞれアウェーで対戦。共に優勝争いと残留争いのかかった試合となったが、C大阪は、広島の勢いに押され1-4で完敗した。逆に新潟は、前半17分に金珍洙が先制点を決めると、その後の仙台の猛攻を耐えしのぎ、1-0で勝利。この結果、広島の初優勝と仙台の2位が決定すると共に、C大阪は残留を確定させることができず、逆に新潟はこの時点での降格決定は回避した。だが新潟は監督の柳下正明が、終了間際の審判への執拗な抗議により退席処分、そのペナルティとして1試合ベンチ入り停止処分となり、最終節を指揮官不在で戦うことになった。 サンフレッチェ広島 v セレッソ大阪 2012年11月24日14:36 サンフレッチェ広島 4 - 1セレッソ大阪 髙萩洋次郎 17分青山敏弘 20分佐藤寿人 42分石川大徳 50分 公式記録 枝村匠馬 61分 広島ビッグアーチ観客数: 32,724人主審: 家本政明 ベガルタ仙台 v アルビレックス新潟 2012年11月24日14:34 ベガルタ仙台 0 - 1アルビレックス新潟 公式記録 金珍洙 17分 ユアテックスタジアム仙台観客数: 18,526人主審: 村上伸次 この節で残留争いの最も大きな鍵を握っていたのはG大阪だった。ホーム最終戦のFC東京戦で勝てば残留圏内への浮上の可能性もある一方で、勝てなければ新潟以外の5チームに残留確定の可能性を許し、状況によってはG大阪自身の降格決定の可能性もあった。この試合はFC東京に先制を許すも、シーズン途中に加入したMF家長昭博の2ゴールで一旦は逆転。しかし84分にFC東京に同点ゴールを許し、結局2-2の同点で勝ち点1の上積みに留まり降格圏から抜け出すことはできなかった。これにより磐田の残留が決定した。なおC大阪が敗れているため、この節でG大阪の降格が決まる可能性はなくなった。 ガンバ大阪 v FC東京 2012年11月24日14:33 ガンバ大阪 2 - 2FC東京 家長昭博 37分, 62分 公式記録 徳永悠平 21分渡邉千真 84分 万博記念競技場観客数: 19,393人主審: 扇谷健司 G大阪が引き分けたことで、鹿島・大宮・神戸はいずれも勝てば残留が決定することになった。鹿島はAFCチャンピオンズリーグ2013出場権を得る3位以内を狙う名古屋グランパスにアウェーで2-1で勝利し、残留を決める。第32節時点では残留を争っていた大宮と磐田の対戦は2-0でホームの大宮が勝利し、大宮も残留を決めた。一方、神戸はアウェーで柏レイソルに0-1で敗れ、残留争いから抜け出すことは出来なかった。 新潟は鹿島・大宮がいずれも引き分け以上、かつ神戸が勝利した場合は降格が決定していたが、神戸が敗れたことにより最終節に望みをつないだ。 名古屋グランパス v 鹿島アントラーズ 2012年11月24日14:33 名古屋グランパス 1 - 2鹿島アントラーズ 増川隆洋 25分 公式記録 ドゥトラ 7分, 35分 豊田スタジアム観客数: 23,892人主審: 廣瀬格 大宮アルディージャ v ジュビロ磐田 2012年11月24日17:33 大宮アルディージャ 2 - 0ジュビロ磐田 金澤慎 28分渡邉大剛 57分 公式記録 NACK5スタジアム大宮観客数: 12,126人主審: 松尾一 柏レイソル v ヴィッセル神戸 2012年11月24日17:33 柏レイソル 1 - 0ヴィッセル神戸 ジョルジ・ワグネル 71分 公式記録 日立柏サッカー場観客数: 12,406人主審: 東城穣 この結果、11位以下の順位は以下の通りとなった(差=得失点差)。 第33節終了時点順位表(下位)順位クラブ名 勝点勝分負得点失点差備考11位 鹿島アントラーズ 43 11 10 12 48 43 +5 残留決定 12位 ジュビロ磐田 43 12 7 14 55 52 +3 残留決定 13位 大宮アルディージャ 43 11 10 12 38 45 -7 残留決定 14位 セレッソ大阪 41 11 8 14 45 51 -6 最終節へ持ち越し 15位 ヴィッセル神戸 39 11 6 16 41 49 -8 最終節へ持ち越し 16位 ガンバ大阪 38 9 11 13 66 63 +3 最終節へ持ち越し 17位 アルビレックス新潟 37 9 10 14 25 33 -8 最終節へ持ち越し 18位 コンサドーレ札幌 14 4 2 27 24 84 -60 降格決定
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