第33海兵部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 16:00 UTC 版)
「マクロスFの登場人物」の記事における「第33海兵部隊」の解説
先遣調査隊としてガリア4に駐留するゼントラーディ部隊。男性兵士のみの部隊だがクァドラン系バトルスーツが配備されている。第一次星間大戦時にいち早くマクロスと和平を結んだ者と、戦後にやむなく投降して地球側に帰順した者の子孫が混在しており、後者がしばしば規律を乱し指揮系統が機能していない。『マクロスF』第12話「ファステスト・デリバリー」において後者の勢力がシェリル慰問団を人質に叛乱を起こすが、ランカの介入により失敗に終わる。 テレビ版ではその後、フォールド爆弾によって壊滅するが、テレビ版漫画ではフォールド爆弾が使用されないためその後については触れられず、テレビ版小説ではフォールド爆弾による強制フォールドのあと、S.M.Sに救出される。劇場版と劇場版小説には叛乱の首謀者テムジンのみが異なる立場で登場し、少女漫画版には部隊そのものが登場しない。 オゴタイ 声 - 稲田徹 第33海兵部隊の指揮官で、同部隊の母艦であるケアドウル級分離突撃降下艦オケアノスの艦長。階級は少佐。テムジンたちの叛乱を穏便に解決することを望み、シェリル慰問団の派遣を要請する。 モデルは『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のブリタイ7018。 テレビ版小説 - 名前は「オゴタイ1672」。なお、オケアノスはケアドウル級ではなくスヴァール・サラン級となっている。 副長 声 - 麻生智久 オケアノスの副艦長。名前の設定はない。テムジンの叛乱に対し、母艦の艦砲射撃による殲滅を強く進言する。ランカ介入時には、オゴタイがランカを知らなかったことに驚愕し、彼女のことを説明する。 モデルは『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のエキセドル4970。第12話でランカが現れた際に副長が発する台詞「ご存知、ないのですか!?」「超時空シンデレラ、ランカちゃんです!」は、放送当時インターネット上で流行語となった。 テムジン 声 - 金野潤 第33海兵部隊の上級兵士。好戦派で地球文化を拒み、武力により「マイクローン(地球人)」から銀河系の覇者の座を奪回しようとする。グレイスの手引きでシェリル慰問団を人質に部下たちと叛乱を起こすが、ランカの介入で部下たちが戦意を喪失し失敗。自身もアルトに倒される。 『超時空要塞マクロス』のカムジン・クラヴシェラと、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のカムジン03350を折衷したような外見で、設定画では「カムジン」と名づけられていた。 テレビ版小説 - 乗機はネオ・グラージ。戦後に投降した者の子孫ではなく、大戦時に最も早くからマクロスに味方し、戦後も地球軌道を守ってきた海兵の子孫で、そうした貢献にもかかわらずゼントラーディ人を差別し冷遇する地球人に怒りを向ける。 のちにガリア4で発生した大規模フォールドに巻き込まれて仲間たちと宇宙を漂流していたところを、フロンティア船団を離脱したマクロス・クォーターに拾われる。その後、船団に復帰したマクロス・クォーターとともに船団のバジュラ本星突入作戦を援護する。 劇場版 - アルカトラズ刑務所に収監されている囚人で、ランカのライブ中、隣の囚人にランカのことを説明する。 劇場版小説 - 下巻『サヨナラノツバサ』に名前が出る。短編「アルカトラズ・デイ」では名前はテムジン02356とされている。ゼントラーディの誇りのために戦ったテロリストのリーダーであり、情報通の副官ウィグルを相棒としている。アルカトラズ刑務所にて、シェリル救出作戦を鎮圧するために投入されたフロンティアの特殊部隊と戦う。
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