第2次シリーズとは? わかりやすく解説

第2次シリーズ(1997年 - 2000年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 10:17 UTC 版)

岩波講座世界歴史」の記事における「第2次シリーズ(1997年 - 2000年)」の解説

1997年10月から2000年8月にかけて刊行された。全28巻および別巻からなる。これは岩波講座のなかで、一つシリーズとしては2番目に多い刊行点数である。通史編(20巻)とテーマ編(7巻)から構成される通史編では世界各地域の各時期割り当てられており、それぞれの論文は、特定の地域時代についての全体構造論じる「構造と展開」、国家枠組み収まりきらない地域辺境などの特異点着目する境域局所」、学会における論争的な問題取り扱った論点焦点」に分かれて収められている。これに対しテーマ編(第5巻12巻15巻19巻22巻25巻・28巻)では、特定の時代世界共通してみられる事象着目して地域をこえた共時的連関検討し、その世界史的意味を考え内容となっており、それぞれの論文は、「構造と展開」、地域をこえた交流比較を行う「交流比較」、「論点焦点」に分かれて収められている。さらに、第1巻には全体総括する役割与えている。 第1次シリーズ異なって特定の時代区分設けていないが、事実上原始から中世にあたる16世紀以前11巻事実上近世から現代にあたる16世紀以降16巻割り当てている。また第1次シリーズ比べて、アジア・イスラム世界の記述増やし西欧記述割合下げるなどの特色を持つ。 編集委員樺山紘一川北稔岸本美緒斎藤修杉山正明鶴間和幸福井憲彦古田元夫本村凌二山内昌之 A5判上製濃茶カバー)・函入(型抜函)・本体価格3000円+税 世界史へのアプローチ オリエント世界 - 7世紀 中華形成東方世界 - 2世紀 地中海世界古典文明1500年 - 後4世紀 帝国支配 古代遺産 南アジア世界東南アジア世界形成と展開 - 15世紀 ヨーロッパ誕生 4 - 10世紀 ヨーロッパ成長 11 - 15世紀 中華分裂再生 3 - 13世紀 イスラーム世界発展 7 - 16世紀 中央ユーラシア統合 9 - 16世紀 遭遇発見 異文化への視野 東アジア・東南アジア伝統社会形成 16 - 18世紀 イスラーム・環インド洋世界 16 - 18世紀 商人市場 ネットワークの中の国家 主権国家啓蒙 16 - 18世紀 環大西洋革命 18世紀後半 - 1830年代 工業化国民形成 18世紀末 - 20世紀初 移動移民 地域を結ぶダイナミズム アジアの〈近代19世紀 イスラーム世界アフリカ 18世紀末 - 20世紀初 産業革新 資本主義発展変容 アジアヨーロッパ 1900年代 - 20年代 解放光と影 1930年代 - 40年代 戦争と平和 未来へメッセージ 経済成長国際緊張 1950年代 - 70年代 ポスト冷戦から21世紀へ 1980年代 - 普遍多元 現代文化へむけて 別巻 総目次文献索引

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