1930年代 - 40年代とは? わかりやすく解説

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1930年代-40年代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 03:38 UTC 版)

ジョン・ケージ」の記事における「1930年代-40年代」の解説

1930年パリ建築家エルノ・ゴールドフィンガーに建築学んだのち、マジョルカではじめ作曲行なうが、当時作品現存していない。31年アメリカ戻りピアニストのリチャード・ビューリックに頼み込んで音楽を学ぶ。 のちにヘンリー・カウエル紹介アルノルト・シェーンベルク師事し1934年から1937年にかけて南カリフォルニア大学シェーンベルククラス学んだ音楽の師であるシェーンベルク弟子入りするとき「一生音楽捧げる気があるか」と問われた。ケージは「はい」と答えシェーンベルクのもとで2年音楽学んだその後シェーンベルクケージに「音楽を書くためには、和声感覚をもたなければならないと言った。それを聞いたケージ自分和声感覚全くもっていないことをシェーンベルク告白した。すると、シェーンベルクは「それは君にとって音楽続けることの障害になるだろう。ちょうど通り抜けることのできない壁につきあたるようなものだ」と伝えると、ケージは「それなら、私は壁に頭を打ち続けることに一生捧げます」と答えた1933年から、現存する最初作品創る1937年文章音楽未来 クレイド」(『サイレンス所収)では、電気楽器可能性ノイズ重視実験的音楽センターなどのアイディア述べている。 初期の作品シェーンベルク音楽継承するのような音列処理やリズム処理のある作品多数占める。1930年代の『クラリネットのためのソナタ』やピアノのための『メタモルフォーシス』、いまや打楽器レパートリーである打楽器合奏為の第1から第3までの『コンストラクション』がこれにあたる後者ではウォーター・ゴングなどの新し奏法発想出し始めている。 1940年に、グランドピアノの弦に異物ゴム木片ボルトなど)を挟んで音色打楽器的なものに変化させたプリペアド・ピアノ考案し、『バッカナル』で初めてこの楽器用いる。このころからアイディア最優先する発明作品増え居間にある全ての物体叩いて音楽作る居間音楽』、ピアノ閉めて声楽伴奏する18回目の春を迎えた陽気な未亡人』などを作曲した1942年マックス・エルンスト招きニューヨーク出て画家たち親交持ち1944年、のちに生涯パートナーとなるマース・カニンガムとの最初のジョイント・リサイタルを行なう45年からの2年間、コロンビア大学鈴木大拙に禅を2年学び東洋思想への関心深める1948年にはノースカロライナ州ブラック・マウンテン・カレッジ教鞭をとり、同じく教師であったバックミンスター・フラーや、生徒ロバート・ラウシェンバーグ交友を持つ。この時期代表作である『プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード』(1946年 - 1948年)はピエール・ブーレーズから称賛され、彼との手紙のやり取りが始まるものの、後に偶然性の音楽あり方巡って両者決裂した

※この「1930年代-40年代」の解説は、「ジョン・ケージ」の解説の一部です。
「1930年代-40年代」を含む「ジョン・ケージ」の記事については、「ジョン・ケージ」の概要を参照ください。

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