第一ラウンド
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「イギリスの欧州連合離脱」の記事における「第一ラウンド」の解説
2016年6月28日、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、そして翌日、ドナルド・トゥスク欧州理事会議長は、英国が商品、資本、サービス、労働の4つの自由な移動を受け入れた場合にのみ、欧州単一市場(ESM)に留まることができると述べた。10月、英国のテリーザ・メイ首相は、英国におけるEU法管轄権の終了とヨーロッパからの自由な移動はイギリスの優先事項であり、イギリスとEUの企業はイギリスと欧州単一市場で最大の自由取引度を有していると強調した。 2016年11月、メイ首相は英国と他のEU諸国が、ブレグジット交渉中に取引されることとなった国外居住者の運命を守るため、英国に住む330万人のEU市民と大陸に住んでいる120万人の英国市民の居住権を相互に保証することを提案した。EU諸国からの承認にもかかわらず、メイの提案はトゥスク議長とメルケル首相によって阻まれた。 2017年1月、首相は12の交渉目標を提示し、英国政府が単一市場への加盟を求めないことを確認した。欧州議会首席交渉担当者ヒー・フェルホフスタットは交渉では英国による「チェリー・ピッキング(有利な条件の選りすぐり)」はあり得ないとした。 交渉の法定期間は、英国が正式に離脱を通知する書簡を提出した2017年3月29日に始まった。書簡では、英国―EU間の「深く特別な関係」を求め、合意に至らなかった場合には、世界貿易機関の条項に基づくEUと英国間の貿易および犯罪・テロとの闘いでの英国の協力の弱化につながると警告した。また同時に英国におけるEU市民の権利の早期の取り決めを優先することを提案し、英国は欧州単一市場内にかわってEUとの自由貿易協定を求めると書かれた。それに対して、メルケル首相はまず英国がEU離脱の条件を決定しない限り、EUは将来の協力について議論しないと主張した。フェルホフスタット首席交渉担当者は、安全保障とテロリズムの観点からこの手紙を「恐喝」と呼び、欧州委員会委員長ジャン=クロード・ユンケルは英国の決定は「いつか後悔する選択」であると述べた。 2017年4月29日、フランスの大統領選挙の第1回投票直後、EU27ヶ国の首脳はドナルド・トゥスク理事長によって準備された交渉ガイドラインを受け入れた。このガイドラインでは、英国は最初に財政的約束と英国のEU市民のための利益に合意し、その後将来の関係についてのEUとの交渉を開始するという二段階交渉で臨むという見解を取っている。第1段階では、EU27ヶ国は英国に「離脱清算金」を支払うよう要求し、当初推定で520億ポンド、その後ドイツ、フランス、ポーランドからの追加の金融要求を経て920億ポンドとなった。2017年3月4日に発表された貴族院の報告によれば、交渉期間の終了時に「ノ―ディール」だった場合、英国は支払いなしで離脱することができると述べた。 2017年5月22日、欧州理事会は交渉者にブレグジット会談を開始することを承認し、交渉指令を採択した。会談初日は6月19日に行われ、デイヴィッド・デイヴィス離脱大臣とEUのミシェル・バルニエ首席交渉官は居住権の問題に優先順位をつけることで同意した。 2017年6月22日、メイ首相は合法的に英国に居住するEU市民が退去を強いられないことを保証した上で、不特定の期限で5年以上イギリスに住んでいたEU市民に対して、イギリス市民と同じ権利を享受することを申し出た。これはEU諸国に居住するイギリス人に対しても同じ権利を与えることを条件とした。6月26日、首相は提案を詳述したが、合意を促進することを拒否したEU交渉担当者から譲歩を得なかった。2017年5月に発表された交渉目的書によれば、欧州司法裁判所はEU市民に関して英国での管轄権を持ち続けることを望んでいた。
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第一ラウンド
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「第17回IBAFインターコンチネンタルカップ日本代表」の記事における「第一ラウンド」の解説
プールB内の5チームによる総当たり戦、プール3位以内に入ると第二ラウンドで上位進出が可能 第1戦(10月23日19:30;台中インターコンチネンタルスタジアム) ニカラグア 0 - 8 日本加賀が7回無失点の好投をするなど8対0で快勝し幸先よいスタートを切った。 第2戦(10月25日13:30;斗六野球場) 日本 15 - 0 タイ笠原が5回参考ながらノーヒットノーランの好投、打線も岩本が初戦に続きホームランを放つなど好調で15対0で圧勝した。 第3戦(10月26日19:30;台中インターコンチネンタルスタジアム) オランダ1 - 2 日本8回まで相手投手リレーや微妙な判定の前に打線が無得点に抑えられていたが、1点リードされて迎えた9回表に二死から會澤が起死回生の逆転タイムリー二塁打を放ち、劇的な勝利を飾った。 第4戦(10月27日19:30;斗六野球場) 日本 0 - 3 イタリア相手先発の前に打線が8回をわずか2安打に封じられ3対0で完封負けし、今大会初黒星を喫した。 この結果、プールBは最終的に3チームが3勝1敗で並んだが、当該チーム間の得失点率により1位オランダ、2位日本、3位イタリアという結果で28日からの第二ラウンドに臨むこととなった。
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