空襲計画とは? わかりやすく解説

空襲計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 10:23 UTC 版)

アメリカ本土攻撃」の記事における「空襲計画」の解説

開戦以来連勝続けている最中に突然の本土空襲許し面目潰され日本海軍令部は、これに対抗して急遽巡潜乙型潜水艦伊号第二十五潜水艦」(以下伊25とする)に搭載されている零式小型水上偵察機によるアメリカ本土へ空襲計画した日本海軍令部は、一連のアメリカ本土攻撃作戦以降日本陸軍部隊の上陸対する対応を整えつつある生産施設都市部避けるという理由と、少量爆弾でも延焼効果期待できるという理由から、空襲目標アメリカ西海岸オレゴン州森林部と位置づけた。これは同州縦断するエミリー山脈森林焼夷弾により山火事発生させ、延焼効果により近隣の都市部に被害をあたえることを目的としていた。零式小型水上偵察機通常装備機銃だけで爆弾等を搭載できないが、この計画合わせて急遽焼夷弾2発を搭載するように改造された。

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空襲計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 09:28 UTC 版)

ミッドウェー島砲撃」の記事における「空襲計画」の解説

真珠湾攻撃実施した第一航空艦隊損失29であった連合艦隊司令部では、参謀長宇垣纏中将が「夜間の駆逐艦二隻に依る砲撃何程のことやあらん」としてミッドウェー島への砲撃提案し、他の参謀達も同意した。そこで連合艦隊司令部は、連合艦隊電令作第十四号機動部隊帰路情況ノ許ス限リ「ミッドウェー」島ヲ空襲シ之ガ再度使用不可能ナラシムル如ク徹底的破壊ニ努ムベシ」という電文送ってミッドウェー島攻撃第一航空艦隊促した第一航空艦隊長官南雲忠一中将はこれに基づいて12月10日に各艦に対して信号によりミッドウェー島攻撃意思伝えた。これに先立ち第一航空艦隊でもミッドウェー島攻撃の際には第五航空戦隊、「霧島」に駆逐艦浦風」と「秋雲」を付することを内定していた。しかし、悪天候続いて補給ができなかった関係もあり、具体的な攻撃計画立てられず、12月14日にはミッドウェー島北西至ったので攻撃遂に行われなかった。第二航空戦隊司令官山口多聞少将は、南雲長官予定航路進みミッドウェー島近接する行動とらないので、「命令であるから万難を排して完遂するように努力すべきであり、また現在地荒天であるが、ミッドウェーに近づけば天候回復し攻撃可能性がある」と、「赤城」と信号交渉する聞き入れられず、直談判しようと飛行機準備したが、悪天候続いていたため果たせなかった。 この命令関し第一航空艦隊司令部批判的であり、参謀長草鹿龍之介少将は「これは命令であるから否応なく実施すべく麾下命令発したのであるが、私として甚だしく不愉快であった機動部隊全力挙げてミッドウェーをたたくことは何でもないことだが、攻撃するなら組織的に一応の計画(た)てて、慎重にやるべきだ。当時の情勢としては、必ずしもミッドウェーをたたく必要もなく、また、たたいてみたところ土地をたたくまでのことである。これを帰りがけ駄賃一稼ぎさせようという連合艦隊出来心気に食わない大冒険決行し大戦果を挙げて意気揚々として引き揚げて来る機動部隊に対しては、脚下気をつけて怪我をするなと面倒をみることこそ最高司令部の心構えなければならない。」「疾風のように敵に近づき一撃加え、うまくその所在を隠すことは、われの次の行動判断できないので、敵は多大の不安を生じ混乱続けるものである事実米国では機動部隊米本土西岸現れるかも知れない騒いだ聞いている。それなのに大した効果期待できないミッドウェー島攻撃して、われの所在現わすことは、敵の立ち直り早くするに過ぎないから、このまま所在示さない方が有利と考えた。」と戦後語っている。また、航空参謀源田実は「支那事変経験から飛行機陸上攻撃不徹底で、到底連合艦隊要求するような再度使用不能にするような方法考えられなかった。それより敵は混乱その達しているから、この際はむしろわが所在秘匿しておく方が有利だ考えた。」と戦後語っている。一方で第八戦隊首席参謀藤田一中佐は、ミッドウェー攻撃破壊連合艦隊適切な処置として支持している。 連合艦隊司令部では、ミッドウェー空襲報告がこないことに困惑していたが、14日南雲から攻撃断念電文を受けとり、宇垣は「少々失望」したという。そこで連合艦隊司令部は、代わってウェーク島の戦いへの協力命じ第一航空艦隊では「一応の計画」を盾に反発があったものの、最終的に第二航空戦隊蒼龍飛龍)・第八戦隊利根筑摩)・第17駆逐隊谷風浦風)をウェーク島近海派遣することとなった12月23日第一航空艦隊日本本土帰着午後6時宇垣連合艦隊参謀長空母「赤城」草鹿参謀長尋ね凱旋祝った草鹿参謀長作戦中の所見述べとともにミッドウェー島攻撃命令について「帰途に於けるミッドウェー空襲命令情況許す限りなりしも、参謀長自身としては腹が立ちたり。」と批判した

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