特殊ルール一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 02:57 UTC 版)
「ハイスクールD×D」の記事における「特殊ルール一覧」の解説
ダイス・フィギュア 両「王」がダイスを振り、出た目の合計で出せる選手の基準が決まるというゲーム。 使用されるダイスは通常のダイス同様6面、1から6までの目が振られていて、それを振ることによって試合に出せる手持ちが決まり、数字以内ならば違う駒同士でも組ませて出場が可能。例えば、出た目の合計が「8」の場合、この数字に見合うだけの価値を持つ選手を試合に出すことができ、複数出場も可能で、「騎士」なら価値は3なので2人まで出すことができ、駒消費1の「兵士」ならば場に8人も出せ、駒価値5の「戦車」1名と駒価値3の「騎士」1名も合計数字が8なので出すことが可能。ただし、同じ選手を連続で出すことはできない。また、出た目に該当する駒を用意できない場合は振り直しが行われる。その特性上、駒価値の低い「兵士」「僧侶」「騎士」が活躍しやすいルールである。 「王」の参加は事前に審査委員会から出された評価によって出られる数字が決まる。基本ルール通り、「王」が負ければその場で試合終了になる。 スクランブルフラッグ 広大なフィールドに何本も立っている旗を奪い合うゲーム。 制限時間内にそれを全部奪取するか、相手よりも多くキープすると勝利になる。どこから攻めるか、どこを守備するか、広大なフィールドと睨めっこしながら決めていかないといけない。旗を半数以上奪われなければいいわけで、旗の死守にいかような手段を用いてもいいらしく、フィールドに隠すもよし、敵を誘い込んで囮にするのもよし、逆に旗を1本ぐらい捨てて態勢を立て直すもよし、と戦い方は千差万別になる。本来のゲームを模したボードゲームでは、駒を交互に動かすルールになっており、取られた旗を奪い返す際にはダイスの出目によって防衛か強奪されるかが決まる。比較的地味な種目で、戦略性がものを言う玄人好みの試合になることが多い。 オブジェクト・ブレイク ゲームフィールドに用意された「オブジェクト」を制限時間内にフィールド上から探し出し、相手チームより多く破壊すれば勝利というルール。従来のルールと同様に、フィールド全域はチェスボードのマス目のようにエリアが区切られている。どちらかのチームが「オブジェクト」の半数以上壊したほうが勝利確定となり、その時点でゲームが終了になる。なお、制限時間を超えて、両チームが破壊した「オブジェクト」の数が同数だった場合、その時点で引き分けとなる。他の競技ルール同様、相手チームの「王」を倒しても勝利となるため、オブジェクトには目もくれず敵チームの撃破にのみ専念するという戦法も存在する。 「オブジェクト」の配置はランダムで、移動が可能かは実物を発見するまで分からず、それによっても戦法を変化させる必要がある。各チームの「王」にのみ課せられるルールとして「オブジェクトを破壊したエリアへの進入禁止」というものがある。これらの特殊性から、状況次第では番狂わせを起こしやすい種目とされる。投獄(インプリズンメント) オブジェクトが移動可能だった場合のみ使用できる戦術。敵の「王」をフィールドの隅に誘導し、運搬してきたオブジェクトをその周囲3エリアで破壊することで封じ込める。「王」が脱出するためには「戦車」とのキャスリングなどといった特殊な移動手段を用いなければならない。 ランペイジ・ボール 広大なフィールドのどこかに現れるゴール目掛けて、両チームが投げ入れるという競技。制限時間は2時間。 点数はゴールへ投げ入れた選手の駒基準に準じる。例えば「騎士」1枠の者がゴールをした場合、チームに加算される点数は「3」になる。なお、ダイス・フィギュアとは異なり「王」の価値は「10」点で固定される。「騎士」や「僧侶」のゴール3回分と「女王」のゴール1回分の得点が同じであるため、誰がゴールを決めていくかもポイントになる。 ゴールは点が決まった後その場で消えてしまい、次のゴールはフィールドのどこかにランダムで出現し、再び両チームの選手たちは、ボールを奪い合いつつそこを目指していく。場合によってはかなり距離の離れた場所に新たなゴールが出現することもあり、選手の運動量は非常に大きくなる。各チームに2つづつゲームフィールドを投影する腕時計型の装置が渡され、それでゴールの位置を確認しながら試合を進めていく。 この競技では、選手同士がぶつかり、一方がやられてしまっても、一定時間でフィールドに復帰できる。つまり、実質負傷によるリタイヤはないことになるため、選手は戦闘力以上に持久力やペース配分を求められることになる。試合時間は比較的短いが体力を大きく消耗する過酷なルールでもある。 ライトニング・ファスト レーティングゲームのルールの中で、最も短い制限時間と狭いフィールドで使われるルール。 制限時間が1時間で、先に相手の「王」を倒したほうが勝ち。倒せなかった場合、試合終了時点までに撃破した相手チーム選手の合計駒価値で勝敗が決まる。 ワンデイ・ロング・ウォー 「ライトニング・ファスト」のまさに逆のルールで、丸1日という超長時間の制限時間を設定され、その間、広大すぎるフィールドを動き回って、相手を倒していくルール。アザゼル杯では最長の制限時間を誇るルールだが、本式のゲームではより長い制限時間のものも存在している。 あまりに広大なフィールドが用意されるため、索敵能力が重要になり根気とスタミナが必要になる。 ボード・コラップス 一定の時間と共にゲームフィールドが端から徐々に崩れていくというルール。最終的に中央部分しか残らなくなるため、逃げ隠れできる場所どんどん減り流れ弾に当たる危険も大きくなるという傾向があることから、フィールドが広い序盤のうちにどれだけ優勢を取れるかが重要になる。なお、フィールドが次第に狭くなるという関係で、「兵士」は敵の陣地で無くとも「王」の承認を得るだけでプロモーションが可能となる。 ユグドラシル・クライム 「アザゼル杯」オリジナルの新ルール。頂上が見えないほど巨大な疑似世界樹(ユグドラシル)がフィールドで、上に上るためのらせん階段や休憩と戦闘に使うための浮島が設置されている。疑似世界樹を上り先に頂上に着くか、相手の「王」を倒すかという2通りの勝利条件がある。「兵士」のプロモーションは中間地点以降で可能となる。階段を使わず空を飛んで頂上を目指すのもルール上は許可されている。
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